Webディレクターは激務？！リアルな実態や対策を解説

激務なイメージがつきまとうWebディレクター。プロジェクトに関わるあらゆることを忙しくこなす業務は、まさにマルチタスク。Webディレクターになりたいと思っていても、実態がどうなのか気になるところですよね。本記事では、Webディレクターが激務といわれる理由や、実態について解説します。

目次

• Webディレクターが激務だといわれる4つの理由
• 激務でつらい場合はどうしたらいい？対処法は？
• まとめ

Webディレクターが激務だといわれる4つの理由

それでは早速、Webディレクターが激務だといわれる理由について解説します。

そもそも1案件だけでマルチタスクすぎる。複数重なるとこなせない

Webディレクターの仕事は、そもそもかなりマルチタスクです。要件の整理やすり合わせから始まり、人員配置をしてプロジェクトを進行していくのがメインですが、もちろんそれだけではありません。

・リサーチ全般
・ページ構成作成
・ワイヤーフレーム作成
・デザイン案作成
・サイト分析
・タスク管理
・ピープルマネジメント

上記はあくまでも一例です。もっと細かく出すと果てしないほど業務量があります。1案件だけでもかなり多くの業務を抱えているにも関わらず、一般的な制作会社ではこれを複数同時に進行しなければいけないため、激務だといわれるのでしょう。

人に気を使うことが多く疲弊する

Webディレクターは、クライアントや会社、制作サイドの間に入って交渉したり調整したりするのが役割です。クライアントの対応だけでも大変なのに、さらに制作サイドの機嫌も伺わなければいけませんし、上司から下りてくるミッションにも答えなければいけません。

ずっと人の様子をうかがい、トラブルがあれば自ら対処し、無理なお願いを各所に頭を下げに回りにいくのもディレクターの仕事。これを全案件で継続していると、誰だって疲弊してしまうのは仕方ありません。物理的な忙しさだけでなく、精神的な負荷もかかるので、激務と言われるのでしょう。

人が足りていない会社が多い

Web制作会社は、ベンチャー企業であることが多い業界です。ベンチャー企業は基本的に人が足りていないことが多く、ひとりでいくつもの仕事を掛け持ちすることがざらにあります。Webディレクターは職務範囲がハッキリしないこともあり、担当がいないこぼれた仕事が回ってくることもあるでしょう。

単価を下げてどんどん案件を引き受けてしまう会社もあるので、そのような環境ではなおさら人が足りず、一人あたりの負荷が上がっていると考えられます。

激務でつらい場合はどうしたらいい？対処法は？

激務な状況でずっと働いていると、そのうち体を壊すことにもつながりかねません。ここでは、どのように対処をすればいいかについて解説します。

会社や業界を変えてみる。いっそ制作会社から離れるのも視野に

いっそのことWeb制作会社から離れて、全く別の会社・業界にいくのもありです。同じWeb業界でも、自社でサービスやプロダクトを運営している事業会社であれば、少なくとも複数案件を抱えて忙殺されることはないでしょう。

また、Webとは関係のない業界でも、Web担当者が存在している会社は多く存在しています。メーカーでも、自社のWebサイトやSNS等の企画・運営・保守を担当する人がいるでしょう。

自社プロダクトを持っている会社のいいところは、1つのことに集中して熱量が注げるところ。毎日複数クライアントの案件に追われてただひたすら目の前のことをこなす、ということが減り、自社プロダクトを成長させるにはどうしたらいいかという視点で向き合うことが増えます。

制作会社での経験をいかしつつ、また新たな視点で仕事を行うことができるので、激務に疲れている人は思い切って転職してみることをおすすめします。

独立してフリーランスになる

Web制作会社から独立し、フリーランスになるのもひとつの手です。フリーランスの魅力は、なんといっても自由なこと。働く場所や時間が自由なだけでなく、請け負う仕事も自分で選べます。トラブルになりそうなクライアントを避けたり、時間拘束が長い案件を避けたり、自分の意思で案件を選択することが可能です。

一方で、会社員の頃とは違い、すべて自分の管理次第で決まるので、セルフマネジメント力が大きく問われる働き方です。新たな挑戦としてはとてもやりがいがあるでしょう。

また、フリーランスであれば、自分が仕事を受ければ受けただけ収入が積み重なっていきます。会社員のときのように固定給ではありませんし、残業代がなくて割に合わないなんてこともありません。セルフマネジメント力を試して、収入をどんどん上げていきたいという人にはおすすめの働き方です。

フリーランスを検討する際は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事：フリーランスのWebディレクターはどうやって稼ぐ？案件獲得の方法は？

まとめ

せっかく働くなら、自分が納得できる形で働きたいもの。激務なWebディレクターでも、自分に合った会社や働き方はきっと見つかるはずです。激務で悩んでいる、疲れている人は、本記事を参考に新たな道を検討してみてくださいね。