Qグラフィッカーの仕事とはどんなものなんでしょうか?

グラフィッカーは、キャラクターや映像、特殊効果といった、目に見える部分のグラフィックのデザイン・制作を担当します。ゲームの顔とも言える部分を担当するので、やりがいが大きい分、責任も重大です。

ゲーム制作の花形・グラフィッカー

◆グラフィッカーとは

グラフィッカーとは、ゲームの「目に見える部分」を作る職業です。
ゲームの画像や映像、特殊効果などのグラフィックに関わる部分を制作していく役割を担っています。
ゲームの顔とも言えるグラフィックの部分を担当するので、やりがいを感じられる場面は多いでしょう。反面、魅力的なグラフィックを制作できなかった場合、ゲームをプレイしてもらうどころか、なかなか手に取ってもらうことすらできないということもありえます。そのゲームに適したグラフィックやキャラクターの造形、対象となるプレイヤーがどんなものを求めているかをきちんと見極めることが重要です。
もちろん、「この仕事をしていてよかった」と感じる瞬間もたくさんあるのではないでしょうか。グラフィッカーとして仕事をする中で、「このグラフィックすごい」「キャラクターがかわいい」などのプレイヤーからの反応は、自信や励みになるでしょう。
グラフィッカーはゲーム制作の花形であると同時に、非常に責任重大なポジションであると言えます。

◆グラフィッカーの種類

グラフィッカーは、大きく2種類に分類できます。ポリゴンを操る3DCGグラフィッカーと、ドット絵を描く2DCGグラフィッカーです。
近年、主流となっているのは3Dゲームの方ですが、スマートフォン向けゲームアプリの制作などにおいて2Dグラフィッカーが求められる場面も少なくありません。

「売れる」ゲームを作るための、グラフィッカーの役割

ゲーム制作はチームで行います。さまざまな職種のプロが集まってひとつのものを作り上げていくやりがい、達成感があります。
グラフィッカーはその中で、画像や映像、特殊効果といった見た目(グラフィック)に関わる部分を制作していきます。ゲームの顔とも言える部分の制作を担う、責任重大な職種です。

◆グラフィッカーが制作するもの

・背景
・キャラクター
・タイトル画面のロゴやムービー
・バトルのエフェクト など

◆グラフィッカーの詳しい仕事内容

2Dグラフィッカーの場合は、イラストの素材や背景イラストの制作、イラストレーターから届いた原画への彩色、加筆修正といった業務、3Dグラフィッカーの場合は、専門的なソフトを使ってのキャラクターのモデルや背景モデル、キャラクターモデルのモーション、エフェクトなどの作成といった業務を行います。

制作現場では、各専門分野ごとにグラフィッカーが用意されています。ただし、小規模な会社の場合、複数の文意やを1人のグラフィッカーが担当することも少なくありません。

◆制作以外の仕事

案件についての打ち合わせに参加することもあります。疑問点については質問して、実際にお客さまやディレクターがどんなものを求めているかをしっかり把握し、完成した時にズレがないようにします。
1人で黙々と作業している時間も多いですが、ゲーム制作の現場ではチームワークも重要です。ディレクターや編集エディターなどともしっかり連携をとりましょう。

グラフィッカーに求められているスキルはこちら

◆2Dグラフィッカーの場合

・デッサン力
・彩色スキル
・お客さまやディレクターなどの要望を的確に汲み取り、要望通りに表現できるコミュニケーションスキル

この他にも、IllustratorやPhotoshop、After Effects、SAIなどを使用した制作の経験はあった方がよいでしょう。また、ソーシャルゲーム業界でのイラスト制作の経験があると、スムーズに業務を進めやすくなります。

◆3Dグラフィッカーの場合

・デッサン力
・3Dグラフィックツールの使用スキル
・モデリングやテクスチャ、ウェイト作業の経験
・Photoshopを用いたテクスチャ作成の経験
・グラフィッカーとしての観点から、より良い方法や問題解決方法を他職種に対し提案できるコミュニケーションスキル

この他、ゲーム開発における3Dグラフィック業務の経験や、ディレクション経験などが役立ちます。

◆グラフィッカーとして活躍するためのプラスアルファ

多彩な絵柄で描画できるグラフィッカーは、どの現場でも重宝されます。
また、一つの媒体に固執することなく、新しいメディアについての知識や技術を習得して、活躍の場を広げていくことが大切です。常に新しいものをチェックし、柔軟に吸収していきましょう。

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