Qアートディレクターになるにはどうすればよいのでしょうか。

アートディレクターになるためには、まず広告制作会社や出版社などでグラフィックデザイナーとしての実績を積み、その後、アートディレクターにステップアップするという道が挙げられます。

アートディレクターは、グラフィック制作の総合演出責任者!

◆アートディレクターとは?

アートディレクターは、雑誌やWebサイト、広告、装丁などの制作過程におけるグラフィック制作の総合演出責任者です。企画から立案、編集、取材に至るまで一貫して制作に携わり、業務の全般を牽引します。また、デザイナーやカメラマンといったスタッフの配役などもアートディレクターの仕事の一つです。納期やコストなどの管理を行い、クライアントやプロデューサーなどとの交渉を繰り返しながら、クオリティの高い作品を作り上げていきます。ディレクションやマネジメントといった印象が強い職種ですが、実際に自ら手を動かすアートディレクターも多く存在します。

◆具体的にはどんな作業を行っているのか?

アートディレクターは具体的にはどのような作業を行っているのでしょうか。一般的なアートディレクターの仕事内容をご紹介します。
・クライアントやプロデューサー、プランナーと企画の方向性を打ち合わせを行う。
・打ち合わせに応じて、視覚表現を考え、コンセプトを固める。
・コンセプトや視覚表現に応じて、デザイナーやコピーライター、カメラマンなどをキャスティングする。
・撮影現場に立ち会い、スタッフへ適切な指示を出す。
・デザイナーそれぞれの作品をチェックし、撮影のシチュエーションやライティングなどデザインのあらゆる要素に統一感が出るように整える。

アートディレクターには、どんな人が向いている?

◆アートディレクターには向いている人は?

・デザインセンスのある人
・多くの人たちとモノを作っていく作業が好きな人
・エンターテイメントに興味や関心がある人
・コミュニケーションスキルのある人
・リーダーシップがある人
・責任感のある人

アートディレクターは、グラフィック制作などにおいてビジュアル面で責任を持つ立場である場合が多く、やはりデザインセンスは求められます。また、表現に対する豊かな感性を持ち、斬新なアイデアを常に提供できるようにしておくことも大切です。日頃から流行にアンテナを張り、情報収集することでアートディレクターとしてのデザインセンスを磨くためには必要でしょう。また、クライアントやプロデューサー、コピーライター、カメラマン、イラストレーターなど多くの人々と関わる仕事であるため、コミュニケーションスキルは必須です。円滑にコミュニケーションを図りながら様々なスタッフを牽引し、リーダーシップを取ることで、よりクオリティの高い作品づくりに繋げることができます。

◆アートディレクターのやりがいや魅力

・自分のアイデアを作品に反映することができる
・多くの人が目にする作品を作ることができる
・実績を積み知名度が上がれば、収入アップも期待できる

アートディレクターは、作品を作り上げる中心的存在です。そのため、自身のアイデアを作品に反映できる機会が多く、完成すればその作品を多くの人の目に触れてもらえるといった魅力もあります。さらに、実績を積むことで知名度を上げることもでき、場合によっては有名な案件にアサインできたりし、収入アップも期待できます。また、フリーランスとして独立することも可能ですが、その場合は実績や知名度、人脈を作り上げておくことが鍵となるでしょう。

グラフィック制作だけじゃない!アートディレクターに必要なスキルとは?

◆アートディレクターになるためには?

アートディレクターになるにはある程度経験が求められます。グラフィックデザイナーとして現場で経験を積んだ後に、アートディレクターにステップアップするケースが多いです。グラフィックデザインに関する学部やコースのある大学・専門学校などで学んだ後、広告制作会社や出版社、デザイン事務所へ就職し、グラフィックデザイナーとして実績を積むことがアートディレクターへの道の一つです。
また、以下のように媒体や業界によってステップアップのキャリアパスが異なります。

<アートディレクターへのステップアップの例>
・雑誌の場合 ⇒ DTPデザイナーからステップアップ
・広告の場合 ⇒ グラフィックデザイナーからステップアップ
・映像系の場合 ⇒ 美術担当者からステップアップ

◆アートディレクターに必要なスキルとは?

・調整力や決断力

アートディレクターという立場は、クライアントとクリエイターの間に立つことも多く、双方の意見を聞き入れながら調整を行っていく調整力が求められます。また、双方の意見に耳を傾けつつも、決断すべきときにはしっかりとした意思決定をする力も必要になります。

・フォントや色彩、写真、映像に関する幅広い知識

アートディレクターは、ビジュアル面での総合演出責任者です。そのため、作品に関わるフォントや色彩、さらには写真や映像といった幅広い知識があればより仕事に活かすことができます。

・クライアントとの折衝に必要なコミュニケーションスキルやビジネス感覚

アートディレクターは、多くの人と関わりながら仕事を進めます。中でもクライアントと関わる場合は、クライアントが何を求めているのかを的確に聞き出すコミュニケーションスキル、そしてそれを把握するビジネス感覚が必要です。

・PhotoshopやIllustratorといったデザインツールのスキル

アートディレクターになるためには、まずグラフィックデザイナーとして実績を積むところからキャリアを始める場合、デザインツールのスキルが必要です。また、アートディレクターになった後に各クリエイターの作品のチェックを行うことも多いため、一通りのデザインツールがあればクリエイターへの指示なども出しやすくなります。

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