Webディレクターにおすすめな資格10選!難易度も合わせて紹介

Webディレクターにおすすめな資格10選!難易度も合わせて紹介

必須資格はないものの、取っておくといい資格が豊富なWebディレクター。Webディレクターとして活躍し、輝かしいキャリアを積んでいくためにも、役に立つ資格があれば取得しておきたいですよね。本記事では、Webディレクターにおすすめな資格と、それぞれの難易度について紹介します。

目次

Webディレクターになるための必須資格はないって本当?

Webディレクターになるために資格は必要ありません。あくまでも知識を証明するためのものであり、資格があってもWebディレクターの実務には役に立たない、と考えている現役の人も多くいます。

確かにWebディレクターの主な役割は、プロジェクトを指揮し、納期通りにクオリティの高い制作物を作ること。資格以上に重要なスキルがあることも確かです。

しかし、Webに関する幅広い専門知識を持ち合わせていれば、あらゆる場面で実務の手助けになってくれます。様々な職種の人とコミュニケーションを取る上でも、知っていることが多い方が円滑に物事が進みますよね。

また、クライアントに何かを提案するときにも、より明確な根拠や事例を持ってアピールしたほうが、圧倒的に説得力があります。そのために持っておくといい資格はたくさんあるので、この後順番に解説します。

Webディレクターにおすすめな資格10選

それでは早速、Webディレクターが持っておくといい資格を10個紹介します。

Googleアナリティクス個人認定資格

Googleアナリティクス個人認定資格は、その名の通りGoogleが主催している資格で、Googleアナリティクスに関する知識や使い方が詳しく学べるものです。

Webディレクターにとって、Googleアナリティクスは分析に欠かせないツール。この資格を取るために勉強することで、トラッキングコードの実装や、データフィルタの設定、データを収集してレポートにする方法などが学べます。

どんな会社であっても、Googleアナリティクスは使用することがほとんどなので、Webディレクターを目指すなら必ず持っておきたい資格のひとつです。必ず役に立つので、まず取得してみるといいでしょう。

・受験料:無料

Google広告認定試験

Google主催の資格でもうひとつおすすめなのが、Google広告認定試験です。旧名称はGoogle AdWords認定試験でしたが、Google AdWordsの名称変更に伴い試験の名称も変更しました。

この試験は、Googleが正式に発表しているWeb広告に関する知識を試すことができるもの。検索・ディスプレイ・ショッピング・動画・アプリ・測定の6科目があり、各科目ごとに合否があります。

どの科目もWebディレクターとして知っておきたい広告の知識なので、アナリティクスと合わせて持っておくといいでしょう。

・受験料:無料

Webアナリスト検定

日本Web協会が主催するWebアナリスト検定は、Googleアナリティクスを利用したWeb分析が学べる資格です。

Web分析を行った上で、どうやって成果を出すかが提案できるスキルが身につきます。Webマーケティングの基本が学べるので、Webディレクターにぜひ取得してほしい資格のひとつです。

ユーザーの動きを分かりやすく解説してもらいながら学べるので、初心者でも難しすぎないのがうれしいポイント。デジタルマーケティングやクライアントへの提案方法などについても学べるので、ぜひ勉強してみてください。

・受験料:26,400円(受講料、試験代、テキスト代含む)

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、耳にしたことがある人も多い有名な国家資格。ITのなかでは数少ない国家資格なので、ぜひ持っておきたいもののひとつです。

インターネットを使った基本的な戦略やマーケティングだけでなく、財務や法務など経営にまつわる知識を学ぶことが可能。また、ITセキュリティなど基本的なITリテラシーを問う項目もあります。

Webに限らずITの幅広い基礎知識が学べるので、持っておいて損はないでしょう。

・受験料:5,700円

Web検定 Webディレクション

Web検定 Webディレクションは、Webサイト運営からディレクションまでの知識がガッツリと学べる資格です。

Webディレクターはどうしてもプロジェクトを牽引していくスキルばかりが見についていく傾向にありますが、この資格取得に向けて勉強することで、サイト運営についても学ぶことができます。

