一般的に激務な人が多いと言われているCGデザイナー。なかには、フリーランスとして独立して自由に働きたいと思っている人も多いはず。本記事では、フリーランスのCGデザイナーになるメリットや、年収などを徹底解説します。
目次
- CGデザイナーがフリーランスになるメリットとは?
- フリーランスCGデザイナーの年収は?
- フリーランスCGデザイナーはどうやって仕事を取ればいい?
- ポートフォリオは必須!必ず準備しておこう
- 失敗しないために!CGデザイナーがフリーランスになる前に確認すべきポイント
- まとめ
CGデザイナーがフリーランスになるメリットとは?
CGデザイナーに限らず、フリーランスとして働く人にとって最大のメリットとも言えるのが、働く時間や場所が自由であることです。長時間労働が大変、通勤時間がもったいないと考えている人には大きなメリットでしょう。
また、仕事が選べることもフリーランスならではの特徴です。憧れのゲームタイトルに携わりたい、リアル調のゲームタイトルだけをやりたいなど、好きな仕事を選んで携わることができます。
比較的収入を上げやすいのもフリーランスのメリットで、働いた分だけ収入を上げることが可能。作業スピードを上げる、クオリティを上げるなど、スキルアップが収入に直結するのもフリーランスの特徴です。
フリーランスCGデザイナーの年収は?
DODAやマイナビなどの求人サイトを確認したところ、会社員CGデザイナーの平均年収は約330万円〜350万円くらいが相場と言えそうです。一方フリーランスの場合は、月単価50万円~60万円の案件が多く、年収換算すると600万円~720万円の収入が見込めます。
以下で紹介しているものは、レバテッククリエイターで掲載している案件の一部です。月単価や求められるスキルの参考にしてみてください。
【月単価~60万円】
・ソーシャルゲームのアニメーション制作
・週5日稼働
・Maya、MotionBuilderなどを使用したアニメーション、フェイシャルアニメーションの実務経験
【月単価~65万円】
・ソーシャルゲームの3Dキャラクターデザイン
・週5日稼働
・Mayaを使用した3Dキャラクターモデリング制作の実務経験
自分のスキルによって請けられる案件、請けられない案件は出てきますが、会社員よりも稼げる確率は高いと言えそうです。
フリーランスCGデザイナーはどうやって仕事を取ればいい?
フリーランスになるにあたって気になるのが、どのようにして仕事をとればいいのか。前職や知り合いの人脈をたどって仕事を探すのがよくあるパターンですが、思い当たるツテがないという人もいることでしょう。
そのような場合は、フリーランスエージェントを利用して仕事を得るのがおすすめです。フリーランスエージェントとは、フリーランサー向けに多くの案件を抱えている人材サービスのこと。登録して面談をすれば、自分のスキルや条件に合った仕事を多数紹介してくれます。
特にCGデザイナーの場合は、有名ゲームタイトルの案件を請けられる点が大きなメリット。個人では請けられない大手企業の案件など、一般には公開されていないレアな案件もあります。クライアントとの間に入って条件の交渉や契約の手続きを行ってくれるので、手間が省けるのもメリットです。
クライアントとエージェント間での契約もしっかりなされているため、金銭トラブルなどに発展しづらいのも安心。特にフリーランス初心者の人にはおすすめの方法なので、まずは登録だけでもしてみることをおすすめします。
ポートフォリオは必須!必ず準備しておこう
フリーランスのCGデザイナーが仕事を請けるためには、必ずポートフォリオが必要になります。ポートフォリオは、自分の実績やスキルをアピールするための大事なツールです。
完成画像・ワイヤーフレーム画像・制作期間・使用したソフトなど完成までの過程がわかるようなポートフォリオを意識しましょう。イラストレーター向けの記事ですが、ポートフォリオ作成のコツは以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:【イラストレーター向け】ゲーム会社に参画するためのポートフォリオの作り方
失敗しないために!CGデザイナーがフリーランスになる前に確認すべきポイント
次に、CGデザイナーがフリーランスになるために必要なことを紹介します。思っていたのと違った、全然仕事がないといった事態にならないよう、確認しておきましょう。
自己管理ができないと成り立たない
フリーランスは、自由さが最大のメリットであることから、自己管理が命です。さぼっていても誰も叱ってくれませんし、体調を崩しても有給休暇はありません。
案件の管理・細かいタスク管理・スケジュール管理・モチベーション管理・体調管理など、あらゆる事柄を自分ですべて管理しなければならないので、自己管理が苦手な人には不向きな環境です。
経理や労務関係の事務仕事が大変
フリーランスになると、経理や労務関係の事務作業も自分で行わなければいけません。毎月期日までに税金を払ったり、かかった経費を記録したりと、細々しつつも大変な作業が多く発生します。
特に確定申告の時期には、仕事に加えて1年間の処理を行わなければいけないので、忙しくなるでしょう。一見細かいことにも思えますが、きっちりとやらなければいけないことだからこそ、意外と負担になる作業です。
CGソフトの料金を自分で支払わないといけない
CGデザイナー特有のデメリットとも言えるのが、CGソフトの費用を自己負担しなければいけないという点です。CGソフトの費用は決して安いものではないので、経済的に大きな負担になります。
業界でよく使われている3D VFXソフトのMAYAだと、1年契約で286,000円もの金額が発生してしまうため、特にフリーランス駆け出しのときにはつらい出費となるでしょう。
もちろん会社員であれば会社が負担するので、個人での費用負担は不要です。経費として計上はできますが、自分で支払うことには変わりありません。
仕事や技術に関して相談できる相手がいない
会社にいれば先輩や上司、同期に何でも相談ができますが、フリーランスになればひとりです。会社を辞めたあとでも気軽に仕事のことを相談できる人がいれば別ですが、そうでない場合は仕事で壁にぶつかっても誰にも相談できません。
特にCG業界は常に新しい機能やソフト、技術がリリースされます。会社にいれば情報共有ができたり、勉強会を行っていたりすることもありますが、フリーランスであればすべて自分で勉強するしかありません。
また、仕事上でのトラブルでも同様のことが言えます。ミスをしてもかばってくれる上司はいませんし、何が起きても全て自分の責任です。
仕事が受けられなければ収入はゼロ
会社員であれば仮に仕事がなくて暇でも固定給が支給されますが、フリーランスであれば仕事がなければ収入はゼロです。
フリーランスとして独立したのに仕事が見つからないというパターンももちろんありますが、うまくいっていたのに突然契約を切られるということもあります。
もちろん会社員であっても倒産や解雇のリスクはありますが、フリーランスは労働契約に守られているわけではないので、このデメリットをより強く実感することになるでしょう。
収入をひとつの案件に頼りすぎないことなどで回避することは可能ですが、常に仕事を取り続けなければいけないプレッシャーに追われることには間違いありません。
まとめ
CGデザイナーとして独立を考えている人は、まずメリットとデメリットの双方を把握した上で検討してみてください。うまくフィットする人にとっては、とてもメリットの多い働き方です。本記事を参考に、しっかり検討してみてくださいね。
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