2016年6月27日

“フリーランス単価アップの秘訣” を400人の支援をしたカウンセラーが語る

『高収入デザイナー』の求人・案件に共通する5つのポイント

『高収入デザイナー』の求人・案件に共通する5つのポイント

フリーランスWebデザイナーの求人・案件の単価はさまざま。いわゆる稼げる人材と稼げない人材とでは、収入に大きな開きが存在するのも事実。そこで今回は、レバテックのテクニカルカウンセラー渡邉将弘さんに、高単価のフリーランスWebデザイナー求人・案件に共通するポイントと、そうした案件に参画できるようになるためにすべきことなどについてインタビューしました。

渡邉さんが、これまで総勢400人以上のクリエイターを支援するなかで見出した真実とノウハウは、単価アップを願うフリーランスWebデザイナーをはじめ、将来、独立を考えるWebデザイナーにも必読の内容です。



レバテッククリエイター テクニカルカウンセラー
渡邉 将弘
(わたなべ まさひろ)
2011年レバレジーズ(現レバテック)入社。エンジニア向けのテクニカルカウンセラーとして従事した後、Webデザイナー他さまざまなフリーランスクリエイターを支援する現職に。クリエイターの「一生のパートナーになること」を目標に、丁寧かつ柔軟なアドバイスを行う。私生活では、2年ほどゲーム「黒猫のウィズ」にはまっている。


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Webサービス立ち上げ、アプリ…ニーズ拡大に伴い、求人・案件も増加


─まずは市場の動向について、フリーランスWebデザイナーの求人・案件の数自体は増えているんでしょうか?

全体的に増加している印象が強いですね。レバテックでいえば、ここ数年でフリーランスWebデザイナー向けの求人・案件数が、大きく伸びています。

理由として考えられるのは、Webサービスが続々と立ち上がっていて、そのビジュアルを充実させるために、Webデザイナーを欲しがる企業が増えているということ。例えば、以前は人材獲得にはほとんどコストをかけなかったような小規模のベンチャー企業からも、「UIに強いWebデザイナーさんはいないですか?」とご相談いただくことがあります。

また、企業が求める人材も多様で、LPやバナーのデザインだけを手がける人材を探している場合もあれば、デザインからフロントエンドまで対応できるフルスタックの人材を必要としている場合もあります。フリーランスWebデザイナーの求人・案件の多くで、企業側が求めるスキルや経験値のレベルが上がってきている印象を受けます。

─なるほど。そうした企業からの需要を背景に、Webデザイナーとして独立される方も増えているのでしょうか?

そうですね。背景には、クラウドソーシングサービスの普及があります。それだけで食べていける方は多くないようですが、会社員として働きながらすきま時間で作業を請け負うこともできますし、営業の必要もないので、Webデザイナーをはじめクリエイターが独立することへのハードルを下げたと思います。

レバテックでも正社員や派遣など、多様な雇用形態での求人・案件をご紹介していますが、フリーランスとしての契約を希望されるWebデザイナーの方が、実際に増えています。

─最近では、どんな経歴を持つWebデザイナーの方がフリーランスになっていますか?

制作会社に社員として勤務していた方ですね。独立後、会社員時代に担当していたクライアントから引き続き依頼を受けたり、勤めていた制作会社から案件を受注しているという方も結構いらっしゃいます。

─フリーランスWebデザイナー向けの求人・案件の単価は、高いものと低いもの、それぞれ幾らくらいですか?また、両者にはどれくらいの金額差がありますか?

レバテックで扱っている求人・案件でいうと、上は月単価90万円くらい、下は月単価30万円ほどですね。フリーランスなので、その中からご自分で税金や社会保険料を支払っていただくことになりますが、高単価の案件を中心に参画されている場合、年収にして1,000万円以上稼ぐフリーランスWebデザイナーの方も珍しくありません。


『高収入フリーランスWebデザイナー』の求人・案件に共通する5つのポイント


─では、実際にそうした高単価の求人・案件ではどのようなことが求められるのか、作業内容から伺えますか?

