Webデザイナーで年収1000万は可能？目指すにはどうしたらいい？

これからWebデザイナーを目指す人も、すでに活躍している人も、年収1000万をひとつの目標や夢にしているケースが多いのではないでしょうか。そこで今回は、Webデザイナーが年収1000万円を目指すにはどうしたらよいかについて解説します。

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目次

• Webデザイナーの平均年収は400万前後。1000万円は簡単じゃない
• 1000万円プレイヤーになる選択肢は大きく3つ
• 年収1000万のWebデザイナーを目指すにはどうすればいい？
• まとめ

Webデザイナーの平均年収は400万前後。1000万は簡単じゃない

賃金構造基本統計調査によると、デザイナーの平均年収は約426万円。DODAの調査では年収400万円未満のWebデザイナーが60％以上、1000万円を超える人は0.3%と、1000万の年収が得られるWebデザイナーはほんの一握りだということがわかります。普通に企業勤めをしていても、Webデザイナーとして年収1000万になるのは難しいでしょう。

Webデザイナーの年収についてもう少し知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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年収1000万プレイヤーになる選択肢は大きく3つ

年収1000万円を目指すのは非常に難しいですが、可能性のある選択肢を3つ提示したいと思います。

企業に勤めながら副業で収入を増やす

職種の傾向としても年収相場が高いわけではないので、年収1000万を目指すなら会社勤めの収入にプラスして、副業の収入を得なければなりません。土日や平日の空いた時間にできる案件を請け負うなど、リソースをフルに使って仕事をする必要があるでしょう。

フリーランスならリソースをうまく調整できる

フリーランスは会社員と異なり、定時の仕事ではないため、作業効率と単価を上げることが、ダイレクトに年収アップにつながります。自分のスキルや案件のとり方次第で年収1000万になれる確率が高いといえるでしょう。

関連記事：フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方【エージェント利用はおすすめ？】

CDOやCXOを目指すのも選択肢のひとつ

CDOとはChief Design Officer、CXOとはChief Experience Officerのこと。デザインやユーザー体験に関する最高責任者です。資金調達後のスタートアップなど、高い年収でハイスキル人材を採用したい会社であれば、年収1000万も夢ではありません。

年収1000万のWebデザイナーを目指すにはどうすればいい？

いくつか選択肢を挙げましたが、ここからは、年収1000万を目指すためには具体的にどうすればいいのか解説します。決して簡単なものではないので、真剣に全力で取り組むことが重要です。

まずは現実的な目標を立てよう。段階を踏むことが重要

いきなり漠然と年収1000万を目指しても、簡単に到達できるものではありません。まずは具体的で現実的な目標を、アクションプランも含めて段階的に立てましょう。

例えば「○年○月までに年収500万を目指す」という1つ目の目標を立てたら、以下のように具体的なアクションプランを考えます。

・A社の案件を交渉して月額○円に上げてもらう：○月○日まで
・B社の案件は割に合わないので契約解除する：○月○日まで
・B社の案件が終わったら、○○エージェントに登録する：○月○日まで
・○○エージェントに登録したら、○円以上の案件を探して引き受ける：○月○日まで

上記のように、具体的かつ段階的な目標を、自分の現在の状況に応じて立てましょう。

自己分析は入念に！年収1000万人材との差分を把握する

目標を立てる際に意識したいのが、年収1000万人材はどのようなスキルを持っているのかということ。

LP制作に特化していて、成果が出るLPを効率よくたくさん作れる人もいれば、デザインを中心にディレクション・コーディング・マーケティングまで幅広く対応できる人もいるでしょう。

自分の強みは何で、どのスキルをどれだけ伸ばせばいいのかを把握することが大切です。

自己PRは超重要！ポートフォリオ作成には時間かけて

年収1000万クラスのスキルや経験を持っていても、それをアピールできなければ意味がありません。ポートフォリオは常にアップデートし、最新の状態にしておきましょう。

自己PRでは、他者との差別化がとても重要。「何でもできます」では、たとえそれが事実であったとしてもアピールになりません。自分が得意とすることは何なのか、誰にも負けない分野は何なのかを伝えられるようにしてください。

