Webディレクターのキャリアパスを解説！スキルを活かしてキャリアアップしよう

Webディレクターのキャリアパスは幅広いため、どのようにステップアップしていくのか、キャリアについて迷うことも多いですよね。本記事では、Webディレクターがどのようにキャリア形成をしていくべきかについて徹底解説します。

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目次

• Webディレクターはキャリアに悩む？その理由は？
• Webディレクターにおすすめのキャリアパス6選！
• キャリアアップには基本的なスキルと実績が前提
• まとめ

Webディレクターはキャリアに悩む？その理由は？

Webディレクターになったあと、その先のキャリアに悩む人が少なくありません。その最大の理由が、専門性への不安だと考えられます。

Webディレクターは、ある意味Web制作における「なんでも屋さん」。各職種の人を束ねて進行管理を行う上で、何か問題がでればどんな仕事でも拾ってフォローし、プロジェクトをスケジュールどおり成功におさめるのがミッションです。

なんでもする人という印象が強いことから、Webディレクターを長く続けていると、「自分が一体何の仕事をしているのかわからない」「自分には専門性がないのでは」という考えに囚われがちです。周りにはエンジニアやデザイナー、マーケターなど専門スキルをもったスペシャリストがたくさんいるため、余計にその不安も強くなる傾向に。

しかし、Webディレクターはなんでも屋さんであるが故に、どんな会社のどんな職種においても必要な対応力が人一倍磨かれます。また、重役を担っていくキャリアアップの過程において欠かせないマネジメント能力も身につきます。そういう意味でWebディレクターは万能な職種ともいえ、キャリアの可能性も本来広いのです。

Webディレクターにおすすめのキャリアパス6選！

それでは、Webディレクターにおすすめなキャリアパスについて解説します。

より上流職種にあたるWebプロデューサーになる

Webディレクターに最もおすすめなキャリアパスが、Webプロデューサーへのステップアップです。Webディレクターが現場の進行管理役だとすると、Webプロデューサーはさらに上流の事業そのものを監督・管理する責任者。

ビジネス戦略の立案から予算の確保、人員計画やコンセプト設計など、経営視点が求められる仕事です。より上流の工程を担当することになるので、とくにリーダーシップや戦略立案の力はWebディレクターよりも高く求められます。

また、比較的年収の高い職種でもあるので、年収UPも大いに見込めるでしょう。Webディレクターとして職域を広げていきたい人には、ぜひ目指してみてほしい職種です。

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クライアントの課題を解決するWebコンサルタント

Webサイト制作にとどまらず、Webの力を使ってクライアントの課題解決を目指すWebコンサルタントもおすすめ。クライアントが抱えている課題に対して、どのような戦略・戦術で解決していくのかを計画して提案をします。

Webディレクターよりも課題解決力やWebマーケティングの知識が求められるので、サイトの運用改善などの経験が必須。制作進行管理の経験だけでは、成果を上げるのが難しいでしょう。
とはいえ、クライアントの課題を引き出したり、プロジェクトを管理したりするスキルがベースになってくるので、Webディレクターからのステップアップがしやすい職種だといえます。

コンテンツディレクターとしてメディア制作に特化する

コンテンツ制作にスキルを伸ばしていくのも、Webディレクターのひとつのキャリアパスです。比較的費用を押さえて集客ができることから、オウンドメディアやSNSを使ったマーケティングを行う会社も増えています。サイト制作に加えて、中身のコンテンツまで対応できるコンテンツディレクターは重宝されるでしょう。

具体的なスキルでいうと、サイトのSEO対策やコンテンツの企画立案、ライターマネジメントなどが挙げられます。コンテンツのクオリティについて責任を持たなければいけないので、基本的なライティングスキルやSEOの知識を身につけ、ライターにフィードバックができることが必須です。

SEOコンテンツの需要が高いですが、動画やSNSコンテンツのディレクションもできるとよいでしょう。対応できるコンテンツの幅が広いほど、クライアントの課題に対するアプローチも広げることができます。

技術に詳しいテクニカルディレクターになる

一般的なWebサイトのディレクションであれば、対応可能なWebディレクターがたくさんいます。しかし、大規模サイトやシステム系の深い専門知識が必要になるWebサイトのディレクションができるテクニカルディレクターはそう多くいません。

テクニカルディレクターは、Webディレクターとして要件定義や制作進行管理をしていきた経験が十分に生きるポジションなので、キャリアアップの近道ともいえます。サーバーサイドやインフラ周りの知識もしっかりと身につけ、エンジニアと対等に会話ができるようになりましょう。

制作会社から事業会社、事業会社から制作会社に転職する

現在勤めているのが制作会社であれば、事業会社に転職するのもひとつの手段です。制作会社では作った後の実績を追えないこともありますが、事業会社であれば、必要な数字は全て自分で確認することが可能。数字をもとに分析、改善を回していくことができます。WebマーケターよりのWebディレクターとして、キャリアを形成できるでしょう。

逆に事業会社でWebディレクターをしている場合は、制作会社に転職するのも選択肢になります。制作会社の方が幅広い経験を積める可能性が高いので、仕事の幅を広げたいという場合は制作会社に転職するのもおすすめです。

Webディレクションで独立・起業をする

培ってきたWebディレクション能力を売りに、独立して勝負するのもいいでしょう。基本的にはスキルの切り売りになりますが、フリーランスになれば、自分次第で収入をどんどん上げていくことも可能です。

独立すると、事務処理や経理処理も自分で行わなければなりません。管理してくれる人がないいのですから、セルフマネジメント力も問われます。一方で、働く時間や場所はもちろん、受ける案件も自由という魅力があるので、働き方を変えたい方や実力で収入を得ていきたい方には向いているでしょう。

Webディレクターとして経験を積んできた人であれば、人脈をたどることもできるはず。独立したら人脈をたどって仕事を紹介してもらうといいでしょう。人脈がなくても、フリーランスエージェントを活用して案件を紹介してもらう方法もあります。クライアントとの間に入って条件の交渉をしてくれたり、一般には公開されていない案件を紹介してもらえたりと、メリットはたくさん。

自分次第でどんどん稼いでいくことができるので、独立心のある人はぜひ視野に入れてみてください。独立にあたっては、自分のスキルや経験を見つめなおし、通用するのかどうかを考えるのが必須です。

キャリアアップには基本的なスキルと実績が前提

Webディレクターのキャリアパスは幅広いですが、どの道を選んでもWebディレクションやリーダーシップ、管理能力などベースとなるスキルが必要です。まずは基本的なスキルを身につけられているかを確認しましょう。

スキルを身につけていると思っていても、実績がなければ証明することができません。担当した案件の課題は何で、自分はどのように解決したのか、その結果どうなったのかなど過去の実績を整理しておきましょう。

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まとめ

Webディレクターは、万能スキルを持ち合わせた、キャリアの可能性が大きい職種です。調整能力やマネジメント能力はどこにいっても役に立つはず。Webディレクターとしてのキャリアパスに迷っている人は、本記事を参考にぜひ新たな道を切り開いてくださいね。