コーディングできないWebデザイナーは需要なし?どうやって身につければいい?

コーディングできないWebデザイナーは需要なし?どうやって身につければいい?
Webデザイナーにコーディングスキルは必要なのかという議論が、度々さまざまなところで行われています。また、デザインはできるけど、コーディングはどうも苦手というデザイナーも少なくないはず。本記事では、Webデザイナーにコーディングスキルは必要かどうかについて解説します。


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目次

コーディングは習得すべき!ただし自分で書く必要はない

結論から言うと、Webデザイナーにコーディングの知識は必要です。HTML・CSS・JavaScriptは習得しておきましょう。HTMLとCSSについては、自分で基本的な実装ができるのが理想です。

しかし、業務のなかで自らコーディングまで行わなければいけないから必要なのではなく、デザインをするためにコーディングの知識が必要と考えてください。

コーディングを無視してデザインを作り上げても、実装できなければ意味がありません。どういうデザインにすれば実装しやすいか、このデザインを実装するにはどんな工夫が必要かなどを検討するために、コーディングの知識が必要なのです。

コーダーが実装するから関係ないと思っている人もいるかもしれませんが、自分の作った素晴らしいデザインを適切に実装してもらうために、最低限のコーディング知識は必要です。自分で完璧に記述ができなくても、どのコードがどんな役割をもたらすかは理解しておきましょう。

コーディングができない・難しいと言われる理由は?

多くのWebデザイナーからコーディングができない・難しいと言われる理由のほとんどが、漠然とした拒否反応です。

難しい用語が多くてとっつきにくい

コーディングには、カタカナや英語の専門用語がたくさん出てきます。それを見た時点で苦手意識を持ってしまう人が少なくありません。

本を読んで勉強しようとしても、まず覚える用語が多い上にすべて頭に簡単に入ってくるものではないので、なんとなくイメージで「できる気がしない」と思い込んでいる人が多いとも考えられます。

以下の記事では、サイト制作の現場でよく使われる用語を解説しているので、参考にしてみてください。基本的なものを覚えておくだけでも、業務がしやすくなりますよ。

関連記事:サイト制作時に知っておきたい24の開発用語【プログラミング・データベース・SEO】

作業が膨大に思える

用語を覚えて実際に使えるようになるだけでもゴールが遠いのに、それを使って1つの何かを作り上げることが漠然と膨大な作業に見えることも。

例えば最近では、Webサイトの閲覧をスマートフォンで行うことは主流です。タブレットで閲覧する人も多いでしょう。パソコンで見たときのデザインだけでなく、スマートフォンとタブレット用にも作るレスポンシブWebデザインが基本なので、それだけでも作業が膨大に思えてしまいます。

ほかにも、クラス名を決めるのが大変だったり、コーディングの規約を守るのが大変だったりと、とにかく1つのページを作るためにやることや考えることが多すぎると感じてしまうのです。

うまくデザインが反映されなくて挫折する

せっかくデザインを作ったのに、そもそもそのデザインをどうコーディングすればいいかわからないこともあります。

また、コードは合っているはずなのに、いざ見てみるとうまくデザインが反映されていないこともしばしば。特に初心者の間は、何度直してもうまく反映されずストレスがたまり、自分はコーディングに向いていないと挫折することも少なくありません。

コーディングができないWebデザイナーはどうすればいい?

コーダーに迷惑をかけないことや、自分のデザインを正しく反映させるために、今からでもコーディングの知識をつけましょう。

基本的なことだけでもスクールで学ぶ

スクールに通うのはお金がかかりますが、漠然とした思い込みによる拒否反応を取っ払い、モチベーションを保って学習できるようサポートをしてくれます。なんとなく嫌悪感がある、漠然とできそうにない、と思っている人にはスクールがおすすめです。

ひとりでは行き詰まって挫折してしまうところも、常に現役エンジニアが疑問を解決してくれる環境が何よりの魅力と言えるでしょう。

ただし安いものではないので、経済状況に合わせてどこまでスクールで学ぶかなど、コースを選ぶようにしてください。

コーディング学習用のWebサービスを使ってみる

最近では、とても安価で使えるコーディング学習用のWebサービスがたくさん出てきています。ゲームを通して学べるものや、生放送の授業が見られるものなど、種類が豊富。月額1,000円程度で利用できるものもあるので、自分に合ったものを探して試してみてください。実践的に学べて力になるだけでなく、モチベーションも保ちやすいでしょう。

自分のポートフォリオサイトを作ってみる

HTML・CSS・JavaScriptなどの基本的なコードをある程度理解している人であれば、ポートフォリオサイトを作ってみてください。本で読んだりスクールで学んだりしても、実践しないことには身につきません。

ポートフォリオは、転職や独立をする際に必ず必要になります。Webデザイナーであればポートフォリオサイトを持っておいて損はありません。
実務経験がなくても、ポートフォリオサイトの成果物を見てスキルを認めてもらえることもあります。そういった意味でも必ず自分のプラスになるので、モチベーションが保ちやすいでしょう。

以下の記事ではポートフォリオの作り方を解説しています。せっかくなら、転職や独立のときに評価されるポートフォリオを作ってくださいね。

関連記事:Webデザイナー必見!評価されるポートフォリオの作り方

こんな勉強の仕方はやめて!コーディングが嫌いになる学び方

ひとりで参考書を読み込んで暗記しようとするのはやめましょう。ますますコーディング嫌いになる一方です。また、頭のなかでコーディングの理論を理解しようと考えを煮詰めたり、紙に書いて覚えようとしたりするのもNG。一向にできるようにはなりません。

コーディングの上達には、インプットとアウトプットをバランスよく行うことが重要です。インプットばかり、それも孤独にやっていても絶対にモチベーションは保てず、できるようにもなりません。

インプットしたらすぐにアウトプットすることで学びになります。本を読んで得た知識は必ず実践してみることをセットで繰り返してください。

また、どんな本を読むかも非常に重要なので、周りの現役エンジニアにいい本がないか聞いてみることをおすすめします。以下の記事も参考にしてみてくださいね。

参考記事:Webデザイナーが選ぶ! コーディングスキルを磨きたいときに読むべき本5選

まとめ

コーディングは、自分に合ったやり方で学べば決して怖いものではありません。また、よりよいデザインのアウトプットには欠かせない知識です。コーディングができなくて行き詰まっている・不安に感じている人は、まず学習方法を検討するところからはじめてみてくださいね。

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