QHTMLコーダーになるにはどうすればよいのでしょうか。

HTMLコーダーになるためには、HTMLとCSSの知識は必須です。加えて、デザインの基本的な知識など、付随する様々なスキルを身に付けることでより活躍することができます。

デザインをWeb上に表現するHTMLコーダー

◆HTMLコーダーとは?

HTMLコーダーは、WebデザイナーのデザインをWeb上に実現させる職種です。デザインとコーディングの両方ができるWebデザイナーがいない場合や、より専門的なコーディングが必要な場合にHTMLコーダーは活躍します。
HTMLコーダーは、Webサイト制作において、HTMLとCSSを使用してWebサイトのコーディングを行います。ただ単にコーディングを行うのではなく、ユーザビリティなどにも配慮しながら作業を進めていくことが、HTMLコーダーには求められます。様々なブラウザにおける表示にも配慮してコーディングを行う必要もあります。

◆具体的な作業の流れの例

では、HTMLコーダーはどのような作業を行っているのでしょうか。ここではHTMLコーダーの作業の流れの一例をご紹介します。

①クライアント、ライターから受けたWebサイトに掲載する原稿をマークアップ(文書構造を考えて、見出し・段落・ハイパーリンクなど付ける)する。

②もらった画像のデータをデザインに合わせながら切り抜く。

③CSSを用いてデザイン・レイアウトを行い、マークアップした原稿・画像をリンクさせる。

④複数ブラウザでプレビューを行いチェックし、必要があれば修正を入れる。

制作後、Webサイトの保守・更新を行うことも多くあります。情報の追加や削除を行ったり、編集や更新をやりやすくするためのHTMLコーディング・ガイドライン作成などもHTMLコーダーの役割です。

HTMLコーダーはどんな人に向いている?

◆HTMLコーダーの向いている人とは?

・コーディングが好きな人

美しいデザインのWebサイトを見ると、どのようなソースコードなのか強く興味を持ってしまう、そんな方はHTMLコーダーに向いた素質を持っていると言えるでしょう。また、単純作業を行うことも多々あります。そのため、何よりコーディングが好きだということが大切です。

・最先端のWeb技術が好きな人

新しいテクニックやツールをすぐにでも使ってみたいという方は、HTMLコーダーに向いていると言えるでしょう。変化の多いWebの分野においては、技術も大きく移り変わります。新しいことに興味や関心を持ち、それに対する学習意欲がある方は、HTMLコーダーとしてより活躍できます。

・組み合わせの応用力がある人

デザインがあまり得意ではないからと言って、HTMLコーダーに向いていないということはありません。HTMLコーダーは、Webデザイナーの手掛けたデザインを実現させるため、デザイン力より組み合わせの応用力をお持ちの方が向いていると言えます。大規模サイトの場合、いかに汎用性を持たせながらきれいにコーディングできるかが重要です。

・コミュニケーション能力の高い方

クライアントの打ち合わせなどもあるため、HTMLコーダーにはコミュニケーション能力は必要です。また、企業によっては分業化されており、異なる担当との社内ミーティングなどもあります。作業を円滑に進めるためには、コミュニケーション能力も必要です。

◆ステップアップすることも可能!

HTMLコーダーには、どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。HTMLコーダーから将来的にはWebデザイナーやディレクターへとステップアップすることも可能です。また、マークアップエンジニア、フロントエンドエンジニア、さらにサーバーサイドのプログラマーというキャリアパスもあります。
また、HTMLコーダーとしてコーディングスキルを極め実績を積むという道もあります。コーディングの経験値を上げることで、コーディングのプロフェッショナルとして強く求められる人材となることも可能でしょう。

HTMLコーダーになるには何が必要?

◆HTMLコーダーに必要なスキルとは?

・HTML/CSSの理解とバグの発見・対処方法の知識

HTMLとCSSの基本的知識や技術は必須です。加えて、代表的なブラウザに対応できるだけのコーディング技術もHTMLコーダーには求められます。また、正確にコーディングを行ってもバグが生じることがあり、バグへの対処方法の知識も必要です。発見・対処方法を知っていることで作業の工数短縮にも繋がります。

・プログラミングの基本的知識

企業によっては、HTMLコーダーもプログラミングを行うことが多々あります。プログラマレベルでなくとも、JavaScriptやjQueryなどの知識をお持ちの方は即戦力として活躍できるかもしれません。

・デザインやユーザビリティの基本的知識

Webデザイナーのデザインを実現させるHTMLコーダーですが、やはりデザインの基礎的な知識は身に付けておくべきでしょう。コーディングはサイト制作の最後の工程になるため、正確にデザインされているかを確認できるだけの知識は必要です。加えて、使いやすさにまで配慮したコーディングができるようユーザビリティの知識まで持っておくとHTMLコーダーとしてより活躍できるでしょう。

・新しい技術の習得

HTML5とCSS3は、現在HTMLコーダーにとって定番のスキルになってきています。また、JavaScriptを使う際には、Node.jsやAngularJS、React.jsなどのフレームワークのスキルも併せて持っておくとHTMLコーダーとしての活躍の幅も広がります。

◆HTMLコーダーになるには?

HTMLコーダーになるためには、HTMLやCSSの知識や技術は習得しなければなりません。HTMLやCSSの知識はあるが実業務でのコーディングは未経験という方は、簡単なHTMLコーディングが作業の案件からスタートし、徐々に経験を積んでいくこともできます。その上で、上記で述べたプログラミングやデザインの基本的知識や、Node.jsやAngularJS、React.jsなどのスキルを身に付けることでHTMLコーダーとしてさらに活躍でき、ステップアップすることも可能になるのです。

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