なぜWebデザイナーは稼げないと言われるのか?実態を解説!
ネットでよく見かける、Webデザイナーは稼げないという噂。これからWebデザイナーを目指す人にとっては、本当に稼げないのかどうか気になりますよね。また、すでにWebデザイナーとして働いている場合も、将来に不安を抱えてしまう人が少なくないはず。本記事では、Webデザイナーが稼げないと言われる理由や、少しでも収入を上げる方法について解説します。 <この記事に関連する記事>
デザイン政策ハンドブック2020を見てみると、デザイナーの平均年収はおよそ400万円程度(2018年時点)。一方、国税庁が発表しているデータからは、給与所得者全体の平均年収は467万円であることがわかります。
Webデザイナーに限ったデータがないため一概にはいえませんが、Webデザイナーの平均年収は高いと言い難いのが現状です。
また、統計上ではWebデザイナーの平均労働時間が月180時間程度とされていますが、ここにはもちろんサービス残業の実態は含まれていません。ネット上では、クライアントに振り回されて長時間労働になるという声があり、サービス残業が常態化している可能性も。
退勤を記録してから家に持ち帰って行う人や、土日に行う人もいると想定すると、割に合わないという声も理解できます。
技術の発達により、簡単なホームページ制作や、画像加工などは少し調べれば誰でもできるような作業となりつつあるのが現状。デザインノウハウはネット上にたくさん転がっているため、ノンデザイナーでもセオリーを守れば一定のデザインができてしまいます。
また、個人で仕事を請け負うフリーランスやクラウドソーシングサービスの台頭も制作単価を下げている要因でしょう。制作会社以外にもさまざまな発注先があるので、価格競争が激化していると考えられます。
Web業界は、メーカーのように設備投資の必要がないため、参入障壁が低いのが特徴。新しいサービスが登場しやすく、市場シェアを奪われてしまうと売上がまたたくまに減ってしまいます。
法律上、企業は社員の給与を簡単に下げることができません。いつくるかわからない売上の低下を前に、高い給与を支払うのは経営者にとっては難しい判断でしょう。
持ち合わせていると役に立つスキルには、以下のようなものがあります。
・プロジェクト全体の指揮をとるディレクションスキル
・エンジニアと対等に打ち合わせができるコーディングスキル
・効果的なWebサイトを作るためのデジタルマーケティング知識
・クライアントとスムーズに仕事を進めるためのコミュニケーション能力
なかでもコーディングは苦手なWebデザイナーが多いので、早い段階から学んでおくといいでしょう。デザインから実装まで一気通貫でできることもひとつの武器になります。
関連記事:コーディングできないWebデザイナーは需要なし?どうやって身につければいい?
Web制作全般を担うことができれば、どこへ行っても重宝される上に、収入も上げやすいです。例にあげたようなスキルを使って経験を積むことで、ゆくゆくはWebプロデューサーなど上流の職種を目指していくことも可能に。
これからWebデザイナーを目指す人は、はじめのうちから幅広いスキルを身につけておくことをおすすめします。
参考記事:Webデザイナーに必要なスキルは?【スキルアップの方法も解説】
フリーランスは向き不向きがありますし、現在のスキルでは稼げる案件がないということもあります。以下の記事では、フリーランスのWebデザイナーについて解説しているので、検討の際の参考にしてみてください。
参考記事:フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方【エージェント利用はおすすめ?】
目次
Webデザイナーが稼げないと言われる理由は?
