フリーランスのWebデザイナーになるには?【必要な準備や仕事の始め方を解説】

フリーランスのWebデザイナーになるには?【必要な準備や仕事の始め方を解説】

自由な働き方が魅力のフリーランス。Webデザイナーとして独立を考える人は少なくありません。しかし、仕事はどうやって取ればいいの?自分のスキルレベルで本当に稼げる?など不安なことも多いはずです。

本記事では、フリーランスWebデザイナーの収入事情や案件の取り方、独立に必要な準備などを解説します。未経験からフリーランスを目指している人にも必見の内容です。

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目次

Webデザイナーがフリーランスになるメリット・デメリット

まずはWebデザイナーがフリーランスになるメリット・デメリットを紹介します。会社員からフリーランスになるメリットに目がいきがちですが、独立後に後悔しないようデメリットも把握しておきましょう。

働く時間や場所が自由

フリーランスのメリットとして真っ先に思いつくのが自由さではないでしょうか。フリーランス白書2022の調査を見ても、働く時間や場所を満足している項目に挙げているフリーランスが多くいることが分かります。

特にWebデザイナーの場合は在宅でできる仕事が豊富にあるため、このメリットを感じやすいでしょう。リモートワークであれば、主婦(主夫)として家事をしながらWebデザインの仕事をすることも可能です。会社員よりも自由さを感じられるのがフリーランスのメリットと言えるでしょう。

スキル次第で収入UPも可能

フリーランスになることで年収が上がったという声もよく聞かれます。昇給が難しい職場にいる場合は、スキルに対して適正な給料になっていないことも。フリーランスとして独立することで、正当な対価を得られるようになるケースもあります

また働いた分だけ収入が増やせるのも、フリーランスならではのメリットです。デザインスピードを上げてどんどんバナーを制作するなど、スキルアップをすることが年収に直結します

請求書発行や経費の支払いに時間が取られるのはデメリット

フリーランスの大変な部分として確定申告を思い浮かべる方も多いでしょう。確定申告以外にも、請求書を発行したり、経費を帳簿につけたりと日次・月次の事務作業は多数発生します。

独立したての頃は慣れない経理業務に時間が取られてしまい、本業のWebデザインに集中できないことも。フリーランスになった場合、本業以外の仕事も発生することは覚悟しておきましょう。

自己管理が大切。収入が不安定になって失敗するケースも

フリーランスは、会社員と違って有給休暇がないため、怪我や病気で休んだ分だけ収入が減ってしまいます。収入の保障がない点はフリーランスのデメリットと言えるでしょう。

また、意気込んでフリーランスのWebデザイナーになったものの仕事がない…という失敗例もあります。仕事の取り方はもちろん、自分のスキルで通用するかは事前に確認をしておきましょう。

フリーランスWebデザイナーの年収はどれくらい?会社員との違いはある?

会社員からフリーランスになることで年収がアップする場合もありますが、実際はどれくらい稼げるのでしょうか。フリーランスが請けられるWebデザイン案件の単価を参考に、フリーランスWebデザイナーの年収を確認していきます。

会社員Webデザイナーの平均年収は400万円前後

賃金構造基本統計調査(2019年度)を参照すると、デザイナーの平均年収は約432万円。DODAでは363万円、求人ボックスでは448万円という調査結果もありました。多少のばらつきはありますが、ざっくり見るとWebデザイナーの平均年収は400万円前後であることが分かります。

Webデザイナーの年収については以下の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:Webデザイナーの平均年収は?収入UPの方法も解説!

フリーランスWebデザイナーの平均年収は480万円前後

レバテッククリエイターで掲載している案件を見ると、Webデザイン案件の平均単価は月40万円前後、年収にすると約480万円です。平均年収だけを見ると会社員よりもフリーランスの方が稼げることがわかります。

ただし、青色申告を行うなど、税金対策を行わなければ、手元に残るお金が減ってしまうことも。フリーランスとして手取り収入を増やすためには、正しいお金の知識も必要です。

フリーランスWebデザイナーの年収については以下の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:フリーランスWebデザイナーの年収を解説【相場が分かる単価診断も!】

フリーランスのWebデザイナーになるには?必要な手続きを解説

いざフリーランスとして独立することを考えたとき、税金や保険はどうすればいいのかな、開業届は出さなければいけないのか、など不安に思う人もいることでしょう。以下では、フリーランスになる前に必要な手続きについて解説します。

開業届を提出する

個人事業主のフリーランスとして事業を始める場合は、開業届の提出が義務付けられています。ただし、罰則規定があるわけではないので、フリーランスでも出していない人がいるのが実態です。

罰則がないとはいえ、青色申告を受けられなかったり、補助金などの申請ができなかったり、出さないことのデメリットは大きいので、開業届は必ず出しておくようにしましょう。

開業届については以下の記事も参考にしてください。

関連記事:フリーランスは開業届の提出は必須?書き方やタイミング、メリットデメリットを徹底解説

健康保険・年金の切り替え手続きを行う

会社を退職すると、会社の健康保険や厚生年金の被保険者資格から外れることになります。日本の法律では、20歳~60歳までの国民は、いずれかの健康保険および年金への加入義務があるので、これらの切り替え手続きが必要です。

詳しくは以下の記事で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

関連記事:健康保険・年金の切り替え手続き

フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方

フリーランスになったものの、思ったよりも仕事が来ない…ということもあります。駆け出してから慌てないよう、事前に仕事を確保したり、相談できる人の目星をつけておいたりしましょう。

ポートフォリオの更新はマスト!最新の状態にアップデートしておく

フリーランスのWebデザイナーとして仕事を探す前に、ポートフォリオの準備を整えておきましょう。商談を行うときに、自分のデザインスキルや経験をアピールするツールとして必ず必要になります。

