Qゲームプランナーになるにはどうすればよいのでしょうか。

ゲームプランナーは、人気の高い職種です。ゲームプランナーになるには、変化の速いゲーム業界の最新情報のキャッチアップと常に新たな発想ができることが重要です。

進化し続けるゲーム業界で、常に新しい発想が求められる職種です。

◆ゲームプランナーの業務について

ゲームプランナーとは、ゲームの企画を考える立場にあります。ゲームクリエイターと呼ばれる場合もあり、インパクトあるゲームを生み出すことに尽力します。ゲーム制作の初期段階から、制作現場の要としての役割を担い、その業務内容は多岐に亘ります。

・企画書の作成

ひらめいたアイディアを広げ、企画書にまとめる作業を行います。企画書は、ゲームの概要をチーム全体に伝達するために作成するものです。文章だけではイメージが掴みづらいため、簡単な図や絵をはさんでおくと理解が深まるでしょう。ジャンルやターゲット層、プレイ人数、キャラクター要素、ゲームシステムも設定します。また、アピールポイントを踏まえたコンセプトが最も重要な部分であり、ゲームの最終形態を想像できる程度に作りこんでおくことが必要です。フリーランスとして参画先を探すときや、正社員・派遣として仕事を探すときに、中にはゲームの企画書の提出を求められる企業もありますので、早い段階から練習しておくとよいでしょう。

・仕様書の作成

企画書が通ると、今度は仕様書の作成に入ります。仕様書作成は、ゲームプランナーのメイン業務です。仕様書とは、それのみで開発が進められるレベルの詳細な設計書のことです。進化を続けるゲームソフトの仕様は、書き出しに膨大な時間を費やすほどになっていますが、ゲームの実装に深く関わるプログラマーや、デザイナーなどがしっかりと理解できるディテールが要求されます。

・ステージセットやバランス調整

キャラクターを動作させるステージにアイテムやキャラクター、ギミックを配置させるステージセットの他、オブジェクトのパラメート調整なども行います。

・チェックとデバッグ作業

ゲームが実装された後、ゲームをプレイして不具合がないかチェックします。その際に、各ポジションからの意見を聞きながら、修正作業も行います。また、リリース後でも、バグや欠陥に常に気を配る必要があります。クオリティの向上に伴い、データ量の著しい増加が必然となり、修正作業にも膨大な時間を費やされています。

魅力的なゲームをプランニングできるゲームプランナーの素質


すべてのゲームプランナーの目標の1つに、ユーザーに長く愛されるゲームを生み出すことがあるでしょう。ヒットタイトル誕生に至るまでには、数々の苦労と研鑽の道のりがあります。プランナーとして着実に歩みを進めるために、身につけておきたい能力を挙げておきます。

◆発想力と企画力

豊かな発想と、それを実現するための企画力は必須です。才能によるところが大きいと思われがちですが、面白くて斬新なゲームを作りたいという意識を持ち、あらゆるゲームをプレイして、引き出しを増やすことに努めると良いでしょう。情報を収集し、常に自分の中に取り入れようという姿勢が、企画力を向上させます。

◆説明能力と人をまとめる力

ゲームプランナーは、自身の提案や企画をプレゼンし、売り込まなければなりません。その際、アイディアや考えをわかりやすく伝達できる能力が必須となります。熱い思いを客観的な言葉で表現することで説得力が増し、周囲の支持を得ることができます。
また、プランナーは自らゲームを構築することは少なく、プログラマーなど技術職のマネジメントを行うため、チームをまとめる求心力も求められます。

◆プロ意識

ゲーム業界においては、ゲームのリリースに向けて遅らせることのできないスケジュールもあります。どの職種にも共通することですが、納期は厳守するというプロとしての心構えは大切です。

人をとりこにするゲームを作りたいなら、是非抑えておきたスキル

◆ゲームプランナーへの道

ゲームプランナーを目指すには、ゲーム開発会社において実績を重ねていくのが一般的です。ゲームプログラマーやグラフィックデザイナーの経験を経て、ゲームプランナーへと進む方法もありますが、いずれにしても、ゲーム制作の一連の流れを把握し、現場の動きを熟知しておくことが求められます。変化の速い業界なので、常にキャッチアップは欠かせません。必須資格やスキルなどは特にありませんが、身に付けておきたいスキルを以下に挙げてみました。

◆身に付けておきたいスキル

・PCの基礎スキル

企画書などの文書を作成する機会が多いため、Word、ExcelなどのPCスキルは必須です。ショートカットなどを使いこなせるようになっておくと作業効率もぐんと上がるでしょう。

・プログラミングの基礎

プログラミングの基礎を理解しておくと、プログラマーとのやり取りが円滑に進みます。具体性のある質問をプログラマーに投げられるかどうかで、ゲームのクオリティに差が生まれます。

・語学力

日本のゲームが海外で発売されることも増えてきている中、ゲームを国外向けにローカライズする作業もゲームプランナーの重要な役割となっています。グローバルに活躍したい方は、語学力を備えておくと大きな強みとなるでしょう。

◆関連した記事はこちら

 

クリエイターの求人・案件探しは、
レバテッククリエイターへ

レバテッククリエイターでは、フリーランスや派遣で働くクリエイターを対象とした求人・案件の提案サービスを行っています。Web業界やゲーム業界を中心に年間1000件以上(※)の取り扱いがあり、様々なスキルを活かせる案件の提案が可能です。
※2016年度実績 自社調べ
求人・案件探しの相談をする

また、「今よりも年収をアップさせたい」「憧れのゲームタイトルの制作に携わりたい」などの理由からフリーランスへの転向を検討している方には、無料の個別相談会も実施していますのでお気軽にご相談ください。業界に精通したプロのコーディネーターが、一人ひとりの希望や状況に合わせて丁寧にサポートします。
「個別相談会」に申し込む

この記事を見た人におすすめの案件