グラフィックデザイナーとして就職、転職する際に必ずと言っていいほど求められるポートフォリオ。特に未経験の場合だと、どうやって作ればいいのか、どんなレイアウトにすればいいのかなど、作り方に関して分からないことがたくさんありますよね。
本記事では、未経験でも簡単に作れるような、グラフィックデザイナー向けポートフォリオの作り方を解説します。
<この記事に関連する記事>
- 転職成功の鍵を握るポートフォリオ【作り方のポイントをわかりやすく解説】
- おしゃれなポートフォリオサイトのおすすめ20選!参考にしてかっこよく作ろう
- ポートフォリオに載せる作品がない…。実績がない場合の対処法を解説
目次
採用担当者がポートフォリオを通して見ていること
採用担当者は、ポートフォリオを通してあなたがどんなデザインを得意としているか、情報を伝える力があるか、どんな表現をする人なのかを見ています。ただ単にどんなグラフィックを作る人なのかを見ているわけではないという点に注意が必要です。
また、その作品を作るに至るまでの経緯も見ています。クライアントからどんな要望があり、どんな提案をし、なぜこのデザインを取り入れたのかなどをしっかりと説明しなければいけません。
これらの説明を通して、入社した後にどんな活躍をしてくれるか想像できるようなポートフォリオにする必要があると言えます。
グラフィックデザイナー向けポートフォリオの作り方
ここからは、グラフィックデザイナー向けにポートフォリオの作り方を解説します。大きな流れは至ってシンプルです。最も重要なのは②の工程なので、しっかりチェックしてください。
①自己紹介ページを作る
まずは顔写真とともに、名前や生年月日などの基本的な情報、自己紹介文やこれまでの経歴を書いてください。
その下に、自分の保有しているスキルについても書いておくことをおすすめします。PhotoshopやIllustrator、InDesignなどグラフィック制作に関わるスキルを羅列しましょう。マネジメントやディレクションなど、ツール以外のスキルもぜひ書いておいてください。
スキルレベルは、ひとめでわかるように可視化するのがおすすめです。星5つで示したり、棒グラフにして示したりと、ひとめでわかるようなビジュアルで記載しておきましょう。詳細の説明が必要な場合は、それらの下に簡単に解説を添えてください。
②最重要!実績を掲載する作品ページを作る
最も重要なのが、実績を掲載する作品ページです。作品が豊富にある人は10作品程度、少ない人はあるだけ載せてください。そのなかで、2作品程度は画像だけでなくプロジェクトの経緯など詳細を記載します。
詳細を記載するものについては、以下の内容をしっかり解説してください。
・クライアント名や作品URL(クライアントから許可が出た場合のみ)
・作品の目的やターゲット
・自分の役割や作業範囲
・作品のテーマや込めた思い
・作成プロセス(どう考えてどう作ったのか)
・作成期間
上記のような内容がなければ、ただの画像紹介になってしまい、自分の仕事ぶりや考え方、仕事にどうやって向き合う人なのかが伝わりません。作品概要のみを載せるのもNGです。プロセスが非常に重要なので、しっかりと書くようにしましょう。
2作品程度はこれらの情報をしっかりと盛り込み、それ以外のものは画像のみで問題ありません。
③自己PRページを作る
実績に関することだけでなく、自分自身のPRをするページも必要です。自分の強みや仕事へのこだわり、特化領域やノウハウ、得意ジャンル、意識している仕事の進め方などを自己PRとしてまとめましょう。
どうしても実績だけでは刺さりづらかったり、いまいちその企業にあっているのかが採用担当者に判断できないことも多いです。ここでしっかりと仕事における自分を伝えることができれば、採用担当者にあなたがどんな人なのかが伝わりやすくなります。
ポートフォリオ作成時に注意したいポイント
最後に、ポートフォリオを作成する上で注意したいポイントについて解説します。
情報の詰め込みすぎ、文字の書きすぎはNG
しっかりと自分のことや実績が伝わるポートフォリオにすることは重要ですが、だからといって情報を詰め込みすぎたり、文字をぎっしり書きすぎたりすることはNGです。
読む気がうせてしまう上に、何が最も伝えたい情報なのかが伝わらなくなってしまい、表現力のない人だと判断されてしまいます。
特に実績紹介ページでは情報を詰め込みすぎてしまう傾向にあるので、必要なことだけを整理して伝えるようにしましょう。視覚的に分かりやすい文字の配列や大きさ、フォントの種類にこだわることも有効です。
自己PRも同様に、長々と自分語りをするのは控えてください。内容は濃くともボリュームは多すぎず、すっきりと要点がまとまっているかが重要。ポートフォリオを作ったあとには、誰かに見てもらい、読みやすいか、見やすいかどうか意見をもらうのも有効です。
統一感・丁寧さ・美しさを意識したものを
物事をデザインする職種として、見た目にもしっかりとこだわってください。意図せず各画像の位置がずれていたり、画像の大きさがバラバラだったり、文字の大きさや色使いが適切でなかったりすれば、センスのないデザイナーだと思われてしまいます。
もちろん何より重要なのは内容ですが、グラフィックデザイナーはセンスがないと採用してもらえません。丁寧に細部までこだわり、見た目にも美しく統一されたポートフォリオを作りましょう。
決して派手でなければいけないわけではありません。読み手のことを意識し、読みやすく、見やすくまとめられたものにすること、その上で自分のセンスが発揮できるデザインになっていることが重要です。
まとめ
ポートフォリオ作りは、意外とシンプルなものです。要点さえつかんでいれば、作成はそこまで難しくありません。読み手のことを考えた、求められる内容をしっかりと盛り込んだ上で、丁寧なセンスあるポートフォリオ作りを意識しましょう。
Web・ゲーム業界の求人・案件に興味がある方へ
Web・ゲーム業界のクリエイター専門
レバテックに相談する3つのメリット
- 01
業界最大級の
案件保有数
- 02
業界内最高レベルの
高単価
- 03
参画後まで丁寧な
サポート
あなたにぴったりの案件をご提案いたします