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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
目次
1. ゲームディレクターの主な仕事内容
2. ゲームディレクターの求人・案件について
3. ゲームディレクターの年収
4. ゲームディレクターに必要なスキル
5. ゲームディレクターの資格
6. ゲームディレクターになるには
7. ゲームディレクターに向いている人
8. ゲームディレクターの需要・将来性
9. ゲームディレクターのキャリアパス
10. フリーランスのゲームディレクターとして働くには
1. ゲームディレクターの主な仕事内容
ゲーム制作現場でクリエイター達をとりまとめる花形的ポジション
ゲームディレクターの仕事を一言でいうと、プロジェクトの総監督です。企画立案・提案書作成などのアイデアの段階から携わり、制作現場のプログラマーやデザイナーなどを取りまとめるゲームディレクションが主な仕事内容となります。ゲーム作りの工程に広く関わるため、求められる責任がとても大きい一方で、自分の手がけたゲームがユーザーを楽しませるという、やりがいも大きな仕事となっています。そのほか、現場のマネジメントやゲームディレクションだけでなく、クライアントとの折衝やイベント・キャンペーンの企画などにも携わることケースもあり、ゲームディレクターという職業に求められるスキルは非常に幅広いです。
2. ゲームディレクターの求人・案件について
ゲームディレクターは、ゲーム開発においてプロジェクト全体を監督する役割を担う職種です。ゲームプランナーが目指すキャリアパスであり、アシスタント・ゲームプランナーを経てからステップアップするのが一般的となっています。社内外の関係者やエンジニアとのやり取り・交渉を行うことが多いため、高度なコミュニケーション能力が問われる様なゲームディレクターの求人・案件も多く存在します。
近年のソーシャルゲーム人気の影響で、ゲームディレクターの求人・案件は比較的多い傾向にあります。単価の高い求人・案件も存在しますが、高単価案件に参画する場合、ゲームディレクターとしてゲームディレクション業務に携わった経験が求められる傾向にあります。
ゲームディレクターの求人・案件一覧を見る
3. ゲームディレクターの年収
以下の金額は、サイト内の単価診断ツールにて「ブランクなし」での経験年数別の単価目安から算出した、フリーランスのゲームディレクターの年収目安です。そのため、会社員の給料、年収とは単純比較できない点にご留意ください。
実務経験に基づく年収の目安(週5日作業の場合)
・ゲームディレクター(実務経験1年未満 )の年収:300万円(25万円/月)
・ゲームディレクター(実務経験1年~2年)の年収:384万円(32万円/月)
・ゲームディレクター(実務経験2年~3年)の年収:468万円(39万円/月)
・ゲームディレクター(実務経験3年~5年)の年収:468万円(39万円/月)
・ゲームディレクター(実務経験5年以上 )の年収:720万円(60万円/月)
※上記の金額は目安であり、実際のお支払い額はご自身の経験/スキルなどにより変動します
4. ゲームディレクターに必要なスキル
ゲームディレクターには多様なスキルが求められますが、ひとつにはチームのマネジメント能力が挙げられます。プロジェクト進行の管理やスタッフへの的確な指示など、全体を広く俯瞰する能力が重要です。
また、プランニングやマネジメントが主な業務とはいえ、制作現場に適切な支持を出すためには、プログラマーやデザイナーの領域も把握しておく必要があります。実際、UnityなどのゲームエンジンやPhotoShopやIllustratorなどのグラフィックツールのスキルがあるゲームディレクターの方を求める求人・案件もあるため、開発に関する技術を培うことはプラスになります。
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5. ゲームディレクターの資格
ゲームディレクターになるための必要な資格は特にありません。しかし、開発現場を統括するという業務の性質上、業務全体への知識・理解・経験が重要になります。そのため、実際のゲームディレクターの求人・案件では資格よりも実務経験が強く求められます。
一般的には、メーカーや開発会社にて、プランナーやプログラマー、デザイナーなどの職種で実務経験を積んでいき、ゲームディレクターへステップアップするパターンが多いようです。
そのほか、ヒットするゲームを生み出すには「ゲームが好きであること」も大事なことです。リアルなユーザー目線を持つことで、ユーザーが求めるゲームを提供することにつながります。
6. ゲームディレクターになるには
