ゲーム企画書の書き方をわかりやすく解説!就活生や新卒でもしっかり作れる!

ゲーム企画書の書き方をわかりやすく解説!就活生や新卒でもしっかり作れる!

ゲーム業界への就職を希望している人にとって避けられないのが、ゲーム企画書の提出。未経験の場合は、一体何から手を付けていいのかわからず不安に感じてしまいますよね。本記事では、初めてでもできるゲーム企画書の作り方についてわかりやすく解説します。就活で必要という人はぜひチェックしてみてください。

目次

まずは企画を考えてみよう

いきなり書き始めようとしても何も進まないので、まずは企画を考えるところからスタートしましょう。

ゲームのジャンルを決めよう

まずは企画として出すゲームのジャンルを何にするか考えてみましょう。就活で使用する企画書の場合は、ジャンルに指定がないケースがほとんどです。

アクションゲームを中心に作っている会社だからといってアクションにする必要はありません。自分で最もいい企画が作れそうだと思うジャンルで進めてOKです。自分が最も知識を持っているジャンルや、やりこんだことのあるジャンルなどにするといいでしょう。

また、ほとんどの企業がコンシューマーゲームとネットゲームの両方で企画書を作成するよう指示してくるので、ジャンルはふたつ選んでおくといいですよ。

最近プレイしたゲームの評価を書き出してみよう

ジャンルを決めたら、同じジャンルで最近プレイしたゲームを思い出してください。そのゲームの良かったところ、イマイチだったところなど、評価を箇条書きで書き出してみましょう。

ここでのポイントは、とにかく具体的に書き出すことです。「おもしろかった」「絵がキレイだった」など抽象的な評価ではなく、「このシーンでこんな仕掛けがあったのがよかった」など、具体的な評価を書くよう意識してください。

最近プレイしたゲームの課題解決策を具体的に書き出してみよう

ひとつ前のステップで書き出した「イマイチだったところ」について、それを解決する具体的な策を書き出していきましょう。自分がイマイチだと感じた理由を具体的に書き出し、それを解決してブラッシュアップするための策は何なのかまで書き出してください。

ここでも前項と同様に、抽象的なものではNGです。ここで抽象的なことを書いてしまうと、いざ企画書にするときに内容が詰まらず困ってしまいます。展開がイマイチだったのであれば、具体的にどんな展開になればユーザーがより満足できそうなのか考えて書き出してみましょう。

解決策をまとめて企画案にしてみよう。コンセプトも忘れず

解決策まで書き出せたら、内容をまとめてゲームのシナリオやコンセプトを作ってみてください。はじめに決めたジャンル・最近プレイしたゲームの良かったところ・最近プレイしたゲームをよりおもしろくするための策をうまくまとめて、企画にしてみましょう。

また、書き出した内容をまとめるときには、「この内容だとどんなコンセプトのゲームにできそうか」も考えてください。コンセプト設計はゲーム作りにおいて非常に重要なポイントです。

ゲームにおけるコンセプトは、ユーザーにどんな体験をしてもらいたいかということが表現されている必要があります。単にゲームの概要を説明するのではなく、ユーザーが体験できる世界をコンセプトとして表現してください。

企画がまとまったらキャッチコピーをつけよう

内容やコンセプトが詰まったら、企画書のタイトル下に入れるキャッチコピーも考えてみましょう。キャッチコピーは、前項で考えたコンセプトと連動していることを心がけてください。

コピーは少し難しさを感じるかもしれませんが、ひねりをきかせたものやおしゃれなものにしようとしすぎる必要はありません。しっかりと伝わり、興味をひくようなものであればOKです。

企画書作成はパワーポイントでOK。実際に作ってみよう

企画書作成に難しいツールは必要ありません。パワーポイントで十分ですので、実際に企画書を作ってみましょう。

①ゲームのタイトル

まずは1ページ目にゲームのタイトルやキャッチコピーを書きます。1ページ目は、企画書において最も重要なページだと思っておいてください。誰もがいちばんはじめに見るページなので、ここで「おもしろくなさそう」「意味がわからない」と思われたら、その先に進んでもらえない可能性が非常に高まります。

また、丁寧に作り込まれておらず雑さが目立つなど、真摯に企画作りに向き合っていないことがわかるようなものもNGです。1ページ目には、ゲームのタイトル・キャッチコピーを入れることはもちろん、左下などに小さく自分の名前・所属大学・学部を入れておくといいでしょう。