まず、Webデザイナーが稼げないと言われる理由について解説します。収入が労働時間に見合わない
Webデザイナーが稼げないと言われるのは、労働時間に対する収入が見合っていないことが大きな要因と考えられます。クライアントワークであることが多く、締め切り前には残業時間が増えるのも要因でしょう。デザイン政策ハンドブック2020を見てみると、デザイナーの平均年収はおよそ400万円程度(2018年時点)。一方、国税庁が発表しているデータからは、給与所得者全体の平均年収は467万円であることがわかります。
Webデザイナーに限ったデータがないため一概にはいえませんが、Webデザイナーの平均年収は高いと言い難いのが現状です。
また、統計上ではWebデザイナーの平均労働時間が月180時間程度とされていますが、ここにはもちろんサービス残業の実態は含まれていません。ネット上では、クライアントに振り回されて長時間労働になるという声があり、サービス残業が常態化している可能性も。
退勤を記録してから家に持ち帰って行う人や、土日に行う人もいると想定すると、割に合わないという声も理解できます。
制作単価は減少傾向?素人でもWeb制作ができる時代に
近年では、簡単なホームページなら誰でも知識なしで持てるようになったため、Webデザイナーへの依頼案件が減っているという声もあります。技術の発達により、簡単なホームページ制作や、画像加工などは少し調べれば誰でもできるような作業となりつつあるのが現状。デザインノウハウはネット上にたくさん転がっているため、ノンデザイナーでもセオリーを守れば一定のデザインができてしまいます。
また、個人で仕事を請け負うフリーランスやクラウドソーシングサービスの台頭も制作単価を下げている要因でしょう。制作会社以外にもさまざまな発注先があるので、価格競争が激化していると考えられます。
会社員は高い給料を出してもらいづらい
栄枯盛衰の激しいWeb業界において、企業は売上が大きく変動するリスクを常に抱えています。売上が安定しない以上、社員にあまり高い給与を払いたくないのが企業の本音です。Web業界は、メーカーのように設備投資の必要がないため、参入障壁が低いのが特徴。新しいサービスが登場しやすく、市場シェアを奪われてしまうと売上がまたたくまに減ってしまいます。
法律上、企業は社員の給与を簡単に下げることができません。いつくるかわからない売上の低下を前に、高い給与を支払うのは経営者にとっては難しい判断でしょう。
稼げるWebデザイナーになるには?3つの方法を伝授!
それでは、稼げないWebデザイナーを脱却する2つの方法を解説します。デザイン以外のスキルを幅広く身につける
先述したとおり、Webデザインにおける簡単な作業は、Webデザイナーではなくてもできたり、単価が低くなっていたりする時代です。これからは、Web制作全般のスキルを身につけ、幅広く業務を担えるようになることが重要に。持ち合わせていると役に立つスキルには、以下のようなものがあります。
・プロジェクト全体の指揮をとるディレクションスキル
・エンジニアと対等に打ち合わせができるコーディングスキル
・効果的なWebサイトを作るためのデジタルマーケティング知識
・クライアントとスムーズに仕事を進めるためのコミュニケーション能力
なかでもコーディングは苦手なWebデザイナーが多いので、早い段階から学んでおくといいでしょう。デザインから実装まで一気通貫でできることもひとつの武器になります。
関連記事:コーディングできないWebデザイナーは需要なし?どうやって身につければいい?
Web制作全般を担うことができれば、どこへ行っても重宝される上に、収入も上げやすいです。例にあげたようなスキルを使って経験を積むことで、ゆくゆくはWebプロデューサーなど上流の職種を目指していくことも可能に。
これからWebデザイナーを目指す人は、はじめのうちから幅広いスキルを身につけておくことをおすすめします。
参考記事:Webデザイナーに必要なスキルは?【スキルアップの方法も解説】
フリーランスとして独立すれば働いただけ収入を増やせる!
企業に勤めている人であれば、フリーランスになるのも手です。フリーランスは、案件を請け負った分だけ自分の収入を増やせます。もちろん案件が途切れるリスクもありますが、うまく軌道に乗せれば収入を上げていくことが可能です。フリーランスは向き不向きがありますし、現在のスキルでは稼げる案件がないということもあります。以下の記事では、フリーランスのWebデザイナーについて解説しているので、検討の際の参考にしてみてください。
参考記事:フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方【エージェント利用はおすすめ?】
まとめ
今後のWebデザイナーは、稼げる人と稼げない人とで大きく別れていくことが予想されます。幅広いスキルと高い専門性を常に身につけておくことで、どんな時代でも求められるWebデザイナーであり続けることが可能です。人によってはフリーランスのほうが合っている場合もあるので、この記事を参考に検討してみてくださいね。Web・ゲーム業界の求人・案件に興味がある方へ
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