ゲームプランナーを辞めたいときに取るべき行動とは?

ゲームプランナーを辞めたいときに取るべき行動とは?

長時間残業のイメージが強く、ブラックと噂されがちなゲーム業界。とくにディレクターやデザイナーの板挟みになるゲームプランナーは、つらいと感じる場面も多いようです。本記事では、ゲームプランナーのつらさや辞めたいと思う理由、そう感じたときにどう行動すべきかを解説します。

目次

ゲームプランナーを辞めたいと思う理由はどれ?

ゲームプランナーを辞めたいと思う理由は人によってさまざまですが、ここではよくあるものを紹介します。まずは自分がなぜゲームプランナーを辞めたいのかを整理しましょう。

残業が多く、それに見合う給料が得られない

ゲーム業界は、一般的に長時間労働が蔓延しているといわれている業界です。最近は規制が厳しくなっていることからホワイトな企業も増えていますが、多くの企業は仕事量が多く、定時で帰れている人は少ないでしょう。納期が迫ったときや想定外のバグがたくさん見つかったときには、徹夜を経験した人も多いのではないでしょうか。

イレギュラーな対応によって業務量は増えやすいという特徴もありますが、ゲーム業界の働き方も長時間労働に感じる原因のひとつかもしれません。出社時間が遅かったり、フレックス制を取り入れていたりする会社が多いため、夜型の働き方になりがちなところも原因として考えられます。

またそれだけ働いているのにも関わらず、労働時間に対する給与が見合わないと感じる人が少なくありません。みなし残業として数十時間ついているケースがあるため、働いた分に対する対価を得られていないと感じる方も多いでしょう。

思っていた仕事内容と違った

ゲームをするのが好きでプランナーになった場合に多いのが、思っていた仕事と違ったというケースです。ゲームプランナーは、あくまでもゲームを企画する側ですので、楽しいことばかりではありません。

数字を分析したり、データを取ったり、細部まで企画書を作り込んだりと、ゲーム作りからは遠いと感じる仕事もたくさんあります。クリエイティブで華やかな仕事を想像していたために、現実とのギャップに萎えてしまう人も多いようです。

また売上を追うことに違和感を感じる方も多くいます。ゲームプランナーになる前は、「みんなを楽しませたい、おもしろいゲームが作りたい」という一心だったにも関わらず、いざ入社してみると、売上ばかり気にしてプランニングをしなければいけないということも多いようです。

はじめはそれに違和感を感じつつも、だんだん売上重視のゲームを企画することが当たり前になってしまい、気づけばやりがいを見いだせなくなっていたなんてことも。自分の思い描いている理想と現実とのギャップに、嫌気が指してしまう人も多いのでしょう。

ディレクターやデザイナーとのコミュニケーションがつらい

ゲームプランナーはその立場上、さまざまな職種の人間とコミュニケーションを取る必要があります。勤務しているのがデベロッパーであれば、販売元との調整も発生するため、なお負荷の高いポジションといえるでしょう。

トラブルはすべてプランナーの元に集まってくるうえ、各所に頭を下げるのもプランナーです。ゲームを作る仕事は好きでも、謝ったり気を遣ったりしながら仕事をすることに疲れている方も多いのではないでしょうか。

プランニングしたゲームに心ないコメントがくる

やっとの思いでリリースしたゲームに対して、「つまらない」「クソゲー」などと心ないコメントをされることもあります。ゲームは好き嫌いがあって当然の世界ですが、やはりこのような評価を目にすると、自分の努力は何だったんだろうと辞めたくなる瞬間もあるでしょう。

ゲームプランナーを辞めたい理由によってとるべき行動は変わる

ゲームプランナーを辞めたいのであれば、無理に続ける必要はありません。むしろ、辞めるのであればなるべく早いうちがベストです。しかし、ゲームプランナーを辞めることが適切な解決方法ではない場合もあります。

労働時間の長さが問題ならフリーランスを検討する

ゲームプランナーの仕事にはやりがいを感じるものの、労働時間の長さや給料の低さから辞めたいと感じている場合は、フリーランスになることも視野に入れてみてください。リリース前の一時的な忙しさは避けられないかもしれませんが、全体的には改善ができるはず。

企業と雇用契約を結んでいるわけではないので、自分で勤務時間などの働き方をコントロールすることができます。自己管理能力やプランニング力に自信がある場合は、フリーランスになって企業に縛られない働き方をするのがおすすめです。

ただし契約形態や契約内容については注意が必要。トラブルなどで膨大な業務量が発生したのにも関わらず、追加の費用を請求できない場合もあります。トラブルが発生した場合の責任範囲などを事前に考慮したうえで契約を結んでおくなど工夫が必要です。

コミュニケーションがつらい場合は環境を変えることで解決することも

エンジニアやデザイナー、ディレクターとのコミュニケーションにストレスを感じる場合は、その原因をしっかりと見極めましょう。職場の雰囲気が悪く、コミュニケーションがギスギスしていることが精神的につらい場合もあります。

職場の雰囲気が悪いことが原因であれば、環境を変えるために別のゲーム会社への転職を検討しましょう。フリーランスとして組織に属さないというのも手段のひとつです。転職をする場合は、選考の段階で自分が所属する予定のチームメンバーとできるだけたくさん会っておくようにしましょう。人事の方にお願いすれば、面談の機会を設けてくれることがほとんどです。

雰囲気も悪くないし、関わる人たちが苦手なわけでもないという場合は、ゲームプランナーという職種自体が向いていないかもしれません。職種の特性上、さまざまな人たちとコミュニケーションをとることが求められるので、コミュニケーション自体にストレスを感じる場合は職種を変えたほうがよいかもしれません。

開発やデザインを一から勉強することはかなり大変ですが、スキルを身につけて制作職にジョブチェンジするのもひとつの手です。ゲームプランナーとしての経験は必ず活きてくるので、ひとつの強みにもなりますよ。

ゲームプランナーの仕事にやりがいを見いだせないならジョブチェンジ

キャリアプランが描きづらいゲームプランナーですが、それでもいまのスキルを多少なりともいかして転職する方法はあります。ゲーム業界を離れるのであればWebディレクターがおすすめです。

Webディレクターはサイトやアプリ制作などの進行管理を担う役目。エンジニアやデザイナーとコミュニケーションをとりながら、ひとつのプロダクトを作り上げる点はゲームプランナーと通ずるところがあります。

誰かを楽しませる企画を練ることが好きという方は映画制作会社や、パチンコ演劇などのエンタメ業界でディレクター業務をするのもいいかもしれませんね。ゲームプランナーとして培ったコミュニケーション力やプランニング力は必ず武器になるので、思い切った転職も選択肢のひとつになります。

まとめ

ゲームプランナーを辞めたいと悩んでいる人は、できるだけ早く行動に移すようにしましょう。別職種・別業界への転職は若いうちがベスト。年齢が上がるにつれて、求められる専門性が上がり、未経験での転職が難しくなります。つらい環境で長く続けることは精神的にもよくないので、早めの決断が自分自身を助けることにもなるでしょう。

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