QHTML5の資格について知りたいです。

「HTML5プロフェッショナル認定試験」という資格で、レベル1とレベル2の二種類が存在します。業界で注目の高まりつつある資格の一つで、企業によっては資格取得を推奨しているところもあるようです。

HTML5プロフェッショナル認定試験の概要

■HTML5プロフェッショナル認定試験とは

特定非営利法人活動エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が運営を行っている認定資格です。HTML5/CSS3/JavaScriptといったマークアップ関連の知識・技術力を証明する資格となっています。
有意性の期限が定められており、期限は最終合格日より5年となっています。5年以内に同等もしくは上位レベルの試験を受け合格することで、認定ステータスの期限を更新することができます。

■試験の種類と出題範囲

HTML5プロフェッショナル認定資格には、レベル1とレベル2が存在します。

・レベル1

HTML5を使ってできることは何か、また、どのような周辺技術を用いるべきかといった基礎知識を証明する資格です。HTML5でのWebコンテンツ制作に加え、ユーザーエクスペリエンスを考慮した設計・制作、マルチデバイス対応のコンテンツ制作などに必要なスキルが問われます。

・レベル2

レベル1よりも高度なマークアップの知識・スキルに加え、JavaScriptのスキルやマルチメディア対応コンテンツの制作、オフラインでの仕様など、動的なWebアプリケーションの開発に関する知識・スキルを証明できる資格です。動的コンテンツの作成をはじめ、ネイティブアプリに近いWebアプリの開発スキルや、同一生成元ポリシー・混在コンテンツといったセキュリティモデルへの理解などが問われます。

HTML5プロフェッショナル認定試験の学習方法は?

■参考書を使って学習する

HTML5に関する参考書籍は数多く存在しますが、認定試験に向けて学習する場合、「HTML5認定教材」を使って学習することが多いようです。「HTML5認定教材」は、HTML5プロフェッショナル認定試験の出題範囲に沿って作成されたもので、一般社団法人エデュコの認定を受けているという特長があります。参考書はテキストと問題集が一体となっているものがあり、さらに模擬試験をWebサイトから無料でダウンロードできるといった特典がついてるものもあります。

■教育機関で学習する

参考書と同様、認定試験に向けて学習する場合は「HTML5アカデミック認定校」で学習することもできます。HTML5アカデミック認定校とは、一般社団法人エデュコが定める学習環境基準を達成している教育機関です。「HTML5プロフェッショナル認定試験」に特化した学習カリキュラムを提供しており、HTML5プロフェッショナル認定資格を取得している講師(HTML5パートナーインストラクター)が所属しています。セミナーや勉強会の講師を務めたり、書籍や技術書などを執筆したりなど、多方面で活躍するインストラクターの授業を受けられることが特長です。
提供しているカリキュラムの内容は認定校によって違いがあり、初めてHTML5に触れるという方向けのものもあれば、より専門性の高い内容を学習したい方向けのものもあります。講習を申し込む際は、自身が学習したい内容がカリキュラムの中に入っているのかを確認してから申し込むようにするとよいでしょう。

資格を取得することのメリットは?

■実力を証明できる

スマートフォンやタブレット端末の普及に加え、Web対応のゲーム機器や車載システム、テレビがなど、Web業界は年々進化を遂げています。HTML5はその中心となる技術であり、現場でもHTML5スキルを持つクリエイターのニーズは上昇傾向にあるようです。HTML5プロフェッショナル認定資格を取得すれば、HTML5の技術力や知識を客観的に証明することができ、クリエイターとして幅広く活動することができるでしょう。

■企業によっては資格取得を推進しているところもある

HTML5プロフェッショナル認定試験では、マークアップ・レスポンシブデザインといった基礎的な技術に加え、マルチメディア対応コンテンツの技術やJavaScriptなどの高度な技術まで、さまざまなスキル・知識が問われます。
これらの技術は現場で実際に活用されていることから、企業では有資格者の増加に力を入れる動きがあるようです。フリーランスとして活動を考えている方も、HTML5プロフェッショナル認定試験の資格を取得しておくとクライアントからの信用度が高くなり、より専門性の高い求人・案件に参画できるチャンスが広がるでしょう。

クリエイターの求人・案件探しは、
レバテッククリエイターへ

レバテッククリエイターでは、フリーランスや派遣で働くクリエイターを対象とした求人・案件の提案サービスを行っています。Web業界やゲーム業界を中心に年間1000件以上(※)の取り扱いがあり、様々なスキルを活かせる案件の提案が可能です。
※2016年度実績 自社調べ
求人・案件探しの相談をする

また、「今よりも年収をアップさせたい」「トレンドに敏感な現場でWebデザインスキルを磨きたい」などの理由からフリーランスへの転向を検討している方には、無料の個別相談会も実施していますのでお気軽にご相談ください。業界に精通したプロのコーディネーターが、一人ひとりの希望や状況に合わせて丁寧にサポートします。
「個別相談会」に申し込む

この記事を見た人におすすめの案件