QCGデザイナーになるにはどんな努力が必要でしょうか?
CGデザイナーになるためには、まずグラフィックツールの知識やスキルを習得しましょう。また、日頃からデッサン力や観察力のスキルを磨くなど、小さな努力を積み重ねることでより活躍の幅を広げることができます。
CGデザイナーは幅広い業界の企業で活躍できます
◆CGデザイナーとは
コンピュータを用いて、2次元または3次元のグラフィックス制作を行うのがCGデザイナーの業務です。CGクリエイターといった呼ばれ方をすることもあり、デッサン画を形状データに起こすモデリングや、画面配置、質感・テクスチャ設定、光源などを加えるライティングなど、必要に応じて様々な効果を加えていきます。映画・CM・ゲームなどの映像制作のほか、現在では建築・車・機械設計など様々な業界で必要とされている職種です。CGを用いたコンテンツは増加しており、それに伴ってCGデザイナーの需要も増えています。
◆どのような業界の企業で活躍しているのか?
現在CGの技術は目覚ましい進歩を遂げており、映像に限らず様々な分野でも用いられるようになりました。そのため、CGデザイナーが活躍できる分野も広がっています。
・映画制作会社
・アニメ系制作会社
・ゲーム系制作会社
・遊技機系制作会社(パチンコ、パチスロ用の映像制作)
CGデザイナーの活躍できる企業は上記のようなものが一般的で、これらの企業からは通年で求人・案件が出ています。
また、自動車メーカーや家電メーカー、飲料メーカーなどの映像・広告・製品パッケージといったCGデザイン制作を請け負う企業もあり、幅広い業界の企業や案件と関わりながら活躍することができます。場合によっては大手企業やグローバル企業のCG制作に携わることも可能なため、国内に限らず国外においても活躍が期待できる職種とも言えます。
必要なスキルはグラフィックツールだけではありません
◆CGデザイナーに必要なスキルとは
・グラフィックツールや編集ソフトのスキル
CGデザイナーはグラフィックツールなどを用いでCG制作を行うため、ツールのスキルは必須です。代表的なグラフィックツールとしては、Mayaや3dsMax、Softimageなどがあり、求人・案件でも必須スキルとしてよく挙げられています。Blenderなどのフリーのグラフィックツールもあるため、まずはそれらを利用してCG制作を行ってみるのも良いでしょう。
・デッサン力や観察力
グラフィックツールのスキルだけでは魅力的なCGをデザインを作成できるとは言えません。モデリング、画面配置、質感・テクスチャ設定、ライティングといった作業を一つ一つ行うためには、物をよく見るデッサン力や観察力が大切です。物の構造などを理解して正確に表現することで、リアリティのあるCG制作を行うことができます。
・発想力や想像力
CGデザイナーは、時に実際に存在しないものをCGで作り上げる作業を行います。リアリティのある作品を作り上げるためには、そのものの状態や状況など頭の中でイメージする発想力や想像力が必要です。
◆その他、習得しておくと有効なスキル
・携わる業界における知識とスキル
CGデザイナーは、映画、CM、ゲームといった業界の企業が多く必要とする職種です。しかし現在は、建築・車・機械設計などの業界でも必要とされており、業界によっては専門的な知識も求められます。携わる業界の知識やスキルがあれば、CGデザイナーとしてより活躍の幅が広がるでしょう。
・英語力
CGについての最新の情報や資料などは海外のもの(特に英語で書かれたもの)が充実しており、それらを読んで理解できるスキルがあれば非常に役に立ちます。常に新しい情報をキャッチアップすることで、CGデザイナーとして長期的に、そして幅広く活躍することが可能です。
小さな経験の積み重ねがスキルアップに繋がります
◆スキルアップのために必要な経験とは
・ツールを用いたCG制作
CGデザイナーにとってグラフィックツールによるCG制作経験は必須です。Maya、3dsMaxといったグラフィックツールでの経験があれば即戦力になるため、求人・案件においてアピールポイントになります。さらに、ポートフォリオを作成しておくと成果や技術の証明になり有効です。
また経験の浅い方は、Blenderなどのフリーソフトを利用して個人的にCGデザインを行い経験を積んでおくと良いでしょう。
・観察とデッサン
先ほども述べたようにCGデザイナーとしての作業を行うためには、デッサン力を磨く必要があります。デッサン力を磨くためには日頃から物や人を観察する習慣を付け、さらに実際にデッサンしてみることが大切です。観察とデッサンを続けるうちに対象物の特徴を瞬時に捉えることができるようになり、CG制作にも活かすことができます。こういった小さな経験の積み重ねがCGデザイナーとしてのスキルアップに繋がるのです。
・様々なCG作品を見ておく
近年では様々な業界においてCGが用いられており、CGデザイナーも幅広い業界のCGを手掛けるようになりました。クライアントの要望に沿ったCG制作を行うためには、様々なCGデザインのアイデアを持っておくことが大切です。多くのアイデアを生み出すには、日頃からジャンルを問わず多くのCG作品を見ることを意識的に行いましょう。そうすることでスキルを磨くことができ、どんなジャンルにおいても対応できるCGデザイナーとして活躍できるのです。
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