Webデザイナーに将来性はない?AIに負けない需要の高い人材になる方法は?
目まぐるしい成長を続けるWeb業界とともに、高水準の需要をキープしてきたWebデザイナー。しかし、最近ではAIをはじめとしたさまざまな技術に取って代わられるという噂が絶えません。
また、スクールや独学でも知識とスキルを身につけられるため、Webデザイナーの数は増加傾向にあります。このままでは仕事がなくなってしまうのでは、と不安に感じている人も少なくないはず。本記事では、需要の高いWebデザイナーで居続ける方法を解説します。
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目次
AIに代わられる?Webデザイナーの将来性が危ぶまれる理由
Web業界は伸びているのにも関わらず、Webデザイナーの将来性を不安視する声が聞かれます。ここでは、その理由を解説します。
簡単なデザインは自動化される。知識がなくても簡単にできる時代へ
近年さまざまなツールが開発されていることにより、簡単なデザインであれば知識がなくてもできるようになりました。バナーなどのフォントやカラー、レイアウトをAIで自動作成できるツールも登場しています。
また、NoCodeと呼ばれる「ノーコード開発プラットフォーム」も広く普及し、コーディングスキルがなくてもWebサービスやアプリを簡単に開発できてしまう時代です。WordPressやWix、Shopifyなどを使えば、簡単におしゃれなホームページやECサイトが構築可能。またAIによる自動コーディングサービスも、成長し始めています。
飲食店や美容サロンに関しては、ぐるなびやボットペッパービューティーなど、企業が運営するサイトに登録すれば、自店舗のサイトを簡単に持つことも可能です。このように、専門的な知識がなくても、簡単にWebサイトやECサイトを作れるようになったため、Webデザイナーの将来性が危ぶまれていると考えられます。
競争の激化で低単価の懸念も。Webデザイナーを目指す人が増加傾向に
DUDAが提供する転職求人倍率レポートによると、2020年に始まったコロナ禍以降においてもWeb業界の求人倍率は高い水準をキープ。「デザイン政策ハンドブック2020」からは、デザイン職種の人口が増えていることもわかり、需要の高いWeb業界でデザイナーを目指す人は増えていくと考えられます。
競争が激化することにより、安く仕事を請け負うWebデザイナーが増えてしまうと、単価の水準が下がってしまう懸念も。また、受けられる仕事の数そのものが減ってしまう可能性もあります。
需要はなくならない?将来性のあるWebデザイナーになるには?
Web業界は成長を続けているため、Webデザイナーの需要は今後も大きく下がることはないでしょう。しかし、指示されたものを作るだけといった単純な作業を請け負うデザイナーの需要は下がっていく可能性が高いといえます。
需要の高いデザイナーとして活躍するためには、プラスアルファのスキルや経験が必要。ここからは、機械に取って代わられないWebデザイナーになるための方法をご紹介します。
デジタルマーケティングスキルで売れるサイトが作れる人材に
クライアントに利益をもたらすことができるWebデザインを行うには、マーケティングスキルが欠かせません。見た目が美しくおしゃれであればよいわけではなく、どうすればユーザーの興味を惹きつけることができるのかを考えることが求められます。
会社の事業内容やWebサイトから求める成果は千差万別。SEO・SNS・Web広告などさまざまなマーケティング手法を理解し、UI・UXを考慮したサイトデザインを考えていく必要があります。
ブランド認知ならこういうデザイン、CVR改善ならこういうデザインと、最適なデザインを提案できる能力が必要です。
関連記事:Webデザイナーが知っておくべきマーケティングの基礎知識
チームマネジメントもできて案件が円滑に!ディレクションスキル
Webデザインを行うときには、デザイナー以外にもさまざまな職種の人が関わることになります。チームメンバーに指示を出したり、関係各所との打ち合わせや調整を行ったりできるディレクションスキルも重要です。
ディレクションスキルがないと、言われたとおりにデザインを行うことしかできません。Webディレクターの役割も任せられるデザイナーのほうが需要が高く、さまざまな案件に対応が可能です。
ディレクションには、トラブルが発生したときの対処や、クライアントの要望調整など高いコミュニケーション能力が必要なシーンが多いので、実践を積みながら身につける必要があります。
関連記事:Webデザイナーに必要なスキルは?【スキルアップの方法も解説】
スキルアップにはフリーランスという選択肢も
マーケティングやディレクションに携わりたいと思っていても、下請けの作業的な仕事が多く、今の環境ではスキルアップするのが難しいと感じている方もいることでしょう。そんな方は、フリーランスになることを視野に入れるのもひとつの手です。
自分のスキルレベルにもよりますが、これまで携われなかった大企業の案件への参画や、事業会社のインハウスデザイナーとしてジョインすることも可能。これまでよりも領域を広げられるため、スキルアップの選択肢として検討してみる価値はあるのではないでしょうか。
以下の記事では、フリーランスのWebデザイナーについて解説をしています。フリーランスの具体的なイメージがもちづらい方はぜひ参考にしてください。
関連記事:フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方【エージェント利用はおすすめ?】
まとめ
簡単で単純な仕事は今後どんどんAIなどの技術に取って代わられていくでしょう。しかし、クライアントやユーザーが本当に求めているものは何なのかを見極めることは、まだまだ人間にしかできないはず。将来性に不安を感じているWebデザイナーは、プラスαのスキルを身につけることをおすすめします。
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