デザイナーに必要な能力とは?活躍するためのスキルを解説
デザイナーを目指している人も、駆け出しの人も、これからどんな能力を身につければいいのか迷っている人が多いはず。どんな能力をどの程度身につけておけばいいのか、難しいところですよね。本記事では、デザイナーがしっかりと身につけておきたい能力をいくつか紹介します。
目次
デザイナーに必要な能力とは?非デザインスキルが重要?
デザイナーとして仕事をする上で、もちろんデザインに関わるスキルは重要です。しかし、デザインができるだけでは不十分。実は求められる能力の大多数が非デザインスキルなのです。
デザインスキルが非常に高くても、非デザインスキルが低ければ活躍できません。これはデザイナーに限らずどの職種でも言えることで、仕事は1人で進められるものではなく、それぞれの得意・不得意を補いながら課題を解決したり、クオリティの高いアウトプットをだしていったりするものだからです。
以下で解説するような、人間力や思考力がなければ、魅力的なデザインが作れたとしても仕事は上手くいきません。したがって今回は、主に非デザインスキルを中心に解説します。デザインスキルに関わる能力は以下の記事を参考にしてください。
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デザイナーに必要な6つの能力
ここからは、活躍できるデザイナーであるために必要な能力を紹介します。
課題解決能力
デザインは、さまざまな課題を解決をする手段のひとつです。チラシを配ったり、Webサイトを作ったりするのは、制作そのものが目的なのではなく、ターゲットユーザーにリーチさせ、商品購入やサービス登録に繋げるのがゴール。企業が求めているデザインは、上記のような課題を解決するためのデザインなのです。
たとえば、広告を使って集客課題を解決するケースを考えてみましょう。まずは集客したいターゲットに訴求が届いていないのか、訴求は届いているけど行動を促せていないのかなど、どこに問題があるのかを見極めることが必要。問題を特定したうえで、デザインやコピーを作成し、クリエイティブに落とし込んでいくことが求められます。
このようなステップを踏んで課題解決をする意識がなければ、クライアントの要望を実現することができません。オシャレなクリエイティブはできたけど、全く成果が上がらなかったということにならないよう、肝に銘じておく必要があります。
デザイナーとしての課題解決力を身につけるためには、まずしっかりクライアントやディレクターから要望を吸い上げることが大切。やりたいことの背景や理由を把握することが第一歩です。要望を把握した後は、情報を整理していく必要があるので、論理的思考力も鍛えておくとよいでしょう。
ユーザーへの共感能力
デザインを見る人がどんな気持ちで見るのか、どんな問題を抱えているのか理解し、共感することができなければ、いいデザインは作れません。自分の好みに合わせたり、ユーザーの感情を無視したデザインを作ったりしても、自己満足のデザインで終わってしまいます。
共感力は、鍛えることで誰でも身につけることができる能力です。日頃から紙に自分の感情を書き出してみたり、誰かとの会話で相手の気持ちを考えてみたり、さまざまな人とコミュニケーションを取ったりすることで養われます。
素直さ、柔軟さ
どんなフィードバックや修正依頼も素直に聞き入れ、柔軟に物事に対応する姿勢も大切です。デザイナーは、クリエイティブ職であるがゆえに、プライドが高い人が多いと思われがち。
自分のデザインを認めてほしいという承認欲求や、自分のデザインに間違いはないという過剰な自信が邪魔をし、他者からの指摘やフィードバックを素直に受け入れられないという人も少なくありません。
仕事は趣味ではないので、自分のためにデザインをするわけではありません。素直に指摘を受け入れられる広い心を持ち、仕事はユーザーのために行っていることを忘れないようにしましょう。
コミュニケーション能力
デザイナーはデザインをする仕事と言えば間違いはないものの、仕事の大半が誰かとコミュニケーションを取っている時間です。
社会人として適切なコミュニケーションが取れることはもちろん、クライアントやメンバーたちとディスカッションしたりプレゼンをしたりするコミュニケーション能力を身につけておきましょう。
ときにはクライアントに対して言いづらいことがあったり、他部署のメンバーと上手く意見が噛み合わなかったりと、コミュニケーションにはストレスがつきものです。
どうすれば場の空気を悪くせずスムーズにお互いが議論をできるかなども重要なポイントなので、書籍を読むなどしてテクニックを学んでおくといいでしょう。
ヒヤリング能力
クライアントは必ずしも要望をうまく言語化してまとめてくれるわけではありません。すり合わせの段階で、クライアントから要望や仕様、実現したいことなどをしっかりとヒヤリングする能力も重要です。
ただクライアントから出された仕様書だけを見てそのとおりに作っていればいいわけではありません。仕様書を見て、クライアントが言語化できていないことはないか、この企画を通して何が実現したいのか、など、深堀りしてヒヤリングをすることでより詳しい全体像が見えてきます。
ビジネスマナー
デザイナーだけに関わらずどんな社会人にも必要ですが、ビジネスマナーも必ずきちんと学んでおきましょう。クリエイティブ職だと人前に出ることが少ない分、いざという時にうまく立ち振る舞えないことも。
礼儀正しく挨拶をすることや、メールを正しく送信すること、報連相を徹底するなど、基本ができていてこそクライアントとも信頼関係が築けます。クリエイティブ職は作ることだけが仕事だと思わず、必ず基本のビジネスマナーは身につけておいてください。
デザインスキル以外の部分で評価を落とされるのは非常にもったいないことです。コミュニケーションなどの基礎的な部分があってこそのデザイン評価ですので、自分のクリエイティブを適切に評価してもらうためにも、基本的な非デザインスキルは身につけておきましょう。
まとめ
デザイナーと言っても、意外と必要なスキルは非デザインのものがほとんどです。デザイナーだからと言って基本をおろそかにせず、需要のあるデザイナーであるために、本記事で参考したような能力を身につけておいてくださいね。
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