見せ方が重要!UIデザイナー向けポートフォリオの作り方
UIデザイナーとしての就職活動や転職活動でポートフォリオを求められているものの、どうやって作ればいいかいまいち分からないという人も多いはず。実務未経験の場合だとなおさらわからないことがたくさんありますよね。本記事では、UIデザイナー向けに、ポートフォリオの作り方について解説します。
目次
採用担当者がポートフォリオを通して見ていること
採用担当者は、ポートフォリオを通してあなたがどんなスキルを持っているか、どんな課題に対してどんなデザインで解決する人なのか、などを見ています。ただ単に作った作品の画像が見たいわけではありません。
また、その作品を作るに至るまでの経緯も見ています。クライアントやディレクターからどんな要望があり、どんな提案をし、どんなプロセスを踏み、どんな作品を生み出したのかをしっかりと説明することが重要です。
これらの説明を通して、入社した後にどんな活躍をしてくれるか想像できるようなポートフォリオにする必要があると言えます。
UIデザイナーのポートフォリオ作成に重要なこと
UIデザイナーを目指すなら、細かいところまでこだわった1つの作品としてのポートフォリオを作るようにしましょう。UIに関わるものは幅広いため、小さなものから大きなものまでさまざまなものをデザインしなければいけないのがUIデザイナーです。
ポートフォリオを1つの作品として見立て、細部までこだわりぬいた上で、全体が統一されているかどうかが重視されます。UIデザイナーだからこそ、ポートフォリオを見る人のユーザービリティに考慮したポートフォリオ作りができるかどうかが大切です。
UIデザイナーのポートフォリオに入れるページ
まずは、UIデザイナーのポートフォリオに入れるべきページについて解説します。
①自己紹介ページを作る
まずは顔写真とともに、名前・生年月日・学歴などの基本的な情報、自己紹介文やこれまでの経歴を書いてください。写真もこだわったものを用意できるとよいですね。
その下に、自分の保有しているスキルについても書いておくことをおすすめします。Photoshop・Illustrator・Sketch・figmaなど、UIデザインに関わるスキルを羅列しましょう。マネジメントやディレクション、Webマーケティングなど、デザインソフト以外のスキルもあればぜひ書いておいてください。
スキルレベルは、ひとめでわかるように可視化するのがおすすめです。星5つで示したり、棒グラフにして示したりと、ひとめでわかるようなビジュアルで記載しておきましょう。詳細の説明が必要な場合は、それらの下に簡単に解説を添えてください。
②実績を掲載する作品ページを作る
最も重要なのが、実績を掲載する作品ページです。できれば7〜10作品程度は載せたいですが、もしそれよりも少ない作品しかない場合は、それでも構いません。無理にクオリティの低いものを増やしても逆効果です。
順番は見せる相手によって工夫しましょう。相手が求めているアウトプットに近しいものから見せられるとベストです。最も自信があるものや、インパクトのあるもの、企業に最も見て欲しい作品を1番前に持ってくるのもいいですね。それぞれの作品の画像を載せつつ、制作に要した時間や使った技術、プロジェクトの経緯などの詳細をしっかり解説します。
・作品概要
・作品の目的やターゲット
・プロジェクトの規模やメンバー
・制作に使ったソフトやツール
・制作期間
・自分の役割や担当範囲
・作品のテーマや込めた思い
・制作プロセス(どう考えてどう作ったのか)
・成果
上記のような内容がなければ、ただ作品を画像で紹介するだけになってしまい、自分が仕事をする上でどんな人間なのかが伝わりません。ポートフォリオでは何よりもプロセスを伝えることが非常に重要なので、しっかりと書くようにしましょう。
また、画像は、モックアップの写真やデザインを必ず入れてください。サービスのロゴやアイコン、要所の遷移図も入れておくとより伝わりやすくなります。
③自己PRページを作る
実績に関することだけでなく、自分自身のPRをするページも作成しましょう。自分の強みや仕事へのこだわり、特化領域やノウハウ、得意ジャンル、意識している仕事の進め方などを自己PRとしてまとめてください。
どうしても実績だけでは刺さりづらかったり、いまいちその企業にあっているのかが採用担当者に判断できないことも多いです。ここでしっかりと仕事における自分を伝えることができれば、採用担当者にあなたがどんな人なのかが伝わりやすくなります。
ポートフォリオ作成時に注意したいポイント
最後に、ポートフォリオを作成する上で注意したいポイントについて解説します。
はじめて作るときは他のUIデザイナーのポートフォリオを参考にして
新卒や未経験のうちにクオリティあげきるのは難しいでしょう。それでも可能な限りよいアウトプットを出すために、他のUIデザイナーがどのようなポートフォリオを作っているのかを確認しましょう。
シンプルにモックアップの写真を横並びにして羅列しているものもあれば、複数モックアップ写真を配置しているもの、ユーザーが使っているシーンの画像を一緒に入れるものなど、作品によって適切な見せ方は異なります。
どんなユーザーの課題に対してデザインしたものなのかをより適切に伝えるには、こういった工夫が必要です。まだあまりポートフォリオ作りになれていないときは、いろいろな人のポートフォリオを見て参考にしてみてください。
情報の詰め込みすぎ、文字の書きすぎはNG
しっかりと自分のPRや実績が伝わるポートフォリオにすることはもちろん重要ですが、だからといって情報を詰め込みすぎたり、文字をぎっしり書きすぎたりするのは逆効果です。
要点がまとまっていない応募書類は見たくない上、そもそもうまくまとめる能力がないデザイナーを企業はほしいと思いません。表現力のない人だと判断されてしまいます。
特に実績紹介ページでは情報を詰め込みすぎてしまう傾向にあるので、必要なことだけを整理して伝えるようにしましょう。視覚的に分かりやすい文字の配列や大きさ、フォントの種類にこだわることも有効です。
自己PRも同様に、長々と自分語りをするのはNG。内容は濃くともボリュームは多すぎず、すっきりと要点がまとまっているかが重要な要素です。ポートフォリオを作ったあとには、誰かに見てもらって意見をもらうといいでしょう。人材エージェントなどで添削してくれるケースもあるので、確認してみてください。
まとめ
UIデザイナーのポートフォリオ作成は難易度が高いですが、いろいろな人のものを見ながらうまく自分なりにアレンジすることが重要です。ぜひ本記事を参考に、魅力的なポートフォリオを作成してくださいね。
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