QUXデザイナーになるにはどうすればよいのでしょうか。
UXデザイナーとは、ユーザーがサービスや製品を使用した際の満足度を意識してデザインを行う職種です。必須の資格はありませんが、デザインに関する知識・スキルは必要です。また、心理学についての知識もあると良いでしょう。
UXデザイナーの仕事内容とはどのようなものか。UIデザイナーとの違いは何?
◆UXとは何か?
UX(User Experience:ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが特定のサービスを使用した時に得られる経験、満足などを指す用語です。ユーザーが本当にやりたいことを楽しく、かつ快適に実現できるかを重視した概念です。
◆UXデザイナーとUIデザイナーの違い
UXデザイナーは、制作工程の各段階で、ユーザーがプロダクトやサービスをどのように体験することになるのかというコンセプトをデザインします。ユーザーがここをクリックするとどこに飛ぶのか、今の状態から1つ前に戻りたい場合にはユーザーはどうすればよいのか、ということを、ワイヤーフレームなどを用いて作成していきます。常にユーザーにとっての満足度を意識してデザインしていくのが特徴です。
これに対してUIデザイナーは、プロダクトのレイアウトをデザインしていくのが仕事です。UXデザイナーが、ボタンをどのページのどこに置けばユーザーが使いやすいかを考える一方で、UIデザイナーは、デザインのレイアウトや、ユーザーの視覚にどう訴えるかを考慮して設計していきます。
UXデザインがよくできていると、ユーザーは満足のいく体験をすることができ、また利用したいと考えるでしょう。しかし、ユーザーにとって使いづらいデザインのプロダクト、サービスであった場合、もう二度と利用してくれないということもありえます。良いUXには、常に良いUIが必要不可欠です。
UXデザイナーに向いているのはこんな人。ユーザーの気持ちで考えられるかが重要です
◆デザイナーに向いているのはこんな人
これからWebデザイナー、UX/UIデザイナーを目指そうと思っている方は、どんな人がデザイナーに向いているのか気になるのではないでしょうか。
ここでは、どんな人がデザイナーに向いているのかをご紹介します。
・トレンドに敏感である
ファッションなどと同じで、デザインは毎年のようにトレンドが変わります。常に新しい情報、技術をキャッチアップできる能力が必要です。
トレンドに敏感で、新しいものを吸収することを楽しむことができる人はデザイナーとして活躍できるのではないでしょうか。
・噛みくだいて説明できる
デザイナーは仕事柄、クライアントやプロデューサーとコミュニケーションを密に取る必要があります。デザイナー同士でない場合、相手はWebやデザインについて詳しくない場合があります。そんな時、相手に分かりやすく伝えられる能力が必要です。専門用語で返すのではなく、噛みくだいてコミュニケーションを取ることができるとよいでしょう。
◆特にUXデザイナーに向いているのは?
次に、デザイナーの中でも、特にUXデザイナーに向いている人はどんな人かを見ていきましょう。
・ユーザーファーストな考え方ができる人
デザインのゴールは、自分の満足のいくデザインを完成させることではなく、ユーザーの課題を解決することです。
どうすればユーザーにとって使いやすく、心地良いデザインになるかを常に考えることができるユーザーファーストな人はデザイナーに向いていると言えます。
・几帳面である
ほかの人が気にしないような細かいところにも気を配ることができる人であれば、さまざまなユーザーのニーズに応えられるのではないでしょうか。デザインをする上で、色だけではなくフォントや文字のサイズ、余白などの細部に注目できる人であれば、その分ユーザーにとって使いやすいサービスのデザインができそうです。
デザイン力の他にUXデザイナーに必要なスキルとは。取っておくとよい資格はあるの?
◆UXデザイナーに求められるスキル
UXデザイナーには、デザイン力以外にも必要なスキルがあります。特に、クライアントの要望を正確に把握するためのコミュニケーションスキルは欠かせません。仕事の内容によっては、専門家と協力して業務を進めることもあります。
また、UXデザイナーはユーザーの満足度を重視したデザイン設計を行わなければならないため、人類学や心理学など、メンタリズムについての知識が要求されることもあります。
自分が生み出したデザインを客観的な視点で見ることができるかどうかも、UXデザイナーにとって大切な要素であると言えるでしょう。
◆UXデザイナーに資格は必要か
UXデザイナーには必須の資格はありませんが、スキルアップを目的として資格を取得するUXデザイナーは少なくありません。
まず、「Webデザイナー検定」や「アドビ認定エキスパート」といったデザイン系の資格は持っておいて決して損はありません。また、ユーザーの心理的な面にも気を配ることが要求されるので、「認定HCD(人間中心設計)スペシャリスト」や「認定HCD(人間中心設計)専門家」といったメンタル面に特化した資格をもっておくと、UXデザイナーとして活躍できる幅がさらに広がるのではないでしょうか。
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