1. 作業内容 

UI・UXなどの上流、またはフロント・バックエンド領域まで手がける


高単価の求人・案件では、デザインだけでなくその上流工程も担うよう依頼されるケースが多いですね。例えばディレクションやUI・UXデザイン、解析などの工程です。

あとは、併せてフロントエンドやシステム側の作業を担当する求人・案件でも、単価は高くなります。稀に、サイトのデザインに加えてフロントエンドとUXデザインなど、複数のスキルを持つフルスタックの人材を募る求人・案件もありますが、そうした場合には非常に高額の単価が設定されています。

2. スキル

必須はレスポンシブデザイン。歓迎はUI/UX、JavaScript、アプリ制作


必須スキルとしては、レスポンシブデザインができることです。これはある程度の単価が設定された求人・案件ならほとんどにあてはまりますが、メンテナンス工数の削減などを見込んで、レスポンシブデザインへの対応を求められるケースが非常に増えています。

いっぽう、歓迎スキルとしてはまず、UI/UXデザインが挙げられます。UI/UXデザインでは、効果検証をしながらPDCAを回していくので、感覚ではなく論理的にデザインを行う力が必要とされます。高単価の求人・案件では、そうしたスキルを持つフリーランスWebデザイナーの方が、多く活躍しています。

あとは、スマホアプリの制作スキルですね。実はスマホサイトだけではなく、ネイティブアプリのデザインまでできるフリーランスWebデザイナー方というのは、あまりいらっしゃらないんです。だから、単価も高くなる傾向があります。

さらに、JavaScriptを扱えるスキルも、単価を上げる材料となります。ここでいう「扱える」の目安は、jQueryに頼らなくてもコードを書けるくらいのレベルだと思っていただくといいでしょう。最近では、AngularJSやReact.jsなど、たくさんのフレームワークがありますから、それらを駆使して最先端のデザインを形にできれば、単価もぐっと上がります。

3. 経験

自社サービス会社での勤務、特に流行のサービスを手がけた経験が有利


高単価の求人・案件では、フリーランスWebデザイナーでも高い視点でコミットすることを求められがちです。

ですから自社サービス会社の社員として、設計や企画などの上流工程を経験していれば、それが大きな武器になります。特に、キュレーションアプリなど流行りのサービスを提供しているような企業で働いていた経歴をお持ちの方は、技術力が高い傾向にあり、高単価の案件に参画される確率も高くなっています。

いっぽう、制作会社で働いていた経歴をお持ちの場合には、幅広いジャンル・テイストのデザインを手がけてきた経験が、売りになります。企業が求める作業内容、スキルはピンポイントであることも多いので、柔軟なデザイン力を持っていることによって、高単価の求人・案件に参画できる可能性が広がります。

4. 参画先企業の業界、業態

業界はゲーム、業態は自社サービス会社、または大手の制作会社


まず業界については、やはりゲーム業界では潤沢な資金を持つ企業が多いせいか、高単価の求人・案件がよく見られます。

また、自社サービス会社と制作会社の求人・案件とを比べると、前者のほうが高単価である場合が多いですね。しかし、制作会社でも老舗で大手となると、自社でサービスを提供している小さな会社よりも、単価が高いことがままあります。

さらに、お洒落なWebサイトや先進的なサービスを提供しているようなスタートアップでは、ビジュアルやUI・UXにもこだわる傾向があり、フリーランス向けの求人・案件の単価も、高く設定されがちです。

5. マインド

正社員並みの責任感と積極性、需要に応じて職域を広げる柔軟性


単価が高い求人・案件ほど、フリーランスでも正社員並みの責任感や積極性を持って作業する姿勢が求められる傾向にあります。手がけているサービスに「愛」を持ち、競合などの分析も行いながら、積極的に発言していける人材が重宝されます。

もちろんただ発言するだけでなく、それが周囲へ効果的に作用するよう、関係者と上手にコミュニケーションを取り、調整していくことが重要です。制作会社の場合、クライアントと接する可能性もあるでしょうから、そうした配慮は欠かせません。

また、これは高単価の案件に限ったことではありませんが、例えば「コーディングはやりたくありません。デザインだけをやりたいんです」などという、担当領域に強いこだわりを持つ人材は、現場にフィットしにくいですね。

時々のニーズに合わせて職域とスキルの幅を広げ、プロジェクトに貢献していく。高単価の求人・案件では、そうした柔軟性を持つフリーランスWebデザイナーが必要とされています。


高単価案件に参画できるようになるためにやるべきこと


─そうした高単価の求人・案件に参画し、収入を増やしたいと考えているフリーランスWebデザイナーの方が、やるべきことを教えてください。

・最新の技術とトレンドを勉強し、ポートフォリオに反映させる


まずはやっぱり、最新の技術とトレンドを勉強してください。そして、それをご自分のポートフォリオサイトに取り入れて、内容を充実させてください。

─取り入れるとは、具体的にどういうことですか?

