ポートフォリオのサイズはどれが最適?知っておきたいポイントについて解説!
内容はもちろん、全体の見栄えも大切なポートフォリオ。「サイズはどうしたらよいの?」「縦横に決まりはあるの?」という点は、特に気になる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、「サイズの選び方」「縦横の決め方」をはじめ、ポートフォリオ作りのヒントになるポイントについてご紹介します。
目次
- ポートフォリオに最適なサイズとは?
- ポートフォリオの向きに決まりはある?
- ポートフォリオのページ数は?
- ポートフォリオの印刷・製本方法
- ポートフォリオをデータで作成する場合は、データサイズに注意
- まとめ
ポートフォリオに最適なサイズとは?
ポートフォリオのサイズを決める際、どのような点を意識したらよいのか、そもそも決まりはあるのか、以下で解説します。
ポートフォリオに決められたサイズはない
ポートフォリオのサイズにはこれといった決まりがありません。そのため、サイズ自体が大きく評価に影響することはないと考えてよいでしょう。
しかし、サイズが決まっていないからといって大きすぎたり、小さすぎたりするポートフォリオを提出してしまうと、見る相手の負担になってしまう可能性も。一般的にポートフォリオはA4・A3サイズで作られることが多いため、サイズに関して特別なこだわりがない限りは、どちらかのサイズを選ぶことをおすすめします。
以下では、A4・A3サイズでポートフォリオを作成する際のメリット・デメリットをそれぞれご紹介。自分の作品に合わせて適切なサイズ選びをしてみてください。
A4サイズでポートフォリオを作成するメリット・デメリット
A4サイズでポートフォリオを作成するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・家庭用プリンターでも印刷できる手軽さがある
・持ち運びが負担にならない
・多くの応募者のポートフォリオを手にする提出先にとって管理がしやすい
デメリット
・作品のサイズが大きい場合、実物よりも見劣りしてしまう
・細部の表現がうまく伝わらない可能性がある
A4サイズは、手軽で扱いやすいのが特徴です。しかし、デメリットに挙げたように、作品の良さが十分に表現できない可能性も。細部までまんべんなく作品をアピールするためには、部分的に拡大したり、載せ方を工夫したりしてみるとよいでしょう。
A3サイズでポートフォリオを作成するメリット・デメリット
A3サイズでポートフォリオを作成するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・作品のサイズが大きくても、インパクトを損なわずに載せられる
・作品の細部の表現までしっかりと伝えられる
デメリット
・家庭用プリンターで印刷すると思うように色味が表現できない可能性がある
・持ち運びに負担がかかる
A3サイズはA4サイズよりも大きい分、作品も大きく載せられるのがメリットですが、持ち運びのことを考えると少々扱いづらいともいえます。印刷については、「思っていたのと違う…」とならないために、印刷会社に依頼してみるのもおすすめです。
本記事の後半でも、印刷・製本方法について紹介しています。もう少し詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
A4・A3サイズ両方作成しておくのも一つの手
A4・A3サイズでポートフォリオを作成する際のメリット・デメリットをそれぞれ紹介しましたが、それぞれのメリットを活用しながら両方のサイズで作成するといった方法もあります。
たとえば、提出先にポートフォリオを送る際は相手が管理しやすいA4サイズを、直接見せる際は細部まで作品の表現が伝わりやすいA3サイズを活用するといったように、使い分けをしてみてもよいでしょう。見る相手のことを考えながら、自分の作品が十分にアピールできるサイズ、方法を柔軟に選択できるのがベストです。
ポートフォリオの向きに決まりはある?
ポートフォリオのサイズには決まりがないことをお伝えしましたが、縦横の向きも気になるポイントの一つです。
全体のデザインや載せる作品に合わせて決める
サイズと同様、向きにも決まりはありません。ポートフォリオ全体の見やすさを考慮したうえで、自身の作品のテイストに合わせて向きを決めてください。縦構図の作品が多いか、横構図の作品が多いかで考えてみるとよいでしょう。
見やすさを重視し、ポートフォリオ内で縦横の向きを統一
決まりがないとはいえ、1ページ目は縦、2ページ目は横といったようにポートフォリオ内でページの向きをバラバラにしてしまうと、相手にとって見やすいとはいえません。特にこれといったねらいがない場合は、ページ全体の向き同様、作品の向きも統一できるとよいでしょう。
とはいえ、横構図の作品を縦向きのポートフォリオの片面1ページに載せようとすると小さくなってしまうため、魅せ方に悩む方もいるかと思います。そういった際は、見開き1ページを使い、大きく作品を載せるのも一つの手。ただし、ページの境目がずれてしまわないように十分注意してください。
ポートフォリオのページ数は?