ゲームディレクターは、新卒からすぐに就けるポジションではありません。ある程度の経験やスキルが求められます。まずは現場で下積みを経験することが一般的です。開発スタッフとして、プランニングやプログラミング、グラフィックデザインなどを学び、それぞれの業務への理解を高めます。そしてさらに、ゲームの動向に敏感になることで、ユーザーの求めているものやこれまでにない新しいものを生み出す能力を身につけていくといいでしょう。特に資格は必要ではありませんが、的確な指示出し、全体のマネジメントスキルが求められるポジションであるため、デザインやプログラミング関連の資格を取得し、自身の能力を示してもいいかもしれません。
関連記事:ゲームディレクターになるには
7. ゲームディレクターに向いている人
ゲームディレクターは、多くの経験や実績を積み、実力を認められて抜擢されるような責任の大きいポジションです。「多くの人が楽しめるゲームを自らの手で作りたい」という強い意欲を持っている人に向いていると言えるでしょう。
業務的には、現場監督として多くのスタッフを束ねる役割を担っているため、チームを総括するためのリーダーシップやコミュニケーション能力があることが望ましいです。常にチーム全体に気を配るとともに、スタッフの士気を高めたり、意見の衝突があった場合にすすんで調整役に回ったりできる人はゲームディレクターに適性があります。
そのほか、作品の企画段階にも大きく関わることから、時代のニーズや業界のトレンドをキャッチアップする情報収集力や、他の作品との差別化を図る豊かな発想力、どうすればもっと面白くなるかを追求する好奇心なども重視されやすい傾向です。
8. ゲームディレクターの需要・将来性
ゲーム業界の競争が激しくなっている昨今、世間のニーズに合ったゲームを制作するためにゲームディレクターは欠かせない存在です。今後も需要が高いと考えられるため、スキル・実績があるゲームディレクターは将来性があるでしょう。
ゲームディレクターとして活躍し続けるためには、新しい知識・スキルを主体的に身につけることが大切です。VR(バーチャル・リアリティ)のように、注目が高まっている技術の情報を敏感にキャッチしながら実務に携わりましょう。技術面においては、PhotoshopやIllustratorといったグラフィックツールのスキルに加えて、MayaやAfter Effectsといった3Dソフトの知識もあると、求人・案件の選択肢を増やせると考えられます。
ゲームディレクターとして経験を積んだ後は、ゲームプロデューサーにキャリアアップする道があります。ゲームプロデューサーは、プロジェクトメンバーを決めたり予算・スケジュールを管理したりするポジションです。プロジェクトの責任者として全体を指揮する立場のため、ゲームディレクターとして実務経験を積む中でマネジメントスキルを磨くことが大切です。
9. ゲームディレクターのキャリアパス
ゲームディレクターとして経験を積んだあとは、上位職種であるゲームプロデューサーを目指すことができます。ゲームプロデューサーは、ゲーム制作のプロジェクトにおける最高責任者であり、予算やスケジュール管理、人員配置、トラブル対応、宣伝など、企画全体の総括を行う職種。ゲームディレクターと同様、多くスタッフと連携することになるほか、場合によっては外部のゲーム制作会社と協力することもあるようです。
ゲームプロデューサーになると、直接制作に関わることが少なくなるため、現場から離れることになってしまうでしょう。しかし、プロジェクトそのものを動かし、自身が指揮したゲームを世に広めるというやりがいや達成感は、非常に大きなものとなります。収入は、会社の規模にもよりますが、制作チームの中でも高額とされているようです。
また、現場で活躍し続けたいという人は、独立してフリーランスのゲームディレクターになるというキャリアパスもあります。フリーランスになるメリットは、多様なプロジェクトに関われることや、自分次第で収入を上げることができる点です。
10. フリーランスのゲームディレクターとして働くには
フリーランス(または個人事業主)のゲームディレクターは、クライアントと業務委託契約を結び、客先常駐でプロジェクトに携わります。受託開発案件の場合、クライアント企業のさらにクライアント先へ常駐してディレクションを行うことになりますので、高度なコミュニケーション能力が必要です。
案件を探す際は、ゲームプランナー案件にも目を向けると選択肢が広がります。
通常のプロジェクトでは、ゲームプロデューサー、ゲームディレクター、ゲームプランナーと役職ごとに募集をかけますが、フリーランス案件では、プランナー・ディレクターの役割を明確に区別していないケースがあるためです。
また、「プロデューサーのイメージを踏まえて、ゲームを面白くするためにはどうすればいいか考える」→「プランナーに伝える」というのが本来のゲームディレクターの役割ですが、プランナーと兼任する場合、「ゲームを面白くするためにはどうすればいいか考える」→「実際に作り込む」という、「ゲームの面白さ」に関わる作業全般を担うことになります。
フリーランスの特徴である高いスキルや経験値を活かせる働き方といえるでしょう。