Webプロデューサーの平均年収は？収入を上げる方法も解説！

Web制作事業そのものを統括し、監督するWebプロデューサー。Web制作における責任者とも言える、やりがいの大きい仕事です。制作現場にいる人や、Webディレクターをやっている人の中には、いつかWebプロデューサーになりたいと思っている人も少なくないはず。本記事では、Webプロデューサーの平均年収や、年収を上げるためにできることなどについて解説します。

目次

• Webプロデューサーとは？仕事内容は？
• Webプロデューサーになるには？
• Webプロデューサーの平均年収は？
• Webプロデューサーが年収を上げるには？
• まとめ

Webプロデューサーとは？仕事内容は？

Webプロデューサーとは、Web制作に関わる事業をトップで統括する監督者のポジションのこと。制作そのものに関わることは少なく、企画の立ち上げや新規プロジェクトの立案、クライアントとの打ち合わせや予算設定など、さらに上流の仕事を担うのが一般的です。

クライアントのニーズを汲み取った上で、どんなWeb制作を行うか立案するためのマーケティング能力、適切な予算設定や人員配置を行う経営的な視点などが必要とされます。

制作会社においてクライアントの仕事を受けて動くパターンもあれば、インハウスプロデューサーとして自社プロダクトをプロデュースするパターンも。一口にWebプロデューサーと言っても、その役割はさまざまです。

Webプロデューサーになるには？

Webディレクターを経験してからWebプロデューサーにステップアップすることが多いのが特徴です。また、Webディレクターになる前にも、Webライターや編集者、デザイナーやエンジニアなど、制作職種としての経験を踏んでいる人がほとんど。

Webプロデューサーとなると、Web制作に関する知識やノウハウも必要になるため、現場での制作経験がないと適切な判断ができなかったり、予算やスケジュールの設定がうまくできなかったりすることにつながります。

Webに関する知見やスキルのほかにも、マネジメント能力や企画力、コミュニケーション能力、リーダーシップなど、高いビジネススキルも培っておく必要がある職種です。

Webプロデューサーの平均年収は？

求人ボックスなどの人材サイトによると、Webプロデューサーの平均年収は600万円前後だといえるようです。厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査からわかる全体の平均年収455万円と比較すると、高めであることがわかります。

WebプロデューサーはWeb制作における最上位職種であり、平均年齢や業界経験年数も高くなることから、高収入を期待できると考えていいでしょう。大手Web制作会社やIT系企業であれば、1000万円近くもらえることも。

年収が上がるほど、求められるスキルやは高くなりますが、徐々にスキルや経験を身につけて大手企業を目指す人が多くいます。

Webプロデューサーが年収を上げるには？

ここでは、Webプロデューサーが年収を上げるためにできることについて解説します。

さらなるスキルアップをはかる

WebプロデューサーはWeb制作における最上位職種なので、キャリアアップを目指すというよりは、さらに豊富なスキルや経験を積み上げていくべきです。

Webプロデューサーといっても、どんなWeb制作に携わってきたか、実績はどのくらいあるか、Webサイトだけでなくアプリの制作もできるのかなどによってもアピールできるスキルは異なります。

また、何人規模のプロジェクトを牽引してきたのかによって経歴の見栄えが異なるのも特徴です。5~6人程度のプロジェクトと50人規模のプロジェクトでは、全く経歴として見栄えが異なる上、身についているスキルにも差があります。

年収アップのためには、大規模で複雑なプロジェクトやサービスの統括を経験するか、小さなサービスを大きくしていくなどの経験が求められるでしょう。

役員を目指す

ある程度Webプロデューサーとして経験が豊富で、自分のスキルに自信がある人は、企業の役員を目指して年収アップをはかるのもおすすめ。IT系のメガベンチャー企業であれば、経験やスキルによっては即役員として採用されることもあります。

また、年収も1000万円近い額でオファーしてもらえることが決して少なくありません。多くの場合、役員ともなれば少なくとも800万円程度は出してくれることがほとんどです。

役員となれば、事業そのものに関する知識を持ち合わせていることは大前提で、さらに経営に関するスキルや知見が求められます。自分で勉強をしたり、さまざまな会社の経営層と関わったりすることで身につけておきましょう。

より待遇のいい会社へ転職する

より待遇のいい会社を探し、転職するのも手です。企業によって平均給料が変わるだけでなく、用意している待遇によっても実際の手取り額は大きく異なります。

残業代が1分単位で支給される、ボーナスの還元率がいい、住宅手当が出る、ランチ代が支給されるなど、企業によって待遇や福利厚生の内容はさまざまです。

提示される額面は同じでも、待遇がよければ最終的にもらえる額が年収100万円単位で変わるということも少なくありません。いろいろな企業を比較しながら転職先を探してみるといいでしょう。

フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立し、収入をたくさん積み上げていくのもおすすめです。フリーランスは収入を上げやすいだけでなく、働く時間や場所が自由という魅力もあります。

どれだけたくさんの仕事を任されても固定給に変わりない会社員とは違い、フリーランスは案件を請け負えば請け負っただけ収入として積み上げていくことが可能です。

また、Webプロデューサーの場合は制作スキルも持っていることが多いので、Webプロデューサーとしての案件と平行して、開発系の案件も受けるなど、スキルをいかしてたくさんの案件を受けることができます。

最近ではフリーランスエージェントを使うことで、案件探しも比較的簡単になりました。Webプロデューサーになれるほどのスキルがあれば、フリーランスとして自律心を持って活動することはさほどハードルの高いことではないので、ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

Web制作に関わっている人ならぜひ目指してほしいWebプロデューサーのポジション。Webプロデューサーにまでなることができれば、その先の選択肢はかなり広がります。年収もどんどん高みを目指していくことができるので、ぜひ目指してみてくださいね。