Qアニメーターになるにはどうすればよいのでしょうか。

アニメーターになるためには、デザインやCG、デザインツールなどの知識や技術が必要です。アニメーター専門の学校などがあり、卒業後にCG制作関連企業などにアニメーターとして就職するのが一般的です。

デジタル技術でキャラクターに「動き」を付けるのがアニメーター

◆アニメーターとは?

アニメーターは、モデラーが作成したモデルにデジタル技術で動きを付ける職種です。2次元のアニメを手掛けるアニメーターと同じ名称ですが、ここで言うアニメーターは3DCGツールを使用してCGキャラクターなど動きを手掛けます。「CGアニメーター」や「CGモーションデザイナー」とも呼ばれており、キャラクターに命を吹き込む重要な役割を担っています。また、ムービーのレイアウト決めもアニメーターの仕事の一つです。

◆具体的なアニメーターの作業内容

・CGキャラクターなどに動きを与えるための設定を行う。(リギング)
・CGキャラクターに骨組みを入れる。(ボーン)
・骨組みを動かすための制御ハンドルを設置する。(コントローラ設置)

アニメーターがキャラクターに動きを付ける際に行っている作業は、主に上記の3つです。アニメーションセットアップという意味を持つ「リギング」を行い、次に人間で言うところの骨や筋肉になる骨組みを入れる「ボーン」と言われる作業を行います。その後、キャラクターの骨組みの各部に制御ハンドルを設置します。制御ハンドル、つまり「コントローラ設置」する際には、動き付けをしやすいように分かりやすくセットすることが大切です。

◆アニメーターが活躍できる分野は?

現在、日常生活の中でCG作成された作品を目にしない日はほとんどありません。アニメーターは多くの分野で必要とされている職種であり、それはゲーム制作やアニメ制作、テレビ制作など多岐に渡ります。多くの分野で必要とされ需要は伸びている職種ですが、慢性的な人手不足で人材が足りていないといった現状もあります。

アニメーターにはどんな人が向いている?

◆アニメーターに向いている人とは?

アニメーターに向いている人とは、どのような人なのでしょうか。アニメーターの作業内容からどのような人が向いているのか確認していきましょう。

<キャラクターに動きを付けるために>
・アニメが好きな方
・絵を描くことが好きな方
・表情や動きのある絵を得意とする方
何よりもアニメや絵を描くことが好きな方には向いていると言えるでしょう。CG作成には膨大な時間を有し、その間アニメーターは常にアニメや絵に向き合って作業を行うため、やはり関心や興味のある方のほうが根気良く作業に打ち込めます。また、表情や動きのある絵が得意な方は、動きを付ける作業がメインとなるアニメーターとして素質があると言えます。

<リアルな動きを作り出す、違和感のないようにアニメートするために>
・細かい作業が好きな方
・3DCGに興味がある方
・根気や情熱をお持ちの方
アニメーターには、違和感のないリアルな動きを付けることが求められます。コツコツと一つずつの作業を丁寧に積み重ねていくため、非常に繊細で根気や情熱のいる仕事です。そのため、上記のような細かい作業が好きな方はアニメーターとしての素質があります。また、日頃からアニメやゲームなどで3DCGに触れることが多く興味があるという方もアニメーターには向いているでしょう。

<ムービーのレイアウトを行うために>
・全体のバランスを取りながら絵を描くことができる方
キャラクターに動きを付ける作業の他に、ムービーのレイアウト決めを行うこともアニメーターの仕事です。カメラの位置を設置し、撮影のアングルを決める作業を行うため、全体のバランスを取りながら絵を描くことができる方はこの作業に向いています。

アニメーターになるためには何が必要?

◆アニメーターに必要なスキルは?

・デッサン力やデザインスキル
・CGに対する知識
・デザインツールの知識やスキル
・コミュニケーションスキル

まず、基本的なデッサン力やデザインスキルは必要です。日頃から多く芸術や映像に触れる機会を持つように心がけ、デザインの感性を磨きましょう。また、CGについての知識はもちろん、デザインツールの知識やスキルも求められます。デザインツールにはShadeやMaya、Poserなど様々なものがあり、自分がやってみたい分野や業界に最適なツールのスキルを習得する必要があります。さらに、アニメーターの作業は分業化されていることが多く、コミュニケーションを図りながらチームで連携して作業を進めます。スムーズに作業を進めていくためには、コミュニケーションスキルは必須と言えるでしょう。

◆アニメーターになるには?

アニメーターになるためにはどのような方法があるのでしょうか。まず、アニメーターの専門学校などに進学してデザインやCG、ツールなどの知識や技術を習得する方法があります。卒業後は、CG制作関連企業などに就職し、アニメーターとしての実績を積んでいくのが一般的なアニメーターのキャリアパスです。もちろん、独学でアニメーターの知識や技術を習得することもできますが、その場合は実際にCG作品を作るなどして会社に売り込む必要があります。CGクリエイター検定やCGエンジニア検定といった資格もあるので、取得しておけばスキルの証明にもなるでしょう。アニメーターとしての実績を積みながら、将来的にはプロデューサーやディレクターにステップアップすることも可能です。

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