自分のスキルがうまく相手に伝わらないと、うまく案件を獲得していくことができないので、すでにポートフォリオを持っている人も事前に内容を見直しておくのがおすすめです。

ポートフォリオの作り方については、以下の記事でも解説しています。これから作る人も、既に作成済みの人もぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【プロが解説】Webデザイナー必見!評価されるポートフォリオの作り方

ツテやエージェントを使って案件を獲得する

案件の獲得先として最も多いのは、知人・友人・前職のツテ。積極的に声をかけておくのがおすすめです。ただし、タイミングによってはちょうどよい仕事がないこともあります。そのような場合はフリーランスエージェントを検討してみてください。

フリーランスエージェントとは、業務委託案件を持つ企業とフリーランスを仲介してくれるエージェントのこと。豊富な案件を持っているので、興味のある仕事や条件のよい仕事を見つけやすいのが特徴です。

企業側が紹介料を支払うビジネスモデルになっているため、フリーランス側は無料で利用ができます。まずはエージェント経由で案件を獲得し、軌道に乗ってきたら別の経路から仕事を獲得していくのもよいでしょう。

フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方【現実は厳しい?】

フリーランスWebデザイナーの案件受注から納品まで

フリーランスWebデザイナーが案件を受注した後から納品までのおおまかな流れを解説します。

見積書の提出・契約締結

案件を受注する前に、見積書を作成してクライアントに確認をしてもらいます。Webデザイナーの場合は諸費用のほか、デザイン案はいくつ出すか、修正回数は何回までにするかなど、条件面についても盛り込むとよいでしょう。

見積書で内容の確認ができたら、契約を締結します。契約のフォーマットはクライアントのものを利用するか、指定がなければ自分で用意しましょう。

デザインカンプを作成する

Webサイトの設計図である「ワイヤーフレーム」をもとに、デザインカンプを作成します。ワイヤーフレームやラフの共有がない場合は、自分でヒアリングを行いながら情報設計から行うケースも。想定と違ったということがないよう、事前に作業範囲を確認しておくのがおすすめです。

コーディング

LPの制作など、案件によっては、Webデザイナーがコーディングを担うこともあります。デザインからコーディングまで、一人で担当できるかによってWebデザイナー案件の単価は大きく異なるので、コーディングスキルは身につけておくのがおすすめです。

納品・請求書の提出

担当する作業が完了したら、クライアントに納品します。確認してもらったうえで修正点があれば、すぐに対応しましょう。

納品物の検収が完了したら、クライアントに請求書を提出します。消費税や振込手数料の負担などは事前にどう扱うのか確認しておくとトラブルに繋がりづらいでしょう。

フリーランスWebデザイナーに求められるスキル

どんなスキルがあればフリーランスとして通用するのでしょうか。ここでは、主に必要とされるスキルをピックアップして紹介します。

高いWebデザインスキル

Webデザイナーがフリーランスとして活躍する目安として、実務経験3年と言われるほど、Webデザインに関するスキルは重視されます。photoshopやillustratorを用いてグラフィックを作成スキルはもちろん、Sketch・Figma・XDなどを用いてUIデザインができるスキルも大切です。

ツールが使えることは前提として、ディレクターやマーケターの意向を汲み取ってデザインに落としこむことができるスキルが求められます。

プログラミングスキル

必須ではありませんが、プログラミングができると仕事の幅が広がります。HTML/CSSを用いて簡単なフロント作業ができるだけでも、かなり重宝されるでしょう。単価アップにもつながるので、フリーランスのWebデザイナーはプログラミングスキルも身につけておくのがおすすめです。

コミュニケーション能力

フリーランスに限らず重要なスキルですが、フリーランスの場合はより重要になるのがコミュニケーション能力。意思疎通がしやすい、意向を汲み取ってデザインを作ってくれるなど、ポジティブな評価を受けることが継続的な契約につながります

未経験からフリーランスWebデザイナーになるには?

未経験からスクールに通い、フリーランスを目指す人もいることでしょう。未経験からフリーランスになるのは可能か、どうすればフリーランスとして独立できるかについて解説します。

実務経験なしで、いきなりフリーランスになるのは難しい

当然のことながら、実務経験がない状態でいきなりフリーランスになるのは難しいのが現状です。企業がフリーランスに求める水準は高く、多少実務経験があったとしても採用されないこともあります

デザインスキルは未熟でも、プログラミングスキルが高い、マーケティングができる、Webディレクションができるなど、別の付加価値がない場合は、未経験からフリーランスのWebデザイナーになるのは難しいでしょう。

独学かスクールでWebデザインスキルを身につける

まずはWebデザインの基礎を身につけることが大切です。自分のペースで学習したい人は独学で、誰かに質問しながら学びたい人はスクールでスキルを身につけましょう。スクールによっては、就職先の斡旋をしてくれるところもあるので、プラスアルファのメリットも含めて、学習方法を選んでください。

会社で実務経験を積んでから独立を検討する

独学やスクールでデザインスキルを身につけたら、会社で実務経験を積むのが着実なステップでしょう。実務を行うことで、Web制作の流れや、顧客とのコミュニケーションの取り方など、実務の中でしか経験できないことを学べます

まとめ

自由を求めてフリーランスになる人も多くいますが、自分のスキルで仕事は獲得できるのかなど、独立後に生計を立てられるのかは事前に確認しておきましょう。

レバテッククリエイターでは、フリーランスのWebデザイナー向けの案件を多数保有しています。案件を提案してほしいという人はもちろん、自分のスキルで通用するのか?どんな案件があるのかとりあえず聞きたいなど、まずは相談したいという方も大歓迎。お気軽にお問い合わせください。

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