ゲームプランナーのポートフォリオは何をアピールする?重要な要素を解説

ゲームプランナーのポートフォリオは何をアピールする?重要な要素を解説
ゲームクリエイターの就職活動時に求められるポートフォリオ。デザイナーであれば制作物をまとめて作品集としますが、ゲームプランナーはどんな内容にすればよいのか疑問に思う人もいるでしょう。

本記事では、ゲームプランナーのポートフォリオで重視される要素や、作成時のポイントなどを紹介します。

目次

ゲームプランナーのポートフォリオは、企画力をアピールするもの

ポートフォリオについて調べてみると、デザイナーをはじめとしたグラフィック系の職種の情報が多く出てくることも。「ゲームプランナーも自分の作品を制作しないといけないのかな?」と思ってしまう人もいそうです。

本記事では最初に、ゲーム業界のポートフォリオの大前提と、ゲームプランナーのアピールポイントを解説します。

ゲーム業界では職種ごとにポートフォリオの内容を変える

ゲーム業界では、職種に応じてポートフォリオの内容が変わります。業務内容も必要なスキルも、デザイナーやプログラマー、シナリオライターといった職種により異なるためです。

ポートフォリオを作成する際の大前提として、職種によってアピールポイントが異なることを理解しておく必要があります。以下に、ゲームプランナーのポートフォリオで重視される要素を見ていきましょう。

ゲームプランナーのポートフォリオには「企画書」を

ゲームプランナー志望者のポートフォリオは、「企画書」の形式で提出します。企画担当者として売れるゲームを提案するスキルがあることを、選考担当者にアピールするためです。

ポートフォリオ用の企画書づくりで留意すべき点は、「ユーザーがプレイしたいと思ってくれるか」「売上がアップするか」の2つ。自分好みのテイストを全面に押し出すのではなく、あくまでもユーザー本意のゲームを企画する姿勢が大切です。

ゲームプランナーのポートフォリオでは「数字」への意識を高く!

ゲームプランナーのポートフォリオで重要になるのは、具体的な数字データによる裏づけです。「このデータがあるから、こんな作品を企画した」というように具体的な数字を提示した方が、新たなゲームを作る理由・根拠が明確になります。

根拠が明確なポートフォリオを見た選考担当者は、「この応募者をプロジェクトに起用すれば、売上を考えてゲームを企画してくれそうだ」と思ってくれる可能性があります。

ゲームプランナーはゲームを開発する前も後も、数字と向き合うことになります。開発前は見込まれるユーザー数や会社にもたらされる利益、リリース後は売上などです。

実際にゲームプランナーになったつもりで、売れるかどうかを意識しながらポートフォリオ用の企画書づくりに取り組みましょう。

ポートフォリオ作成の参考に!ゲームプランナーに必要なスキル

求人・案件の趣旨に合ったポートフォリオを作成するには、そもそもゲームプランナーに求められるスキルが何なのかを把握していなければなりません。ここでは、ゲームプランナーに必要なスキルを4つ紹介します。

ユーザーの立場に立って企画を作る力

ゲームプランナーは、ユーザーを引きつける企画を立案するスキルが必要です。

ユーザーの好みを把握したうえで企画を立てるには、市場の分析が欠かせません。注目を集めるゲームの傾向を調査し、ユーザーの求める要素が分かれば、企画のヒントになる可能性があります。

KPIの分析力

ゲームプランナーには数値目標の達成という成果が求められるため、KPIの分析力も重要なスキルになります。

KPIは、「Key Performance Indicators(重要業績評価指標)」の略称です。チームの目標がどれくらい達成できたかを計測・監視する指標を意味します。ゲーム業界であれば、ユーザーのゲーム起動回数、アプリダウンロード数などが計測・監視の対象になるでしょう。

企画を通す交渉力

企画を通すためには、相手と交渉するコミュニケーション力が必要になります。どれほど優れた企画を思いついても、社内外の人たちが納得する伝え方ができなければ、実現は難しいでしょう。

交渉では自分の主張を押し通すのではなく、「このゲームを作ることでどんなメリットがあるのか」を論理的に説明することが大切です。

メリット面で特に大事な要素としては、「より多くのユーザーにプレイしてもらえるか」「売上アップにつながるか」が挙げられるでしょう。

ただし、メリットを述べるだけでは不十分。チームメンバーの作業時間がかさむ可能性があることなど、デメリットを併せて伝えることもゲームプランナーの責任だといえます。

デメリットを無視してプロジェクトを進めると、途中でコストやスケジュールに無理が生じたり、チームメンバーから不満が出たりする恐れも。実行が難しい部分は代替案を用意したり、重要度が低い点は妥協したりなどしながら交渉するのがコツです。

作業の進捗を管理するマネジメント力

ゲーム制作には納期がある以上、作業の進捗を管理するマネジメント力もゲームプランナーに必要なスキルとなります。

プロジェクトでは想定していなかったトラブルにより、作業が遅れることもあります。そのようなときでも、チームメンバーと綿密にコミュニケーションをとりつつ、作業量などを調整していくのがゲームプランナーの腕の見せ所です。

ゲームプランナーのポートフォリオ作成ポイント

最後に、ゲームプランナーのポートフォリオを作成するポイントを紹介します。

応募する企業ごとにポートフォリオの内容を変える

どの求人・案件にも同じポートフォリオを提出するのではなく、応募する企業ごとに内容を変えましょう。一口にゲーム業界といっても、ハード・ソフト両方を扱う企業、ソフト制作が中心の企業、スマホゲームをメインに作る企業など、さまざまな会社があります。

ポートフォリオの内容を変更する際は、各企業の理念や「他社とは異なる点」に注目します。応募先の個性に合ったポートフォリオを作ることで、選考担当者の目に留まりやすくなるでしょう。

「会社に利益が出るか」を考えて企画を立てる

選考担当者はポートフォリオを見るとき、「会社に利益が出そうな企画になっているか」をチェックします。どれほど素晴らしい発想で何十枚もの企画を作ったとしても、利益を考慮していなければ良いポートフォリオとはいえないでしょう。

プロフィールや将来のビジョンも入れる

ポートフォリオには企画だけでなく、自身のプロフィールや将来のビジョンも入れます。

プロフィールにはまず、氏名や顔写真、生年月日、スキルといった基本情報を記載します。

基本情報とともに、自己PRも載せます。200~300字ほどで、読みやすく簡潔な文章で書きましょう。

ゲームプランナーはプロジェクト全体を俯瞰して見る立場であるため、自己PRでは自身が先頭に立って何らかの作業を率いたエピソードを述べると良いでしょう。リーダーではなかったとしても、それに近い働きをしたならOKです。

将来のビジョンは、あなたが今後目指していきたい方向性です。どのようなゲームプランナーになりたくて、そのために何のスキルを習得していくつもりなのかを記します。応募先が求める人物像を踏まえて書くのがポイントです。

まとめ

ゲームプランナーのポートフォリオは、数字データに基づく企画書として先方に提出します。利益が出せるよう、ユーザーに愛される企画を追求する姿勢を持ち続けましょう。

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