HTMLコーダーは稼げる？稼げない？副業で取り組むのはあり？

一般的に年収が高いイメージのあるWebエンジニア。HTMLコーダーもWebエンジニアのうちのひとつです。Webページを作る上で最も基本的な言語と言えるHTMLですが、ネット上では稼げる、稼げない双方の意見があり、本当はどうなのか気になるところですよね。

本記事では、HTMLコーダーが稼げるのか稼げないのか、平均年収はどれくらいなのか、フリーランスとしてもやっていけるのかなどについて解説します。

目次

• HTMLコーダーとは？
• HTMLコーダーの平均年収は？
• HTMLコーダーは副業やお小遣い稼ぎでも稼げる？
• HTMLコーダーとしてより稼げる人材になるには？
• まとめ

HTMLコーダーとは？

HTMLコーダーとは、マークアップ言語をコーディングするWebエンジニアのことです。Webデザイナーがデザインしたものをもとに、Web上で表示できるようコーディングしていきます。

HTMLコーダーとして携わることができる範囲は、WebサイトだけでなくECサイトやインターネットゲームも含まれるのが特徴です。

制作したWebサイトなどが公開されたあとは、画像や原稿、デザインの修正や更新を行うのもHTMLコーダーの役目。後々更新したり整備したりしやすくなるようにコーディングしておくことが腕の見せどころとも言えます。

HTMLコーダーといっても、使用する言語はHTMLだけではないことがほとんどで、CSSやJavaScriptなどフロントエンドのプログラミング言語スキルも必要とされるのが特徴です。Webデザインも任されることが多く、PhotoshopやIllustratorも必要とされます。

HTMLコーダーの平均年収は？

Web系職種に特化した求人サイトによると、会社員HTMLコーダーの平均年収は300万円〜400万円ほどが相場になるようです。厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査からわかる全体の平均年収455万円と比較すると低めであることがわかります。

フリーランスとして請けられる案件を見てみると、高くても月単価50万円が限度。それ以上稼ごうと思うと、フロントエンドエンジニアレベルのスキルが必要です。またHTML、CSSのみで完結できる仕事はほとんどなく、デザインやディレクションが仕事内容に入ってくるため、フリーランスの場合は全く稼げない可能性も十分にあります。

HTMLコーダーの年収は以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は参考にしてください。

関連記事：HTMLコーダーの平均年収はどのくらい？フリーランスと会社員の違いも解説！

HTMLコーダーは副業やお小遣い稼ぎでも稼げる？

HTMLコーダーはWebエンジニアのなかでは比較的スキル難易度が低めなので、副業やお小遣い稼ぎとしてスキマ時間で案件を請け負っている人もいます。クラウドソーシングやフリーランスエージェントを使って案件を探せば、比較的案件数は豊富に出てくるのが特徴です。

クラウドソーシングサービスに掲載されているタスクを見てみると、HTMLコーダーの仕事は豊富にあり、週15時間程度で時給1000円〜2000円程度のものが目立ちました。

仮に時給1500円で週15時間副業をしたとしたら、だいたい月に9万円程度になるので、副業としてHTMLコーダーをやるのは十分いい副収入になると言えるでしょう。

HTMLコーダーとしてより稼げる人材になるには？

HTMLコーダーとして収入を上げ、より稼げる人材になるために必要なことについて解説します。

常に最新の技術を習得する

HTMLなどのマークアップ言語に限った話ではありませんが、エンジニアを取り巻く技術は常に目まぐるしく進化し続けています。一度マスターしたら終わりではなく、常に最新技術を追い続けることが必要です。

もちろん常に最新技術を完璧にマスターするのはほぼ不可能ですが、学習し続ける意欲や成長意欲は欠かせません。日々アンテナをはって最新の情報を取り入れ、自己研鑽することで時代に置いていかれない基調な人材になることができます。

スキルを広げていく

HTMLコーダーとしてある程度経験を積んだ人は、WebデザイナーやWebディレクター、フロントエンドエンジニアなどにキャリアアップしていくことも重要です。

HTMLコーダーとして高いスキルを身につけても、上げられる年収には限りがあります。さらに上を目指していきたいなら、スキルを拡張して別の職種にキャリアチェンジしていきましょう。

Webデザインを学ぶのか、Webディレクションを学ぶのか、フロントエンド言語を深めるのかは自分の得意に合わせて選んでください。

フリーランスとしてたくさんの案件を請け負う

フリーランスとして独立し、高報酬の案件をたくさん請け負うのもおすすめです。効率よく案件を見つけてこなしていけば、高収入を得ることができます。

最近ではフリーランスエージェントなどのサービスも普及しているため、簡単に条件のいい仕事を見つけることが可能になりました。登録して面談をすれば自分に合った案件を多数紹介してくれるので、効率よく仕事を探すことができます。

もちろんフリーランスとして大きく稼いでいくには、常にスキルアップをすることや、あらゆる自己管理を徹底することが大前提です。会社員よりも収入が上げやすい分、何事も自分の責任においてすべて自分の手でこなしていかなければいけないので、置かれる環境はより厳しくなります。

とはいえ、働く時間や場所が自由なことなどメリットが豊富な働き方なので、自分に合っていそうだと思う人は挑戦してみてください。

まとめ

副業としても注目を浴びているHTMLコーダーは、Web制作の需要が伸び続ける限り必要とされる職種です。副業か本業に関わらずHTMLコーダーになりたいと考えている人は、本記事を参考に検討してみてくださいね。