Qプロダクトデザイナーになるにはどうすればよいのでしょうか。

プロダクトデザイナーは、あらゆるモノのデザインを行います。デザインのスキルはもちろん、コミュニケーション能力も必要な職種です。美術や生活科学などを学んでおきましょう。

あらゆるモノのデザインを行うプロダクトデザイナー。機能性を重視してデザイン!

◆プロダクトデザイナーの仕事の特徴

製品のコンセプトを把握するところからプロダクトデザイナーの仕事は始まります。製品を使う人、使われる場所、使われるシチュエーションなどによって、製品の形や素材、大きさなどをイメージします。
イメージしたデザインをクライアントに提案するため、スケッチを描きCGを制作して、模型を作成します。デザインの使いやすさ、見た目の美しさのみならず、時には人間工学に基づいた専門的な目線からあらゆるものをデザインしています。
デザインする際、色彩においては別の専門家がつく場合が多いです。
製品化に関わる工場の技術者や、販売担当者などと話し合いを重ねながら修正や改善を行い、製品のデザインを完成させていきます。

◆市場調査を行い、社会のトレンドを把握

身近な生活用品から大型のジェット機まで、さまざまな製品をデザインするプロダクトデザイナー。その製品に合った材料を選びながら造形設計を行っています。デザインの依頼を受け、まずは対象となる製品はもちろんのこと、社会全体におけるトレンドや傾向を把握するために綿密な市場調査を行うこともあります。その調査結果に基づき、自分のアイディアを形にしていきます。

モノ創りが好きな方にぴったり!コミュニケーション能力も求められます

◆モノ創りが好きな方にぴったり

プロダクトデザイナーとして何よりも基本的なことは、モノ創りが好きであるということです。仕事の性質上、常にモノを創り続けることが求められるため、モノ創りに抵抗がなく、モノ創りが本当に好きな方に適しています。
プロダクトデザイナーは、作業自体は一人で行う時間が長かったりするため、黙々とモノ創りに没頭することができる方に向いていると言えるでしょう。

◆コミュニケーションスキルも大事

クライアントとの折衝や、技術者、販売者との話し合いなどを行いながら業務を進めていくため、デザインスキルだけでなく、コミュニケーション能力も必須です。良い製品を世に送り出すためには、周囲の人々と認識をすり合わせながら進めていく必要があります。
他人とコミュニケーションをとることが苦にならない人、相手の要望をしっかり汲み取りながら、自分のアイディアをしっかり伝えることができる人に適しています。


芸術的センスだけでなく、建築構造に関する知識が必要。とっておきたい資格は?

◆デザイナーとしての芸術的センスはもちろん、建築学などについての知識も必要

プロダクトデザイナーにとって、デザインセンスやトレンドへの敏感さはもちろん必要不可欠ですが、それ以外にも、建築学や工学、美術などの幅広い知識を要します。これらの知識を一度に学ぶことができる場所は極めて少ないので、美術や生活科学、建築学系などの学部で学んだ後に仕事に就き、現場で知識を増やしていく必要があります。

◆受けておきたい検定

プロダクトデザイナーとして必須の資格は特にありませんが、知識を増やすために検定を受けてみるのもよいでしょう。
プロダクトデザイナーとして活躍することを助けてくれる資格を紹介します。

・プロダクトデザイン検定

プロダクトデザイナーとしての社会的な信頼性の向上、プロダクトデザインの普及を目的とした検定。製品開発に携わるすべての人を対象とした関連知識の評価基準となります。

・CGクリエイター検定

CG映像の制作など、CGを扱う人を対象とした検定。
映像表現やCG理論の知識、CGソフトウェアを効果的に使用する能力の証明になります。

・色彩士検定2~3級

色彩について学んでいる人をはじめ、プロダクトデザイナーやエディトリアルデザイナーを目指す人、色彩に興味を持つ人のための検定。色彩の基礎知識、色を使うための技能が試されます。

◆関連した記事はこちら

 

クリエイターの求人・案件探しは、
レバテッククリエイターへ

レバテッククリエイターでは、フリーランスや派遣で働くクリエイターを対象とした求人・案件の提案サービスを行っています。Web業界やゲーム業界を中心に年間1000件以上(※)の取り扱いがあり、様々なスキルを活かせる案件の提案が可能です。
※2016年度実績 自社調べ
求人・案件探しの相談をする

また、「今よりも年収をアップさせたい」「トレンドに敏感な現場でWebデザインスキルを磨きたい」などの理由からフリーランスへの転向を検討している方には、無料の個別相談会も実施していますのでお気軽にご相談ください。業界に精通したプロのコーディネーターが、一人ひとりの希望や状況に合わせて丁寧にサポートします。
「個別相談会」に申し込む