イラストレーターの平均年収はいくら?収入を上げる方法も!
イラストレーターは人気の職業の一つですが、年収については全体的に低いといわれがちです。それはなぜなのでしょうか。会社員とフリーランスの平均年収や単価相場、イラストレーターが年収を増やすための手段についても解説します。
一方、ハローワークの求人統計データでは、イラストレーターの求人賃金(月額)は22.3万円。ボーナスがないと仮定すると、約270万円が平均年収と考えられます。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、日本の一般労働者の賃金は30.7万円なので、日本全体の水準から見るとイラストレーターの年収は低い水準にあるといえるでしょう。
あくまでも目安ですが、実務経験2年で年収312万円(月額26万円)以上、3年目をすぎると年収420万円(月額35万円)と大幅に増加する傾向があります。もちろん相応のスキルを身につけていることが前提です。
イラスト以外に、3dsmaxやmayaを使った3DCGアニメーションのスキルがあると、より高単価な案件を請けることができます。月額50万円~75万円ほどで請けられるため、より年収を上げることが可能です。
・22.3万円×0.75〜0.85=167,250円〜189,550円
およそ16万〜19万円が平均的な手取り額となるでしょう。東京の平均家賃が約8万円であり、そこから食費や水道光熱費が引かれることを考えると、決して楽な生活ではないでしょう。
なおフリーランスの場合は、必ずしも上記の金額になるとは限りません。以下の記事でシュミレーションができるので、参考にしてみてください。
関連記事:税金・保険でいくら引かれる?フリーランスの手取り年収シミュレーション
さっそく、日本イラストレーター協会が設定している料金を見ていきましょう。
・カットイラスト(人物1人、顔のみ、背景なし):2,000〜8,000円
・カットイラスト(人物1人、全身、背景なし):5,000〜15,000円
・カットイラスト(人物3人以上、全身、背景なし):9,000〜25.000円
・表紙イラスト:30,000円〜
・広告POPイラスト(A4):20,000円〜
・Webトップページのメインビジュアル:30,000円〜
カットイラストとは雑誌やパンフレットなど文章に挿入される小さなイラストのことです。サイズ10cm角程度が基準で、線画にベタ塗りをするものや実写的なタッチなど描き方によっても料金に差が出ます。
表紙イラストは、雑誌や単行本、パンフレットなどの表紙に使用されることものです。一般的には出版物より広告の方が高い傾向にありますが、発行部数によっても料金が異なります。追加で背景をどのくらい描き込むかにより、1,500円以上から追加料金がかかることもあるでしょう。
近年はWebサイト用のイラスト制作も増えている傾向があり、著作権や二次使用料の設定をどのようにするかも、クライアントと相談して決定する必要があります。上記を基準として、二次使用する場合は単価を載せるなど交渉をしたほうがよいでしょう。
それでも、好きな分野で仕事をしていくのならば、収入アップを目指したいのは当然ですよね。そこで、イラストレーターが具体的に収入を増やすための方法を見ていきます。
そのため、企業や制作会社などで実績と人脈が作れていれば、独立してフリーランスの道に進むのが正解です。フリーランスであれば、働いた分だけ収入が得られますし、働き方も自由。会社に縛られない働き方は、ストレスも軽減できるでしょう。
また、人脈がない場合はフリーランスエージェントを活用するのも手です。クライアントとの間に入って案件を提案してくれたり、単価や条件の交渉をしてくれたりメリットは大きいでしょう。とくに安定した収入を求める方や営業が苦手な方におすすめです。
使用するツールや必要となる技術は変わりますが、身につけておくと将来的には有利になるでしょう。人材が不足しているポジションではあるので、早いうちに習得しておくのがおすすめです。
この不労所得の方法を増やすことで、不安定になりがちなイラストレーターとしての仕事の収入にプラスアルファの収益をもたらすことになります。ただし、大きな収入にするのは難しいため、副収入にして基本は本業で稼いでいくのがよいでしょう。
ほかにも、動画投稿サイトのYouTubeで作画制作過程を投稿したり、クリエイター支援サービスのBASEやSUZURIを利用してグッズ販売をしたりするなど、イラストレーターができることはたくさんあります。
目次
イラストレーターの給料・平均年収
まずはイラストレーターの給料や平均年収について見ていきましょう。イラストレーターの平均収入に関しては情報が少ないのが現状です。求人ボックスやDODAの情報を参考にすると、イラストレーターの平均年収は300〜350万円が目安になります。一方、ハローワークの求人統計データでは、イラストレーターの求人賃金(月額)は22.3万円。ボーナスがないと仮定すると、約270万円が平均年収と考えられます。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、日本の一般労働者の賃金は30.7万円なので、日本全体の水準から見るとイラストレーターの年収は低い水準にあるといえるでしょう。
フリーランスの平均年収
フリーランスのイラストレーターは、正社員に比べて年収が高くなる傾向があります。その知友は、単価を自分で設定できるため、実力さえあれば平均以上の収入を見込めるからです。あくまでも目安ですが、実務経験2年で年収312万円(月額26万円)以上、3年目をすぎると年収420万円(月額35万円)と大幅に増加する傾向があります。もちろん相応のスキルを身につけていることが前提です。
イラスト以外に、3dsmaxやmayaを使った3DCGアニメーションのスキルがあると、より高単価な案件を請けることができます。月額50万円~75万円ほどで請けられるため、より年収を上げることが可能です。