ポートフォリオを作成するにあたり、載せる作品数やページ数についてもしっかりと確認しておきましょう。
20ページ前後でまとめるのがベター
ポートフォリオのページ数にも正解はありません。内容に沿ったページ数にすることが大切です。ただ、極端にページが少なすぎる、もしくは多すぎる、というポートフォリオでは、見る相手に作品の魅力を十分に伝えられなかったり、負担をかけてしまったりする可能性があります。
一般的には20ページ前後でまとめるのがよいとされているので、一つの目安として参考にしてみてください。
作品数は10~20程度、1ページあたり1~2の作品を紹介
「これまでの作品を全部見てもらいたい」という気持ちがあったとしても、すべての作品を載せるのは理想的ではありません。特に自分の強みがアピールできる作品やクオリティーの高い作品に絞り、10~20程度に収めましょう。
また、1ページに載せる作品数も、余計な情報を入れすぎていないか、多くなりすぎていないか、注意が必要です。1ページあたり1~2の作品(見開き1ページ使う際は2ページあたり1作品)を載せることを目安に、作品にスポットがあたるレイアウトを心掛けましょう。
ポートフォリオの作り方について、より詳しく確認しておきたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
関連記事:ポートフォリオの作り方をわかりやすく解説【おすすめツールの紹介も】
ポートフォリオの印刷・製本方法
印刷・製本については、以下を参考にして自分に合った方法を選んでみてください。
自宅で印刷し、ファイリングする
家庭用プリンターがある場合、自宅でポートフォリオの印刷をすることができます。かかるコストがインク代・紙代のみに抑えられるのはメリットですが、表現したい色合いが出なかったり、ズレが生じてしまったりする可能性があるのがデメリットです。
ファイリングについては、バインダーやクリアファイルを使用して簡単に行えます。どちらも表紙にオリジナリティーを出しにくいのが欠点ですが、安価で手に入り、ファイリングの手間自体はそこまでかかりません。そのため、提出用に作りたい方をはじめ、「とりあえず一回作って全体を見直してみたい」という方にもおすすめです。
印刷から製本まで印刷会社に頼むのもおすすめ
「印刷を失敗したくない」「きれいに製本したい」という方は印刷から製本まで印刷会社に任せるのが良いでしょう。印刷会社にお願いするメリットは、以下の通りです。
・失敗のリスクがなく、きれいに仕上がる
・個人では難しい綴じ方、装丁デザインに対応している
・必要な数をまとめて作成できる
・印刷から製本までスピーディーに対応している
プロである印刷会社にお願いするのは、失敗を恐れる必要がないため、心理的負担の軽減にもつながるでしょう。もちろん、「印刷だけ自宅で行って、製本だけ印刷会社に依頼する」といった方法も可能です。理想のポートフォリオ作りに向け、自分に合った方法を選択してみてください。
印刷用紙の素材にもこだわる
ポートフォリオを印刷する際は、印刷用紙の素材にも注目してみましょう。
上質紙:印字には向いているが、カラー印刷には不向き。
コート紙:光沢があり滑らかで、写真の色味がはっきりと出る。
マットコート紙:しっとりしており、艶が少ない。発色が良い。
テスト印刷用に上質紙、提出用にコート紙かマットコート紙を使用するのがおすすめ。時間と予算に問題がなければ、さまざまな用紙で印刷した際の仕上がりを比較してみてもよいでしょう。
ポートフォリオをデータで作成する場合は、データサイズに注意
ポートフォリオをデータで作成し、メールで送付する場合は、データサイズに気をつける必要があります。
どれくらいのサイズにするのが適切?
データが重すぎると開くのに時間がかかってしまうため、2MB以下に収めるのがベターです。データサイズが大きい場合は2MB以下になるよう、圧縮した状態で提出しましょう。データ形式については、デザインが崩れず、扱いやすいPDFが一般的です。
また、どうしても2MBを超えてしまう場合は、ストレージサービスで共有するのがおすすめ。保管期間が少なくとも1週間以上あるか注意するほか、わかりやすいファイル名をつけるのも忘れないようにしてください。
データサイズの圧縮ってどうやるの?
ポートフォリオのデータサイズを圧縮するには、Adobe Acrobatやオンライン上のツール、フリーソフトなどを使う方法があります。
オンライン上のツールはドラッグ&ドロップで簡単に圧縮できるものが多くありますが、セキュリティ面で不安がある方は、インストールして使用するソフトを活用するとよいでしょう。
まとめ
本記事では、ポートフォリオを作る際に気になるポイントについてご紹介しました。ポートフォリオはサイズや縦横、ページ数など、すべてにおいて決まりがないからこそ、適切なものを選択する力が問われます。
理想的なポートフォリオを作成し、提出先から良い評価を得るためには、何度もブラッシュアップを重ねることが大切です。ぜひ、本記事を参考に、納得のいくポートフォリオを作ってみてください。
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