Webサイトの企画や設計、集客施策など、ディレクションよりも少し上のレイヤーで知識をつけることが可能に。Webディレクターをこれから目指す人だけではなく、実務者にもおすすめの資格です。

・受験料:11,000円

Webライティング能力検定

特にWebメディア従事者には欠かせないライティング能力。SNSやSEOに使えるライティング能力が身につく資格です。

効果的な文章の書き方だけでなく、薬機法や景表法など、トラブルが起きやすい法律の分野についても知識をつけることができます。ライティングはさまざまなWebマーケティングに必要とされるスキルなので、勉強しておくと役に立ちますよ。

後々フリーランスとして活躍したいと考えている人も、ライティング能力があれば幅広く仕事を受けることが可能なので、ぜひ勉強してみてください。

・受験料:13,500円

ウェブ解析士

ウェブ解析士は、Webサイトの改善に必要な知識が身につく資格です。Webサイトは一度作ったら終わりではなく、サイトの改善を日々行っていくのもWebディレクターの仕事。

アクセス解析によって得られたデータをもとに、どのようにWebサイトを改善していくのか、課題の発見から改善策の立案までを学ぶことができます。各データの計算方法なども学べるので、普段Googleアナリティクスを使っているのはいいものの、なんとなく漠然とデータを見ているだけという人におすすめです。

この資格には、ウェブ解析士・上級ウェブ解析士・ウェブ解析士マスターの3段階があります。自分でWebサイトやメディアを作りたいときにも役立つスキルなので、ぜひ受験を視野に入れてみてください。

・受験料:17,600円

Webリテラシー試験

Webディレクター・Webデザイナー・Webプロデューサーの基本知識を身につけるための資格です。Web制作における各職種間で、ミスコミュニケーションが起きないようにすることを目的として作られています。

立場が違えば前提知識やバックグラウンドが異なるのは当然ですが、実務のなかではなかなかそれを理解した上で進めるのは難しいこと。この資格取得のために勉強することで、より円滑にWeb制作全体を進める手助けになってくれるでしょう。

これからWebディレクターを目指す人にはぜひ知っておいてほしい知識なので、チェックしてみてください。

・受験料:11,000円

Webクリエイター能力認定試験

HTML5とCSSを使ってコーディングの基礎が学べる試験です。これを学べば、簡単なWebページであれば自分で作れるようになります。超初心者向けにテキストが用意されているので、コーディングが全くわからないという人でも学びやすいのが特徴。

Webディレクターであれば、エンジニアと円滑にコミュニケーションをとるために、コーディングの基礎は知っておくべきです。知っていれば役に立つシーンが多いので、ぜひ身につけておいてください。

なお、すでに簡単なコーディングについては知識があるという人は、「エキスパート編」がおすすめです。

・受験料:5,900円

Webデザイン試験

Webディレクターが最低限知っておきたいWebデザインの基本が学べる資格です。これを勉強しておけば、ディレクション時にデザイナーに的確な指示が出せるようになります。

デザインがどのようなロジックでできているのかを知ることができるので、業務が円滑に進められるようになるでしょう。Webデザインの専門知識や実践的なスキルは学べませんが、だからこそむしろWebディレクターにぴったりな資格と言えます。

これからWebディレクターを目指す人はもちろん、Webデザイナーやフロントエンドエンジニアとのコミュニケーションに難しさを感じている人におすすめです。

・受験料:11,000円

まとめ

Webディレクターが学んでおいて損のない資格を10個厳選して紹介しました。初心者にはもちろん、日々の業務に追われて知識が増えていかないことに悩んでいる実務者にも、ぜひ受けてほしい資格ばかりです。自分に足りないスキルや、これから身につけたいスキルにあわせて、必要なものを選んでみてくださいね。

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