Webデザイナーの仕事はなくなる？その理由と対策を解説

技術やサービスが日々進化しているWeb業界。詳しい知識がなくても簡単にホームページやECサイトを構えられるようにもなりました。

そんな便利なサービスやツールに脅かされそうになっているのがWebデザイナーです。ネット上では、今後Webデザイナーの仕事はなくなっていく一方なのでは？という噂も。本記事では、その理由や仕事がなくならないための対策方法を解説します。

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目次

• Webデザイナーの仕事がなくなる？その理由は？
• 本当にWebデザイナーの仕事はなくなる？対策は？
• スキルアップにはフリーランスという選択も
• まとめ

Webデザイナーの仕事がなくなる？その理由は？

まずは、Webデザイナーの仕事がなくなると噂されている理由について解説します。

簡単なサイト制作は知識が浅くてもでできる時代に

簡単なサイト制作なら知識が浅くてもできるようになったことが、Webデザイナーの仕事がなくなると言われる最大の理由と考えられます。

デザインの知識に乏しくとも、ネット上に溢れるおしゃれなサイトをマネすることで、それなりのデザインに仕上げることが可能です。

また技術の発達により、サイト制作は好きなデザインやレイアウトを選択するだけ。コーディングができなくても、設定を少しいじれば理想のサイトに近づけることができます。

簡単な宣伝ならSNSで十分。サイト制作までは不要なケースも

近年の目まぐるしいSNSの発達により、個人だけでなく法人もSNSを活用するようになりました。簡単な告知や宣伝はむしろSNSのほうが相性がいいケースも多く、あえてコストをかけてサイトを持つ必要がないことも。

ペライチなどのサービスで一枚もののホームページを作り、ユーザーに向けた情報発信はSNSを使うというケースも増加しています。

本当にWebデザイナーの仕事はなくなる？対策は？

サイト制作におけるWebデザイナーの需要は減りつつあるかもしれませんが、職種そのものがなくなるわけではありません。依然としてバナーやLP制作の案件は多くありますし、クラウドソーシングではWordPressやShopifyなどの制作案件が増加傾向にあります。

仕事の内容が変わりゆくだけ。よりレベルの高いことが求められるようになる

誰でも簡単にある程度のサイトが作れるようになったということは、違う見方をすれば、それだけでは差別化ができなくなってしまったということです。

他社と同じようなテンプレートを使用するのでは自社のよさがアピールができない、画像はすべてオリジナルでハイクオリティのものを使用したい、など顧客の要望はこれからもさまざまであることに変わりはありません。

Webサイトに付加価値をつけるのは、専門的なスキルや知見を持ったWebデザイナーの存在であると言えます。仕事がなくなるのではなく、求められる内容が変わっただけな。素人にはできないレベルのスキルを身に着けていけばいいのです。

デザイン以外のスキルが必須！本当に求められているものを作る

これからのWebデザイナーに求められるのは、クライアントやユーザーが本当に求めていることは何なのかを見極め、デザインを使って課題解決ができることです。

そのためには、クライアントの要望をうまく吸い上げるためのコミュニケーション能力や、エンジニアやライターのディレクション能力、課題解決のための論理的思考力が必要になります。

Webデザインのスキルレベルを上げていくことに加えて、対応できる仕事の幅を広げていくことも意識しておきましょう。Webデザイン＋コーディング、Webデザイン＋マーケティングなど、専門性を広げることで、あなたにしかできない仕事を増やしていくことができます。

コーディング・マーケティング・ディレクションなど、Webデザインにプラスできるスキルはさまざまです。以下の記事を参考に、身につけるスキル検討してにしてみてください。

関連記事：Webデザイナーに必要なスキル一覧【スキルアップの方法も！】

スキルアップにはフリーランスという選択も

今の業務を続けていても、なかなか新しいことにチャレンジできないという方もいるかもしれません。クラウドソーシングサービスを使って、少しずつ副業をしていくのもひとつの手ですし、思い切ってフリーランスになるのも選択肢のひとつです。

基本的には今あるスキルでの勝負になりますが、これまで携われなかった案件に参画できたり、事業会社で制作～運用フェーズまで担当できたりする可能性もあります。

とはいえ、フリーランスとしてどうやって仕事を取ればいいかよくわからないという方もいることでしょう。フリーランスのリアルな事例も紹介しているので、以下の記事も参考に検討してみてください。

関連記事：フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方【エージェント利用はおすすめ？】

まとめ

これからのWebデザイナーに求められるのは、ユーザーの課題解決ができるデザイン。おしゃれで見た目がよいだけでは通用しなくなります。自分のデザインスキルに付加価値をつけられるよう、自己研鑽を怠らないようにしてください。