クライアントは何でもできる人にお願いしたいわけではなく、自分たちのニーズにちょうど合致する特化型の人にお願いしたいのです。

差別化するポイントは、人によってさまざま。エンジニアに劣らないコーディングスキルが自慢の人もいれば、SEOに強い人もいるでしょう。Webに関するスキル以外でも、例えばスポーツに詳しいことや法律に詳しいことなど、とにかく自分がビジネスで使えるものについては記載しておくのがおすすめ。

誰に依頼しようか迷っているクライアントが、どこに目をつけてくれるかわかりません。活かせるものはすべてポートフォリオに組み込んでおきましょう。

関連記事：Webデザイナー必見！評価されるポートフォリオの作り方

人脈も大切に！どんなつながりも大事にしよう

例え業界が違えど、副業の話やフリーランス案件はどこから舞い込んでくるかわかりません。人との出会いやつながりを1つ1つ大切にし、人脈を増やしておきましょう。出会った人が将来企業する際に声をかけてくれることもあるかもしれません。

仕事も結局は人と人で行うものです。人脈を大切にできなければ信頼も得られないため、どれだけ高いスキルを持ち合わせていても仕事を任せてもらえません。

また、どこにいってもWebデザイナーであることを会話に出しておくと、どこからか話が広がって仕事が舞い込んでくることも。人に出会う場所では常にアンテナを張っておくことをおすすめします。

関連記事：人脈はフリーランスの武器になる！人脈作りのコツを解説

常に向上心を持ってスキルアップに励むこと。時代の流れに乗り遅れないように

ビジネスは常に進化し続けていますが、なかでもIT業界の変化は目まぐるしいものです。常に最新情報をキャッチアップしておかないと、成長が止まって受けられる仕事もどんどん減ってしまうことに。

Webデザインのトレンドはもちろん、使う技術もどんどん新しいものに変わっています。最近であれば、WordPressやShopifyの案件が増えているため、PHPができるWebデザイナーの需要は高いと言えるでしょう。

時代の流れを先読みし、需要の高いスキルを身につけておくことは年収1000万への第一歩です。

関連記事：Webデザイナーに必要なスキル一覧【スキルアップの方法も解説】

タスクマネジメント能力を上げよう。効率よく仕事を進められるように

高収入を得るには、タスクマネジメント能力の向上が必須です。とくにフリーランスであれば、引き受ける仕事の内容や報酬を見ながら、効率よく仕事を進めていかなかければなりません。

どの案件をどのタイミングで、どのくらいの時間をかけてこなしていくか、いつまでに完成させるかなど、複数の案件すべてをマネジメントしなければいけません。

また、場合によっては案件を断ることも必要です。あまりにも割に合わない仕事や、仕事全体の効率に影響を及ぼす場合などは、迷わず断る勇気と交渉力が必須。

とくにフリーランスのWebデザイナーは複数案件を同時進行で進めていかなければならないので、混乱しないようにタスクマネジメント能力は上げておきましょう。

体が最大の資本！多忙に負けない健康な体を

つい見落としがちなことですが、最も重要なのは健康な体作りです。

Webデザイナーとして年収1000万円を目指す道のりは非常にハード。多忙な毎日に耐えるだけの体力も必須です。仕事をしながら知識やスキルのアップデートが必須ですので、ときには早朝から深夜まで作業をする日もあるでしょう。休暇の取れない日が続くこともあるかもしれません。

そんな状況でも耐え抜くため、毎日の生活習慣を整え、栄養をしっかりバランスよく摂取し、適度に運動をして体を鍛えましょう。

まとめ

Webデザイナーとして年収1000万円を稼ぐことは、決して簡単に到達できるものではありません。本記事で解説したことはどれも大変な努力が必要なことなので、少しずつ身に付けて習慣化していくことをおすすめします。