QWebディレクターに必要な資格や持っておくと良い資格は何があるのでしょうか?

Webディレクターに必要な資格は特にありません。しかし資格があれば、求められるスキルや知識の証明になります。さらに資格を利用して、Webディレクターに必要な知識やスキルを身に付けることも可能です。


Webディレクターが取得しておくと有効な資格とは?

Webディレクターは、Webサイト制作の際に、Webデザイナーやプログラマー、コーディング担当といった制作スタッフをリードし、プロジェクトの全般的な進行管理や品質管理を行う職種です。そのため、デザインの知識はもちろん、プランニングやコンテンツ制作といった企画力・提案力も求められます。Webディレクターに特に必要な資格はありませんが、以下のような資格があれば知識・スキルの証明になるでしょう。

◆Webディレクターにとって有効な資格とは

・ウェブデザイン技能検定
Webサイトのデザインにおいて、国際標準規格に基づいたホームページの制作・システム構築・セキュリティ対策についての知識や能力を認定します。Web関連では初めての国家資格であり、1級では学科試験と実技試験、2級・3級では学科試験のみが行われます。

・Web検定 Webディレクター試験
民間の資格で、Webサイト制作上での工程管理・要件定義・Webサイト設計といったWeb業界での様々なディレクション業務の知識が問われます。Webディレクターの業務を一通り網羅している証明となる資格です。

・ネットマーケティング検定
Web担当者向けのインターネットマーケティングの基本知識や方法論の知識を総合的に認定する民間の検定試験です。WebディレクターにはWebサイト作成の技術だけでなく、マーケティングにおいて成果を出すための知識・スキルも必要なため、取得しておくと有効です。

・Webアナリスト検定
一般社団法人日本Web協会(JWA)が行う検定試験です。Webサイトへのアクセス分析、トレンド、市場動向といったマーケティング情報を活用して優れたWebサイトを作成・運営するための知識が問われます。

クライアントのニーズに沿ったイラストを描くことができる方に適した職種

サイト作成~マーケティングの知識まで習得しましょう

では、Webディレクターに関連する資格を取得するためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

◆資格を取得するためには

・ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定には、1級・2級・3級があります。3級は比較的取得しやすいレベルとなっており、エントリーの際に有効に働くのは2級以上です。学科試験ではインターネット技術やセキュリティの知識、ウェブブラウジングの知識など、Webサイト構築に必要な様々な知識が問われます。問題集やガイドブックも出ており、過去問などで必要な知識を習得することが可能です。1級の実技試験では、Webサイトの設計・計画、デザイン、DB設計といったシステム開発、Webサイトの修正などの運用・管理について習得しておくと良いでしょう。

・Web検定 Webディレクター試験
Webディレクターにとって必要な一連の知識を習得できますが、それほど難易度が高い資格ではありません。さらに、公式テキストや公式問題集が出ているため、勉強しやすい資格とも言えます。この資格を取得することでWebディレクターとしての役割を把握できている証明になるため、取得しておくと有効です。

・ネットマーケティング検定
検定試験ではインターネット広告での新規顧客獲得や、インターネットを用いたリサーチ方法など、ネットマーケティング手法に関する知識が問われます。主催しているサーティファイ社のホームページから実際にサンプル問題をダウンロードすることもでき、初心者でもわかりやす内容の公式テキストも発売されています。これらのツールを上手に利用すれば、十分に勉強できる資格です。

・Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、講座と試験がセットになった資格です。まず基礎学習を中心とした講座を受講し、その後試験を受けることになります。講座は若手エンジニアや初心者にも分かりやすい内容になっており、比較的習得しやすいでしょう。Webディレクターに直接繋がる資格ではありませんが、優れたWebサイトを制作するために必要な知識を得ることができます。

Webディレクターには幅広い知識やスキルが必要です

Webディレクターになるためには、資格以外にどのような知識やスキルが必要なのでしょうか?

◆資格以外に必要な知識とスキル
・設計、管理能力
Webディレクターは、スケジュールを設計・管理し、さらにコンテンツの品質管理、メンバーのマネジメントなども行います。企業や案件によっては複数のプロジェクトを同時に進行することもあり、どのプロジェクトがどの程度進んでいるのか把握して納期までにコンテンツを仕上げなければなりません。そのため、プロジェクト全体を見渡し、スケジュールなどを管理するスキルはWebディレクターにとって必須と言えます。

・コミュニケーション能力
Webディレクターの仕事は、チームプレイと言っても過言ではありません。良いWebサイトを作るためには、システムエンジニアを始め、Webデザイナーや営業担当など多くのメンバーと関わりながら、円滑に作業を進めていく必要があります。

・技術的な知識
クオリティの高いWebサイトを作成するためには、技術的な知識も必要です。プログラミングやHTML/CSSコーディングはそれぞれの担当が行いますが、それらの知識があればより的確な指示を出せるようになります。また、担当のメンバーとのコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。

・マーケティングの知識と運用能力

Webサイトが完成しても、多くの人が利用しなければ意味がありません。いかにして人を集めるサイトにするのかといったマーケティングの知識も、Webディレクターにとって大切な仕事と言えます。SEOやリスティング広告、SNS、アドネットワークなど様々なWebマーケティングの知識用いて、サイトを運用していくこともWebディレクターの重要な役割です。マーケティングの知識は自分で身に付けることもできますが、先ほど紹介したネットマーケティング検定などの資格を取得してみるのも一つの方法です。

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