②ゲームの概要やターゲット、コンセプト

次に、ゲームの概要を説明するページです。ゲームのジャンルやターゲット、コンセプトを記入してください。

ここでは、1ページ目で作った世界観と連動している必要があります。1枚目で「おもしろそうな企画だな」「どんなゲームなんだろう」と惹き込み、2枚目でさらに詳しくわかるような状態を意識してください。

ゲームの全体像についてはこのページですべて伝えなければいけませんが、内容を詰め込みすぎては見づらいものになってしまうので、うまくまとめる必要があります。後述するとおり、文字を詰め込み過ぎると見づらくなってしまうので、なるべく画像やイラストを豊富に使って説明するようにしましょう。

③ゲームの内容や機能などの説明

ゲームの全体像を説明したら、そのあとはアピールしたい細かい機能や仕様について記入します。あくまでも細かい設定をたくさん長々と説明するのではなく、ゲームの要となるような部分を説明するイメージです。

例えば、自分で街を作って大きくしていくゲームを企画したとしたら、街を構成する建物や装飾物を集める必要があります。

収集方法はおもしろくあるべきなので、どうやって建物や装飾物を集めていくのかをこの詳細ページでアピールするといいでしょう。他のプレイヤーとバトルをして奪うのか、クエストをクリアして得られるお金を貯めて買うのかなど、自分で決めた企画をここで説明してください。

④まとめ

ここまでできたら、あとは最後にうまくまとめページを作っておきましょう。ここでもなるべく画像やイラストを使い、どんなゲームなのか・いちばんのおもしろさは何か・ターゲットは誰か・他のゲームとの違いは何かなどを簡潔にまとめてください。

ゲームの企画書作りで注意したいポイント

最後に、ゲームの企画書を作る上でおさえておきたいポイントについて解説します。

企画書はA4用紙で5ページ程度を目安にしよう

企画書は、A4用紙で5ページ程度におさめることを意識してください。つい色々と説明したくなって枚数が増えがちですが、相手に物事を伝える際には簡潔さが重要です。

また、選考担当者は膨大な数の企画書に目を通します。長い企画書を読んでいる暇はないので、その時点ではじかれてしまう可能性が高いと覚えておきましょう。自分の考えた企画をいかにコンパクトにしつつ、魅力は最大限に伝えられるかが腕の見せどころです。

画像や図、イラストを豊富に使おう

前項でも少し触れましたが、企画書では文字よりも画像や図、イラストを豊富に使って説明することを心がけてください。文字は目で追ってしっかり読まなければ頭に入ってきませんが、画像であればイメージとして頭にスッと入ってきます。

ページ数と同様、文字が多すぎるものは確認に時間がかかる上、イメージもしづらく相手に伝わりづらいのが特徴です。

企画書は世に出るものではないので、著作権は気にせずほかのゲームの画像などを使用して問題ありません。自分でイラストが描ける人は、それを利用してもいいでしょう。ネットで拾ってきた画像をPhotoshopなどで合成・切抜等行って使用してください。

文字サイズやフォント、色も意識しよう

ゲームのコンセプトやジャンルに合ったフォントを使うことや、目立たせたいところは色やサイズを変えるなど、文字の工夫も重要です。

基本的に文字は少なめが好ましいですが、そのなかでも目立たせるべきポイントや読んでほしい単語はあるはず。全部読まなくても伝えるべき箇所が伝わるような文字の使い方を意識しましょう。

説明の書きすぎに注意しよう

せっかく自分で時間をかけて考えた企画だからこそ、細部まで機能やシナリオをしっかりと伝えたくなりますよね。しかし、残念ながら選考担当者は細かいところを見る時間がないばかりか、興味もありません。

企画の全体像や、企画の作り方、伝える力がどのくらいあるのかなどを見ています。そのゲームについて深く知りたいわけではないことを頭に入れ、とにかく簡潔にわかりやすく魅力を伝えることを意識してください。

まとめ

物事を簡潔にまとめあげ、少ない情報で内容を伝えるのはとても難しいことです。とは言え、社会人になったら何事も簡潔にまとめあげることが基本なので、いい練習になるはず。まずは本記事を参考にいくつか企画書を作って練習してみてくださいね。

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