DTPデザイナーの仕事内容とは
◆DTPデザイナーの仕事内容
DTPデザイナーとは、本、雑誌、広告などの原稿の作成、レイアウト、版下作成など、出版に関連する作業を行う職種をさします。
写真、イラスト、文字データなどを基本として、紙媒体でのデザインをPCを駆使し、レイアウトしていく作業がDTPデザイナーの仕事です。限られた空間の中でどれだけ分かりやすく内容を伝えられるか、デザインできるかが重要です。また、DTPソフトを用いて修正、加工のみを行うDTPオペレーターとは異なり、デザインセンスも必須となります。
◆勘違いしやすいDTPデザインとWebデザインの違い
DTPデザインとWebデザインの極端な違いは、仕上がる媒体が違う部分です。
DTPデザインは、最終的に紙媒体に仕上げる作業です。
それとは別に、Webデザインは、Web上に仕上げる作業となります。
要するに、最終目的は「紙」なのか「Web上」なのかの違いです。
DTPは印刷物のレイアウトデザインや文章記事、写真などをデジタル化する作業を行います。デジタル化されたデータは入稿という形で印刷会社に発注されます。印刷会社は、そのデータを紙媒体に印刷し、印刷物に仕上げるのです。
Webデザイナーは、Webブラウザに表示されることを想定してデザイン作業を進めます。紙媒体に表現するDTPは、その紙面を一目見れば全体がわかります。Webデザインは、Web上のページをスクロールすることによって、初めてデザインの全体像がわかることになるのです。
特技を活かしてDTPデザイナーへ
◆デザイン制作にはトレンドに敏感であることが大切
本や雑誌が好きで、デザイン業界に興味があることが肝心です。新しいデザイントレンドに対しても敏感でいれると尚良いです。
また、デザインを行う上で、細かい作業を得意とされる方がこの業界に向いていると言えるでしょう。
◆DTPデザイナーとして必要なスキルやマインド
・DTP、製版の知見に長けている
・紙、特殊印刷加工についての知見がある
・レタッチなど、画像加工の経験がある
・言われたことをこなすだけでなく、率先して意見、考えを伝えられる
・クライアントから高い要望が求められる環境で実力を磨き上げたい
◆DTPに用いる三大ソフト
DTP三大ソフトと呼ばれるのがInDesgin、Photoshop、Illustratorです。
文章や写真、図版などを組み合わせ、出版物のページ原稿を作成するソフトウェアを「DTPソフト」と呼び、画像編集ソフトなどと組み合わせてDTPの作業を行えます。
レイアウトの標準ソフトとなったQuarkXPressに代わるレイアウトソフトとして、Adobe社が開発したInDesign(インデザイン)が標準ソフトとして利用されています。
DTPデザイナーになるには
◆必須スキル
DTPデザイナーは、DTPソフトを扱うスキルが必須です。具体的には、雑誌などのページもののデザインではInDesignやQuarkXPressを用いるのが主流となっています。これらを活かし、デザインすることが求められます。
また、画像加工やイラスト作成などもDTPデザイナーに求められることがあり、PhotoshopやIllustratorなどのスキルも必要です。なお、ポスターやチラシなど、1枚もののデザインにもIllustratorが用いられることもあります。その他、デザインに関するセンスや印刷物ならではの知識なども重要です。
◆おさえておくべき資格
DTPデザイナーになるための必須資格はありませんが、DTPソフトを使いこなせる必要があります。
自らのスキル向上や、転職や就職などにおけるスキルや知識の証明のために資格をとっておくことも1つの手段でしょう。
・DTPエキスパート
・DTP検定
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・Illustratorクリエイター能力認定試験
◆DTPの作業領域について
形の無いものから形をつくり上げる作業や、既存テキストをレイアウトする作業など、多様な業務があります。
自分の得意分野を見つけてその分野を極める、または1つ軸を作って、その軸を中心に周辺領域まで職域を広げていくなど、自分にあったスキルアップの方法を見つけられるとよいでしょう。
どの職種でも言えることかもしれませんが、DTPの現場ではルーチンワークで同じ作業を日々繰り返す場合も少なくありません。そんな中でも積極的に新しいスキル・知識を身につけようとする姿勢が大切なのではないでしょうか。
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