グラフィックデザイナーのスキルアップについて解説!身につけておくべきものは?
グラフィックデザイナーとしてキャリアを積んできた人のなかには、もっと収入を上げたい、将来のために力をつけておきたいなど、スキルアップの必要性に迫られている人も多いはず。本記事では、グラフィックデザイナーとしてより一層活躍するために必要なスキルアップについて解説します。
目次
まずはグラフィックデザイナーの基本スキルを完璧にしよう
まずは、グラフィックデザイナーとして基本的なスキルが完璧に身についているかどうか振り返るところからスタートしましょう。
基本のデザインツールを「使える」から「使いこなす」へ
グラフィックデザインに使用するIllustratorやPhotoshopを十分に使いこなせるかどうかは、グラフィックデザイナーにとって基本中の基本です。
普通に使えるレベルではなく、例えば「ベジェ曲線」などの複雑な機能もすべて使いこなせることが重要。デザインツールには非常に豊富な機能が搭載されているので、「使える」ではなく「使いこなせる」レベルのデザイナーは意外と少ないのが特徴です。
デザインツールを使いこなすことで、今まで自分がうまく表現できなかったことや、時間がかかっていたことがあっさりとクリアできるということも多々あります。今一度振り返ってみて、自分がデザインツールを隅々まで使いこなせているかどうか確認しておきましょう。
ただデザインするだけでなくデザイン理論まで熟知する
プロとして仕事をするのであれば、ただデザインできるだけではなく、デザイン理論までも熟知することが必要です。黄金比や色彩学など、知っているのと知らないのとではアウトプットに大きな差が出る技術がたくさんあります。
グラフィックデザインに重要な6つのルールと言われる「バランス・近接・整列・強弱・余白・シンプルさ」を理解した上で実務に役立てられているかなど、今一度振り返ってみましょう。
なかにはデザイン理論まで理解していないというデザイナーもいますが、デザインを徹底的に学んでいるデザイナーとそうでないデザイナーでは、技術に圧倒的な差が生まれます。
デザインはセンスに左右される部分もありますが、知識によって補える部分もたくさんあるため、デザイン理論は必ずおさえておきましょう。
書体やフォントをただ使うだけでなく理解や知識を得る
グラフィックデザインに欠かせない書体とフォントも、ただなんとなく合いそうなものを選定するのではなく、それぞれの書体やフォントが出すイメージやどういうものに合うのかなど、理解しておくことが重要です。
有名な明朝体で例を出すと、「可読性が高い」「堅い」「誠実」などの印象を与える特徴を持っています。ゴシック体だと、「やわらかい」「明るい」「見出しやタイトル向き」などの特徴を持っており、それぞれ使用に合ったシーンが異なることがわかるはず。
また、書体やフォントはすでに膨大な種類があるにも関わらず、日々新しいものがどんどんリリースされているので、流行や新しいものを追う意識も必要です。
なんとなく自分が合うと思ったものを使う、だとユーザーにささらなかったり、表したいイメージがうまく表現できなかったりと、さまざまな弊害が生まれます。書体やフォントを使いこなすのもグラフィックデザイナーとして重要なスキルです。
プラスαのスキルを身につけよう
グラフィックデザイナーとしての基本スキルを身につけ、完璧に使いこなすことができるようになったら、次はさらなるスキルアップを目指しましょう。
より伝わるデザインにしてくれるコピーライティング
一見デザイナーにコピーライティングのスキルは不要のように見えますが、グラフィックデザインはそもそも何らかのメッセージを人に伝えるために作るものです。
コピーライターがコピーを考え、それをグラフィックデザイナーがデザインにのせるということがほとんどですが、デザイナー自身にもコピー能力があった方がよりよいデザインに仕上がります。
デザイナーがレイアウトを組む時点で魅力的なコピーを作れる方が、最終的にまとまりのいいデザインにすることが可能です。また、フリーランスとして独立したあともひとりで一気通貫してコピーまで考えられると、センスのいいデザイナーとして重宝されるでしょう。
絵が描けるとデザインの幅が広がる
グラフィックデザイナーのなかには、絵が描けないという人が少なくありませんが、できれば絵を描けるようになっておくことをおすすめします。
アイコンやキャラクター、ロゴなどのデザインを依頼されたときに、絵が描けなければ仕事になりません。また、絵を描くスキルを身につけることで、視覚的なバランス感覚などデザインにもいかせる能力を得ることができます。
今後フリーランスとして活動するときに、受けられる案件の幅を増やすことにもつながるでしょう。今までうまく表現できなかったことも、イラストを描くことで解決できる事例もあります。グラフィックデザイナーとしてある程度経験を積んできたら、ぜひ身につけておきたいスキルのひとつです。
Webデザインスキルがあれば需要が高まる
紙からWebに移り変わる今の時代において、グラフィックデザイナーもWeb系のスキルを身につけておくと、より一層市場価値が高まるでしょう。企業がWeb広告とオフライン広告をセットで打ち出したいときに、両方とも一気通貫で担えるデザイナーがいるととても重宝されます。
WebデザイナーにWeb広告のデザインを、グラフィックデザイナーにチラシやポスターのデザインをと、依頼を二分割してしまうのは企業にとってデメリットが多くなってしまいます。デザイナー探しや進捗状況の管理などのコストが2倍になるだけでなく、広告の雰囲気が変わってしまう可能性も。紙とWeb、両方対応できるデザイナーが有利であることは言うまでもないでしょう。
また、Webデザインを身につけておくことは、デザイナーとしての希少性を上げるだけではありません。Webデザインの案件はグラフィックデザインの案件よりも多い傾向にあるので、受けられる仕事の数が増えるのは今後独立することを考えてもメリットになります。
今後紙媒体のデザインだけでは生き残っていくのが難しくなってしまうので、必ずWebデザインのスキルも身につけておきましょう。
まとめ
グラフィックデザイナーとしてスキルアップするためには、まずは基本スキルが徹底的に磨けているかどうかが重要です。意外と基本スキルはある程度でいいと思われがちですが、基本スキルが徹底されていないといい仕事はできません。スキルアップをしたいと考えている人は、本記事を参考に一度自分のスキルを振り返ってみてくださいね。
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