Qゲームクリエイターの仕事内容について教えてください。
ゲームクリエイターとは、ゲームの企画・制作に関わる全般の職種を指します。そのため、プロデューサーやディレクター、グラフィックデザイナーなど、関わる職種ごとで仕事内容は異なります。
ゲームの企画・制作には様々な職種が携わります
◆ゲームクリエイターとは
ゲームクリエイターとは、ゲームの企画や制作に携わる職種全般を指します。一般的にはコンピュータゲームに用いられる用語ですが、ボードゲームやカードゲームなどのコンピュータを必要としないゲーム制作でも用いられることがあります。
ゲーム制作には多くの職種が関わっており、ディレクターやプロデューサー、シナリオライター、グラフィックデザイナー、プログラマー、サウンドクリエイターなどを総じてゲームクリエイターと呼びます。
また、企画系の職種のみ(プロデューサー・ディレクター・プランナーなど)を指すケースもあり、ゲームのシステム・プログラムを構築する開発系の職種は「ゲームプログラマー」と呼ばれ区別されます。
◆ゲームクリエイター呼ばれる職種
<企画系>
・プロデューサー
・ディレクター
・プランナー(スクリプター、ゲームデザイナー)
<開発系>
・グラフィックデザイナー
・シナリオライター
・サウンドクリエイター(サウンドコンポーザー)
・プログラマー
最近は分業化が進んでおり、各職種で専門性・細分性の高い仕事を担うことが増えています。また、ゲーム制作には長期間・長時間を要するため、強固な忍耐力や精神力も必要です。
しかし、ゲームが完成した際にはやりがいを感じることができ、ヒット作を世に送り出すことで著名なゲームクリエイターとして活躍できるチャンスもあります。
職種ごとで異なるゲームクリエイターの仕事内容
◆ゲームクリエイターの具体的な仕事内容
先ほども述べたようにゲームクリエイターは、ゲームの企画・制作に関わる全般の職種を指します。ゲームクリエイターと呼ばれる職種は、企画系と開発系に大別することができ、それぞれ作業が異なります。ゲームクリエイターと呼ばれる職種は、どのような仕事を行っているのでしょうか。
<企画系>
まずは企画からスタートします。企画には下記のような職種が携わっており、アイデアを持ち寄って会議を重ねながら、ゲームの土台を作り上げます。企画が固まった後も、それぞれの仕事を担当しながらゲームを完成させていきます。
・プロデューサー
ゲーム制作上の予算管理、メンバーのチーム編成、スケジュール管理など、全体的な管理・運営が主な仕事です。現場以外の仕事も多くなりますが、作品を統括する必須のポジションとなります。
・ディレクター
現場を監督するポジションです。作業スケジュールの確認や、メンバーへの指示、クオリティの管理など、チームを統括する役割を担います。プロジェクト全体を見渡し多くのメンバーをまとめ、適切な指示を出すという重要な役割を果たします。
・プランナー(スクリプター、ゲームデザイナー)
ゲームを企画する役割を担います。マーケティングなども考慮しつつ、企画を行い仕様書を作成します。場合によっては、シナリオ作成、テスト、スクリプト言語を用いたプログラムなどの作業も担当します。
<開発系>
企画が決定すると、つぎに開発のフェーズに移ります。企画された世界観を崩さぬよう開発系のメンバーが実際にゲームを作り上げていきます。
・グラフィックデザイナー
キャラクターや背景などの絵を担当します。様々な動きや効果を加えながら、2次元もしくは3次元のグラフィックスを作成します。
・シナリオライター
ゲームのシナリオ構成やストーリーを作り上げます。企画に沿ったシナリオの作成だけでなく、演出効果や分岐制御を組み込んだプログラム作成などを担当することもあります。ディレクターやプランナーが兼任することもあり、分業化の進んだ規模の大きなプロジェクトで必要とされる職種です。
・サウンドクリエイター(サウンドコンポーザー)
ゲーム内で使用されるBGMや効果音を制作するポジションです。テーマ曲やシーンにあった楽曲、細かな効果音(SE)など、ゲームの世界観に合ったサウンドを作り上げます。
・プログラマー
絵や音、システムなどの必要な要素をゲームに落とし込む作業を行います。開発言語を用いてプログラミングを行い、バグを修正しながら作業を進めます。
ゲームクリエイターになるために必要なスキルとは
◆ゲームクリエイターに必要なスキル
ゲームクリエイターといっても様々な職種が含まれるため、各職種によって必要なスキルは異なります。
例えば、プロデューサーやディレクターの場合、スケジュールやメンバーを管理するマネジメントスキルが求められます。また開発系の職種の場合は、より専門的な知識・スキルが必要です。グラフィックデザイナーであればグラフィックツールのスキル、サウンドクリエイターであれば音楽系の知識やパソコン上で作曲するためのスキルなど、それぞれに専門的なスキルを習得することが大切です。
◆ゲームクリエイターに共通して必要なスキルは?
では、ゲームクリエイターと呼ばれる職種全てに共通するスキルはあるのでしょうか。
・コミュニケーションスキル
ゲーム制作には様々な職種の多くの人たちが携わります。チームでの共同作業を行うため、メンバーとのコミュニケーションスキルは必須です。コミュニケーションを図って他部門の仕事を理解したり、密な連携を取ることでスムーズに制作を進めることができます。
・分析力
多くのゲームがリリースされる中、ヒット作を生み出すためには市場の動向やトレンドなどを分析しキャッチアップすることが重要です。リリースのタイミングやプロモーション活動にそれらを活かすことで、ヒット作の足掛かりとなるでしょう。世の中のトレンドが急激に変化している現代において、トレンドを分析するスキルはゲームクリエイターにとって欠かせません。
・ゲームが好きであること
スキルとは異なりますが、ゲームが好きであること、ゲームを実際にプレイしていることは、ゲームクリエイターにとって何よりも大切です。自らがゲームをプレイしていれば、ユーザーの目線になってゲームを客観的に見ることができます。また、ゲーム制作には忍耐力が必要なため、ゲームが好きでなければ長く続けることはできません。ゲームが好きな方こそが制作に熱意を注げるため、ゲームクリエイターに向いていると言えるでしょう。
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