Webデザイナーにもライティングスキルは必要！理由とスキルUPの方法を解説

一見Webデザイナーには必要のないスキルに思えるライティング。しかし、文章はWebデザインと切っても切り離せない関係にあります。本記事では、Webデザイナーにライティングが必要な理由やスキルを身につける方法について解説。スキルアップしたいWebデザイナーは必見です。

目次

• なぜWebデザイナーにライティングスキルが必要なのか？
• ライティングスキルは大きくわけて3つ！それぞれの違いを理解する
• ライティングスキルを伸ばすにはどうしたらいい？
• まとめ

なぜWebデザイナーにライティングスキルが必要なのか？

WebサイトもLPもバナーも、文章とクリエイティブの組み合わせで作るものですので、Webデザイナーもライティングを避けては通れません。

クライアントから「そのまま全て使ってください」と文言を渡されることもあるかもしれませんが、要素だけ渡されて、自分で調整しなければならないこともあるでしょう。より伝わりやすく魅力的なコピーを作る力があれば、Webデザイナーとしての価値が上がります。

成果の出るWebサイト制作がゴールだとすると、文章も含めてデザインするのがWebデザイナーの役目といえるでしょう。言葉はほとんどすべての人が理解できるツールであり、たった数文字でも多くの情報を届けることができるので、ライティングスキルは身につけておくのがベターです。

ライティングスキルは大きくわけて3つ！それぞれの違いを理解する

Webデザインの領域に含まれるライティングの種類は、大きくわけて3つあります。それぞれの違いを理解しておきましょう。

商品やサービスを買ってもらうためのコピーライティング

コピーライティングは言葉によって、ユーザーの興味を喚起し、行動を促すものです。短文でリズム感がよく、キャッチーであるのが特徴。WebサイトのTOPページやLPのキービジュアルを作るときに役立つスキルです。

不要な要素を削ぎ落して簡潔に表現する必要があるため、心をつかむコピーを作るのは難易度が高いといえます。

WebライティングはWeb上のコンテンツを通して情報を届ける

WebライティングはPCやスマートフォン、タブレットなどで読まれることを前提とした文章です。

さまざまなデバイスで読みやすいように、改行の位置や文章の長さを調整することが必要。難しい言葉を使わない、結論から先に書くなどのテクニックも求められます。

また、Webライティングに慣れてきたら、SEOを意識したコンテンツも作れるようになるとよいでしょう。

関連記事：Webデザイナーが最低限知っておきたいSEOの基礎知識＆ツールまとめ

ユーザーがの体験をサポートするUXライティング

UXとは、ユーザーエクスペリエンスの略で、「ユーザー体験」を意味します。画像やイラストだけでは、そのWebサイトを訪れるユーザーが求めている体験を演出することができません。

・そのWebサイトの導線
・そのWebサイトの利用方法
・そのWebサイトでできること

上記のように、ユーザー体験をサポートするために伝えなければいけないことは、山のようにあるはず。そこには必ず言葉が必要です。

ユーザーが直感的に理解できるよう、そのサイトやユーザーの属性に応じて最も適切な表現を選んで書くことが求められます。

ライティングスキルを伸ばすにはどうしたらいい？

Webデザイナーがライティングスキルを伸ばすにはどうすればいいのでしょうか。ここからは、3つのライティングスキルに共通した方法を解説します。

まずは基本的なテクニックを本で学ぼう

最低限のライティングテクニックについては、まず本を読んで学びましょう。基本的なことをインプットしてから、実践にうつるといいですよ。

コピーライティング、Webライティング、UXライティングどれも避けては通れないので、概念は一通り理解しておくのがおすすめです。その中でも一番自分の業務に密接に関わるものや伸ばしたいものを選ぶとよいでしょう。

基礎を身につけたら実践しよう！

基本的なライティングのコツやテクニックをインプットしたら、そのあとは実際に書いていきましょう。おすすめの方法は、ブログを1つ作って書いてみること。

テーマを自分で決め、毎日記事を投稿してみましょう。もちろん、本で得た知識を駆使しながら書くことが重要です。書き続けていると、次第に言語化するのがうまくなっていきます。

ブログのタイトルや見出しはキャッチコピーを意識し、ブログ内のナビゲーションはUXライティングを意識してみてください。このとき重要なのは、必ず「ここに訪れるユーザーが知りたいことはなにか」というユーザー目線を忘れないことです。

記事が増えてきたらサイト分析をしてみるのもおすすめ

どんどん記事を積み重ねていけば、訪れるユーザーの動向を分析することで、自分のライティングスキルがどれくらい向上しているかチェックすることも可能になります。

はじめはとにかく書くことを重視し、記事が100件ほどたまってきた段階でサイト分析をしてみるといいですよ。

アクセス数が伸びているか、ユーザーの滞在時間はどれくらいかなどを分析することで、ユーザーに読まれる文章が書けているかどうかを測ることができます。サイト分析はWebマーケティングにおいても非常に重要なスキル。同時に学べるので、ぜひやってみてください。

まとめ

これからのWebデザイナーにとって、ライティングスキルはもはや必須。ユーザーが満足する体験を実現するためには欠かせない要素です。ライティングは慣れることで上達する部分も大きいので、とにかく実践を重ねて習得することをおすすめします。