Q

シナリオライターになるにはどうすればよいのでしょうか。

A

ゲーム業界で働くシナリオライターは、ゲームプログラムを書くための知識やゲームの仕様などへの理解などが求められることがあります。まずはゲームプランナーがどんな仕事をしているかを知ることも重要です。

テクニカルカウンセラー 渡邉 将弘

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ストーリーを書くだけが仕事じゃない。シナリオライターの仕事内容とは?

◆シナリオライターという職種は一般的ではなかった

以前は、ゲームプランナーがシナリオを担当することが多かったため、ゲームのシナリオライターという職種は一般的ではありませんでした。

ゲームシナリオを書く場合、どのタイミングでイベントを発生させるのか、どのキャラクターがこのセリフをしゃべるのかなど、ゲームの構成も一緒にプランナーが考えるという方式が多かったのです。

しかし、現在はゲーム開発の多様化により、シナリオだけを専任するシナリオライターが増えつつあります。と言いつつも、求人・案件では『ゲームプランナー』として募集することも多いようです。

◆場合によってはシナリオと一緒にプログラムを書くことも

シナリオライターには、ゲームプランナーが兼任しているパターンとゲームシナリオを専門としているパターンが存在します。

イベントの構成によってキャラクターの話し方や情報などに変化をつける必要があるため、ゲームの構成を知っているプランナーがシナリオを担当すれば、構成やセリフ、イベントなどの修正に即座に対応できます。

ゲームシナリオを専門とするシナリオライターは、大規模なRPGやソーシャルゲームなど、大量のセリフを生成する必要がある現場で活躍することが多いようです。

大手のゲーム制作会社ではシナリオ構成やセリフ生成などを分業化する動きがあることから、専任のシナリオライターを募集する企業が増加しています。

しかし、規模の小さい企業などでは全ての工程を1人で行うケースも少なくないため、シナリオも書けるプランナーを求める声が多いようです。

◆ゲームシナリオは、ゲームを動かすための重要な基盤

ゲームシナリオは、面白いゲームを制作するために重要な要素です。
ストーリーをはじめ、プレイヤーの行動や選択肢、イベントなど、ゲームに変化をつける大切な役割を果たしています。また、シナリオの進め方やストーリーの変化の仕方なども、全てシナリオの中に記されます。

ゲームシナリオは、予め制作されたプロットや仕様書に従って書き上げられるが一般的です。
しかし、シナリオに自分の個性を出すことができる場合があり、ゲームを通じてユーザーにメッセージを発信することができるのもシナリオライターの醍醐味です。

忍耐力があり豊かな発想ができる人は、ゲームシナリオライターに向いてる。

◆全体のストーリーを書くよりも、キャラクターのセリフを魅力的に書くことが重要

ストーリーがシンプル過ぎると単調でつまらなくなってしまいますが、様々なストーリーを盛り込みすぎても、ユーザーがストーリーを理解できなくなってしまう可能性があります。
特にRPGはストーリーの流れが変わることが多く、ストーリーが複雑化するため注意が必要です。

まずは、ストーリーよりもセリフに重点を置いてシナリオを書いてみましょう。
セリフは、ユーザーに状況や設定を知らせる効果や、キャラクターの感情や心理状態を描く役割などを果たします。そして何より、ストーリーを展開していく役割を担っているのです。

最初のうちは、複雑なストーリーを考えるよりも魅力的なセリフを書くことをおすすめします。
少しずつ慣れてきたら、ストーリーの伏線や意外性を盛り込んだシナリオを考えるとよいでしょう。

◆企画力や構成力なども求められる

ゲームシナリオは、具体的なゲームの流れやキャラクターのセリフなどの他にも、ストーリーに分岐が発生する場合のフラグの設定や発生条件などを考える必要があります。

シナリオ制作を行う場合、まずはストーリー全体のあらすじを立てるプロットから作成します。
実はこのプロットがとても重要で、プロットがうまく書くけない場合はストーリーの内容が把握できないため、ストーリー自体が却下されてしまうこともあるようです。

そのためシナリオライターには、ゲーム全体の印象やストーリーの道筋を構築していくための企画力や構成力などが求められます。

◆根気強く、様々な展開パターンを想像できる人は活躍できる

ゲームシナリオは、ストーリーの方向性からゲームに登場するあらゆる人物のセリフの考案などあらゆる事柄を具体的に文章に起こします。場合によっては原稿用紙で1,000枚以上の文章を書くこともあるようです。
また、1つのゲームの中に様々な展開やストーリーがあり、それらをバラエティ豊かに書くことも必要となります。

シナリオライターには、大きなことから緻密なことまでコツコツと取り組むための根気強さが求められます。
漫画や小説・映画などを見ることで、ストーリーの進め方や展開パターンなどを勉強できます。

様々な展開パターンを想像できる人は、シナリオライターとして幅広く活躍できるでしょう。

売れるシナリオライターを目指すなら、ゲームプランナーの仕事を覚えることが大事。

◆いいシナリオを書くには、ゲームの仕様への理解が重要

売れるシナリオライターを目指すには、ゲームプランナーの仕事を覚えることをおすすめします。
シナリオライターはプランナーの仕事を兼任することが多く、プランナーの求人・案件の作業内容にシナリオライティングが含まれていることも多くあります。
またプランナーがシナリオを書く場合、文章力よりもゲームとしての完成度が高いかを評価されることが多いようです。

ゲームプランナーは、ゲームの企画立案からリリース後のデータ集計や分析・改修などの全工程に携わります。ゲーム制作に欠かすことができない『仕様書』の作成も、プランナーの作業内容の1つです。
ゲーム制作の全工程に携わることで、ゲームの仕様への理解が深まるだけでなく、面白いゲームを企画するための企画力や、業界のトレンドを敏感に察知する能力も高くなります。
その結果、ユーザーに受け入れられる面白いシナリオを書くことができるのです。

◆プロットを書くためのスキルを身につける

プロットはストーリーの筋書きみたいなもので、小説や漫画などを書くときにも存在します。
シナリオの多くはプロットを参考にして書かれており、プロットが形を成していない場合、シナリオを制作する場合にキャラクターの視点がずれたり世界観が混乱したりなど、ストーリーにズレを生んでしまう可能性があります。

プロットを書くには、以下のことを求められることが多いようです。

・シナリオの下地となるストーリーを全て書き出す
・ストーリーを動かす主なイベントを場面ごとに説明する
・ゲームの中に出てくる人物や場所、出来事などを書く

上記を踏まえて、シナリオに繋がるしっかりとしたプロットを作成しましょう。

◆様々な種類のゲームで遊び、様々なシナリオに触れる

ゲーム制作を行う上で1番大切なことは、様々なジャンルのゲームで遊ぶことです。
ゲーム業界では、ゲームが好きだという気持ちが重要視されます。求人・案件においても、求められる人物の多くは『ゲームが好きな人』です。

ゲームには様々なジャンルや種類があります。
1つのジャンルに特化してスキルを身につけることもいいですが、様々なジャンルのゲームをプレイしてスキルや知識を身につけた方が、シナリオライターとして幅広く活動することができます。

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