例えば旬のJavaScriptを学んだのなら、それを使って作った作品をポートフォリオサイトに掲載するのも方法の1つでしょうし、学んだ技術を活かして、ポートフォリオサイトそのものにスタイリッシュな動きをつけてもいいでしょう。企業は実務経験と作品のクオリティを重視するので、ポートフォリオの出来ばえが求人・案件の単価に大きく影響します。

なかには、希望ジャンルの求人・案件にジョインできるように、架空のバナーやサイトを作ってポートフォリオサイトに掲載しているという方も、結構いらっしゃいます。例えばアパレル系の求人・案件に参画したいから、洋服やアクセサリーを紹介するダミーサイトを制作する、といったようにです。

Webデザイナーにとって、ポートフォリオサイトは顔であり命でもあります。変化の速い業界で技術やトレンドをしっかりキャッチアップし、自分のものにしているということを、ポートフォリオを通して伝えていただきたいですね。

・採用担当者はココを見ている!評価されるポートフォリオの特徴&作り方
https://creator.levtech.jp/tips/article/1/

・週5ペースで、できれば小さくても自社サービス会社の案件へ


次は、フリーランスですが週5日ペースの案件に参画していただくことですね。

─その理由を伺えますか?

週2、3日のペースだと、任せられる作業内容が限られてしまうんですよね。特にフリーになりたての頃にいきなり自由を求め過ぎると、後々、単価の高い案件や大きな案件を担当できなくなってしまうリスクもあります。

また、できれば小さくてもいいので、自社サービス会社の求人・案件に参画することをおススメします。そこでパフォーマンスを発揮して、違うデザインやプロジェクトにまで関わるようになって、結果的に大きくスキルアップできたという方がたくさんいらっしゃいます。

実は、弊社から参画されているフリーランスWebデザイナーの方が、そんな感じなんですよね。なかでも、若手の方が成果をあげてどんどん担当領域を広げて、いつの間にかハイスキルになって単価も大幅に上がったという様子をよく目にします。

・数字を交え、実績をいつでも論理的にアピールできるようにする


あと、これまで多くのフリーランスWebデザイナーの方々をサポートしてきて分かったのは、高収入の方はやはり自己PRが上手いということ。カウンセリングでお話ししていても、過去の現場での成功体験を、会話に載せて自然に嫌味なく話されるんですよね。つねに成功事例を整理・ストックして、必要ならいつでも引き出して訴求できるようにしているようです。

さらに、実績について数字を交えてロジカルにお話しされる方が多いのも特徴的です。例えば、「以前はLPの問題点が○○だったので、☓☓を改善したら流入数が△△%増えました」という具合です。

そんな風にアピールいただけると、私たちエージェントにもご自身の強みが伝わりやすいですし、単価の高い案件をご案内しやすくなります。また直接、参画先企業から受注される場合にも、単価設定を引き上げやすくなるでしょう。ぜひ試してみてください。


レバテッククリエイターでは、豊富な高単価の求人・案件をご提案!

レバテッククリエイターの高単価のデザイナー求人・案件には次のようなものがあります。

​単価 ~950,000円 /月
【新規/既存Webサービス】UI/UXデザイン

​単価 ~900,000円 /月
ソーシャルゲームUI/UXデザイン

​単価 ~750,000円 /月
【自社ポイントサービスメディア】デザイン兼コーディング

この他にも、Webデザイナーをはじめ、Webディレクター、フロントエンドエンジニア、ゲームプランナーなど、さまざまな職種のフリーランスクリエイター向け高単価案件を豊富にご用意。「経験やスキルを活かして、収入をアップしたい」「手がけてみたいジャンルがある」というフリーランスクリエイターの皆さまは、ぜひご登録ください。

・レバテッククリエイター
https://creator.levtech.jp/

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