Webデザイナーのスキルチェックに！習得しておきたいスキル10選

IllustratorやPhotoshopを習得していても、Webデザイナーが持っておくべきスキルは幅広く、どこまでできればOKなのかは判断が難しいものです。

本記事では、Webデザイナーにとって必要なスキルをチェックするために、身につけておきたいスキルを一覧にしました。Webデザイナーとしてのスキルアップを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

• 色彩のもつ効果を考慮した配色ができるか
• タイポグラフィの基本を押さえているか
• コーディングでの実装を意識したデザインを作れるか
• IllustratorでボタンやバナーなどのWebパーツが作成できるか
• Dreamweaverを使って自分のデザインをコーディングできるか
• JavaScriptでサイトに動きがつけられるか。jqueryもできるとなおよし
• WordPressがカスタマイズできるか
• UI/UXを理解しユーザーファーストなサイトが作れるか
• アクセス解析や数値改善ができるか
• スムーズに進行できるコミュニケーション能力があるか
• まとめ

色彩のもつ効果を考慮した配色ができるか

Webサイトの目的を達成できるような配色設計ができるかをチェックしましょう。

配色によってWebサイトのイメージは大きく左右されます。青をメインカラーにしたから爽やかなイメージになるといった単純なものではありませんが、色がもつ力を理解した上でデザインをしていく必要があります。

タイポグラフィの基本を押さえているか

Webの情報はほとんどが文字で構成されています。ユーザーのアクセシビリティやコンテンツの見やすさを最適化するためにはタイポグラフィの理解が必須です。

フォントの種類や行の長さ、行間などタイポグラフィを考えるうえで必要なことを押さえられているかをチェックしてみてください。

コーディングでの実装を意識したデザインを作れるか

単純にデザインを作るスキルではなく、コーディングで実装を行うところまで意識したデザインができるかどうかチェックしましょう。

Photoshopの使用方法がわかればデザインをすることは可能ですが、実装がスムーズにできるかどうかはまた別物です。HTMLやCSS、JavaScriptをきちんと理解し、コーダーが問題なく実装できるデザインになっているかどうかが重要。

自分で実装ができなくても、基本的な知識はインプットしておくようにしましょう。

IllustratorでボタンやバナーなどのWebパーツが作成できるか

Webサイト上に表示させるボタンやバナー、ロゴをIllustratorで作成できるかどうかもチェックしましょう。Webデザインでメインに使用されるツールではありませんが、デザインに必要なパーツを作るために使うものです。

本格的なイラスト作成はできなくても問題ありません。Webサイト上に表示することの多い、バナーやロゴ、ボタンなどを作ることができればOKです。

Dreamweaverを使って自分のデザインをコーディングできるか

コーディングを意識したデザインが作成できるだけでなく、自分でコーディングするスキルも持ち合わせておくとベターです。

Dreamweaverは、プレビューしながらコーディングができるので、世界的な標準ソフトとして使われています。コーディングの練習時に、Dreamweaverも使いこなせるようになっておくといいでしょう。

JavaScriptでサイトに動きがつけられるか。jqueryもできるとなおよし

JavaScriptを使うことで、写真を切り替えたりアニメーションを入れたりと、サイトに動きのあるデザインをすることが可能に。

動きの種類はたくさんあるので、以下のように最低限よく使われるものだけでも覚えておくといいですよ。

・色を変える、濃淡を変える
・回転させる
・大きさを変える
・移動させる
・隠れコンテンツをクリックで表示させる

また、簡単なjqueryもカスタマイズできるとなおよいです。サイトのトップページで見るような、ドロップダウンメニューやアコーディオンメニューなど、簡単な動きを使いこなせるように勉強しておきましょう。

WordPressがカスタマイズできるか

WordPressは世界的にシェア率の高いサービスで、日本でもどんどん利用する人が増えています。WordPressの案件は年々増えているので、これからのWebデザイナーには必須のスキルといえるでしょう。

WordPressを本格的にカスタマイズするには、CSSとPHPの編集が必要です。PHPの勉強にもなるので、自分でWordPressを使用し、実際にカスタマイズをして練習するといいですよ。

UI/UXを理解しユーザーファーストなサイトが作れるか

UI/UXを理解し、ユーザーを満足させられるWebサイトを作れるかどうかも重要です。

UIとは、ユーザーがサイトで直接目にするインターフェースのこと。情報を伝えるためのデザインそのもののことです。対してUXは、ユーザーがサイトを通して体験できること、得られる経験のことを指します。

この2つを理解した上でサイト制作ができなければ、ユーザーを満足させることができず、クライアントの成果にもつながりません。

「そのサイトを訪れるユーザーに、最も効率的かつ魅力的に情報を伝えることができるUIはどんなものか？」「そのサイトを訪れるユーザーは、どんな体験を求めてやってくるのか？どんな経験ができれば満足するのか？」を考えてデザインすることが必要です。

アクセス解析や数値改善ができるか

Google Analyticsを使ったアクセス解析や、Google Optimizeを使ったA/Bテストができるかもチェックしておきましょう。

UI/UXを最適化するなどサイト改善には欠かせないスキルです。思いついた改善施策を自らの手でスピーディに実施するためにも、Webデザイナーが身につけておくと重宝するでしょう。

スムーズに進行できるコミュニケーション能力があるか

チームで円滑に仕事を進めるためには、適切なコミュニケーションが取れるかどうかも非常に重要です。

クライアントだけでなく、Webディレクターやエンジニア、マーケターなどさまざまな職種の人たちとコミュニケーションを取る必要があります。要望を正しくヒアリングすることはもちろん、適切なデザインにするために提案することや期待値調整が必要な場面も。

ビジネスの基本とも言えるコミュニケーションですが、これがうまくできないと持っているデザインスキルを100％活かすことができません。

将来的にアートディレクションをしたり、Webディレクションをしたりすることを考えている人は、必ず磨いておきたいスキルといえます。

まとめ

既に身につけていたスキルは何個あったでしょうか？これらのスキルは必ずしもすべて身につけておく必要はありません。自分が目指すWebデザイナー像に近づくために必要なスキルはどれかを考えるためのヒントになれば幸いです。