Q未経験から2Dデザイナーになるには、どうすれば良いですか?

ポートフォリオを作成し、未経験可の企業に応募してみましょう。2Dデザイナーは資格や学歴よりも実力を重視する傾向があるため、2Dデザイナーに必要なスキルが揃っていれば、未経験でも採用される可能性があります。

目次

1. 2Dデザイナーの仕事内容
2. 2Dデザイナーに必要なスキル
3. 未経験から2Dデザイナーになる方法
 

1. 2Dデザイナーの仕事内容


2Dデザイナーの主な仕事は、PhotoshopやIllustrator、SAIなどの描画ソフトを用いた2Dグラフィックの作成です。

クライアントからの依頼を元に、主にゲームで使用されるキャラクターやアイテム、背景のイラストを描いたり、イベントなどで使われるタイトルロゴ、バナーなどを作成したりと、2Dグラフィックに関する業務全般を担当します。

また、上記の業務に加えて、キャラクターデザイナーを置いていない企業ではキャラクターデザインを行ったり、UIデザイナーを置いていない企業では、UI(ユーザーインターフェース)のデザインを行ったりすることもあるようです。

UIとは、パソコンやスマホなどの機械と、機械の利用者(ユーザー)との間で情報のやりとりを行う画面のこと。ゲームにおいては、メインメニューやキャラクター選択画面、バトル中の画面などが該当します。
 

2. 2Dデザイナーに必要なスキル


2Dデザイナーは、上述の通り所属する企業や担当する案件によって業務範囲が変わってきます。以下では、2Dデザイナーとして活動するために最低限必要となるスキルをご紹介します。
 

デッサン力など美術的な技術

2Dデザイナーは、基本的にイラストを書くのが仕事ですから、デッサン力は必要不可欠と言えます。デッサン力とは、物の形を正確に描く力のことです。これが身についていないと、キャラクターの動きや空間に違和感を感じるイラストになってしまいます。また、見た人を惹き付ける構図や、全体の調和を保つ配色のセンス、色塗りのテクニックなども求められるでしょう。

描画ソフトの操作スキル

2Dグラフィックを作成するにあたっては、PhotoshopやIllustrator、SAI、CLIP STUDIO PAINTといった描画ソフトを使用します。各描画ソフトの基本的な操作方法はもちろん、時間短縮のための便利な機能なども熟知しておく必要があります。

トレンドを把握するための情報収集能力

イラストの画風にもその時代のトレンドがあります。仕事として絵を描いていくなら、ユーザーに好まれるイラストの傾向を知り、その要素を取り入れていかなければなりません。そのためには、人気の高いソーシャルゲームやアニメ、漫画などのイラストを見て研究したり、どういったモチーフが流行っているのか把握するなど、こまめに情報収集を行うことが大切です。
 

3. 未経験から2Dデザイナーになる方法

未経験から2Dデザイナーになることは可能です。2Dデザイナーは、資格や学歴よりも、上記に挙げたようなスキルが重視されるためです。

では、企業はどのようにして応募者のスキルを判断するのかというと、「ポートフォリオ」を見て判断します。ポートフォリオとは、自分の成果物を集めた自己PR用の作品集のことです。クリエイター職の面接で求められることが多く、応募者の実力やセンスを測る材料として使われます。自分のスキルに自信があるという方は、ポートフォリオを作って未経験可の企業に応募してみましょう。

2Dデザイナーに必要なスキルを持っていないという人は、以下のような方法で、勉強を進めてみてください。
 

独学で勉強する

絵の練習法や描画ソフトの使い方に関する参考書は数多く出版されています。また、インターネットを活用すれば、イラストの技法を紹介しているサイトや、メイキング動画などから知識を得られるので、自発的に勉強できる人であれば、独学でもスキルを身につけられます。そのほか、プロのクリエイターによるセミナーが開催されていることもあるので、それに参加してみるのも良いでしょう。
 

専門学校に入る

独学での勉強が不安な人は、専門学校に通うという手があります。専門学校に通うメリットは、「仕事に必要なスキルを一から体系的に学べる」「疑問点をすぐ相談できる」「学ぶ環境が用意されているのでモチベーションを保ちやすい」という点でしょう。また、自分の他にも生徒がいるので良い刺激になりますし、お互いに情報交換をし合ったりすることもできます。

※本記事は2020年1月時点の情報を基に執筆しております。

2Dデザイナーのおすすめ案件