イラストレーターの手取り
イラストレーターの手取りを、ハローワーク求人の統計データの数字から考えてみましょう。一般的に手取り収入は、額面の75〜85%が目安。月額22.3万円を基準にし、そこから計算をしてみると以下のように算出されます。・22.3万円×0.75〜0.85=167,250円〜189,550円
およそ16万〜19万円が平均的な手取り額となるでしょう。東京の平均家賃が約8万円であり、そこから食費や水道光熱費が引かれることを考えると、決して楽な生活ではないでしょう。
なおフリーランスの場合は、必ずしも上記の金額になるとは限りません。以下の記事でシュミレーションができるので、参考にしてみてください。
関連記事:税金・保険でいくら引かれる?フリーランスの手取り年収シミュレーション
フリーランスイラストレーターの単価相場
フリーランスとして仕事をする場合は、単価相場を知っておきましょう。イラストレーターの単価相場は、実力や実績によって幅があるため、相場の情報が少ないのが現状です。しかし、日本イラストレーター協会がだしているものをひとつの基準と考えてもよいでしょう。発注イラストの種類別単価
日本イラストレーター協会(JIA)はプロのイラストレーターを支援する団体です。フリーランスは個人で仕事を探す必要があるため、このような団体でおよその料金設定をしています。プロのイラストレーターが国内外含めて400名以上在籍しているため指標として有効といえるでしょう。さっそく、日本イラストレーター協会が設定している料金を見ていきましょう。
・カットイラスト(人物1人、顔のみ、背景なし):2,000〜8,000円
・カットイラスト(人物1人、全身、背景なし):5,000〜15,000円
・カットイラスト(人物3人以上、全身、背景なし):9,000〜25.000円
・表紙イラスト:30,000円〜
・広告POPイラスト(A4):20,000円〜
・Webトップページのメインビジュアル:30,000円〜
カットイラストとは雑誌やパンフレットなど文章に挿入される小さなイラストのことです。サイズ10cm角程度が基準で、線画にベタ塗りをするものや実写的なタッチなど描き方によっても料金に差が出ます。
表紙イラストは、雑誌や単行本、パンフレットなどの表紙に使用されることものです。一般的には出版物より広告の方が高い傾向にありますが、発行部数によっても料金が異なります。追加で背景をどのくらい描き込むかにより、1,500円以上から追加料金がかかることもあるでしょう。
近年はWebサイト用のイラスト制作も増えている傾向があり、著作権や二次使用料の設定をどのようにするかも、クライアントと相談して決定する必要があります。上記を基準として、二次使用する場合は単価を載せるなど交渉をしたほうがよいでしょう。
イラストレーターが年収アップを目指すための方法
イラストレーターは基本的には年収が低い傾向にあります。それは、企業や制作会社に勤めている場合は、会社の仕事内容や収益に縛られているためであり、フリーランスであればイラスト制作だけでは、個人の作成枚数に限界があるためといえます。それでも、好きな分野で仕事をしていくのならば、収入アップを目指したいのは当然ですよね。そこで、イラストレーターが具体的に収入を増やすための方法を見ていきます。
会社勤めを辞めてフリーランスになる
会社勤めをしながら年収を増やすのは、大変難しいといえます。企業の規模や会社が受注する仕事に左右されてしまい、個人の収入に結び付きづらいからです。また作業量に応じて給与がアップするわけでもないため、実力がある場合はフリーランスの方が稼げる確率が高いでしょう。そのため、企業や制作会社などで実績と人脈が作れていれば、独立してフリーランスの道に進むのが正解です。フリーランスであれば、働いた分だけ収入が得られますし、働き方も自由。会社に縛られない働き方は、ストレスも軽減できるでしょう。
また、人脈がない場合はフリーランスエージェントを活用するのも手です。クライアントとの間に入って案件を提案してくれたり、単価や条件の交渉をしてくれたりメリットは大きいでしょう。とくに安定した収入を求める方や営業が苦手な方におすすめです。
専門領域を広げる
イラストレーターというと、アニメやゲームのキャラクター画像を思い浮かべることが多いでしょう。しかし、背景やエフェクト、3DCGなどの対応ができると仕事の幅が広がるのはもちろん、単価を上げることもできます。使用するツールや必要となる技術は変わりますが、身につけておくと将来的には有利になるでしょう。人材が不足しているポジションではあるので、早いうちに習得しておくのがおすすめです。
不労所得(ストック収入)を増やす
画像販売サイトPIXTAやLINEクリエイターズスタンプなどを利用し、不労所得を増やす方法も有効です。ストック収入とも呼ばれており、蓄積型の売り上げ、収入のシステムを持つことをいいます。この不労所得の方法を増やすことで、不安定になりがちなイラストレーターとしての仕事の収入にプラスアルファの収益をもたらすことになります。ただし、大きな収入にするのは難しいため、副収入にして基本は本業で稼いでいくのがよいでしょう。
ほかにも、動画投稿サイトのYouTubeで作画制作過程を投稿したり、クリエイター支援サービスのBASEやSUZURIを利用してグッズ販売をしたりするなど、イラストレーターができることはたくさんあります。
まとめ
イラストレーターの年収については、依然として低い傾向があり、正社員でもなかなか上がらない現実があります。しかし、フリーランスのイラストレーターであれば、自分で営業をかける厳しさはあっても、働き方や収入の道を選ぶことができ、場合によっては正社員より年収を増やすことが可能です。この記事を参考に、好きな仕事をしながら収入アップを目指してみてください。Web・ゲーム業界の求人・案件に興味がある方へ
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