採用担当者必見!デザイナーからの応募が集まる求人票の作り方

採用担当者必見!デザイナーからの応募が集まる求人票の作り方

採用はどんな企業にとっても重大なプロジェクトです。特に、専門職であるデザイナーの採用は、担当者にとって悩みのタネになりがち。

どうやら、その原因は「求人票」の書き方にあることが多いようです。今回はデザイナーの求人票を作成する時にありがちな失敗と、応募がどんどん集まる求人票の作り方をお伝えします。

目次

デザイナー採用に苦戦する最大の理由は「過剰な応募条件」

デザイナーの採用が難航する1番の理由は、採用担当者が求人票に必要以上の「応募条件」を載せてしまうことです。
 
たとえば、求人票の業務内容に「WordPressのブログ更新」、応募条件に「PHPの経験」と記載してしまうケース。たしかにWordPressにはPHPが使われていますが、システムを構築するエンジニアならともかく、更新を担当するデザイナーが直接PHPのコードを書くことは、滅多にありません。
 
このように、採用側が過剰なスキルを求めることによって、デザイナーが応募しにくい状況を作り出してしまいます。また、もし採用側が求めるすべての条件を満たすデザイナーからの応募があったとしても、それだけのスキルに見合う給与の額を提示しなければならず、人件費が想定以上に膨らんでしまうというリスクも考えられます。
 
この問題は多くの場合、雇用者側が「デザイナーの業務内容」を正確に把握できていないことが原因で起こります。何をする仕事なのか曖昧なままにして求人票を書くと、「あれもこれも出来るほうがいいだろう」とよくばりな応募条件を作ってしまいがちです。

業務に詳しい人物が求人票を書く 

それを回避するためには、以下の2つの方法が考えられます。

現場のデザイナー自身が求人票を書く
もし今回の求人が、現担当者の退職に伴うものであるとしたら、現担当者に求人票を書いてもらう方法がおすすめです。もし本人が直接求人票を書くことができなかったとしても、本人に書いたものをチェックしてもらったり、必要な条件をあらかじめ挙げておいてもらうだけで、現場の状況に沿った応募条件が作りやすくなります。
 
エージェントに依頼する
現場のデザイナーによる記載が難しいのであれば、就職エージェントに依頼するという手段もあります。その際は、できるだけ業界やビジネスモデルに明るく、現場についてきちんとヒアリングしてくれる就職エージェントを選びましょう。
 
適切な応募条件を作ることが、求職者・企業のベストマッチの第一歩です。

何をして欲しいか、「業務内容」を正しく伝える

 

「応募条件」を作成できたら、次は「業務内容」を用意しましょう。
 
その文章としてありがちなのが「Web担当者として、サイトデザイン・更新を担当していただきます」というもの。このままだと想定される仕事の範囲が広すぎて、デザイナー側に「何をして欲しい」のかが伝わらず、応募に繋がりにくくなってしまいます。
 
これは、少し詳しく書くことによって解決できます。「誰と」「何を」「どれくらい作るのか」を、具体的に記載するのです。
 
たとえば、「サイト」とはブログなのか、ランディングページなのか。「デザイン・更新」とは一からの立ち上げなのか、既存のものの改善なのか。さらにバナーの作成はあるのか、一緒に働くメンバーはいるのか、などです。
 
これらを追記するだけで、求める仕事の範囲が明確になり、「あ!この仕事は自分のスキルにマッチしているからできるな」と判断してもらいやすくなります。戦略的な理由などから記載できない内容がある場合には、公開できる情報だけを掲載すればいいでしょう。

欲しい条件を「必須」と「できれば」とに分ける

ここまで来れば、求人票の完成まであと一歩です。最後に、応募条件と業務内容を「必須」と「歓迎(できれば)」の2つに分類しましょう。

そうすることで、企業が求める人材像がよりはっきりします。区分の基準は以下をご参考ください。
 
<必須>
・仕事をするうえで最低限必要なスキル
・絶対に持っていて欲しい経験や実績
 
<歓迎>
・今はできなくても、将来的に身につけて欲しいスキル
・今後、依頼をすることが予想される仕事の経験や実績

保存版「仕事別のデザイナー応募条件対照表」

デザイナーの仕事内容は専門的で多岐にわたるため、「必要なスキルの見当がつかない」という採用担当者もいるでしょう。そんな方のために「デザイナーの仕事別に必要な応募条件」を一覧にしてみました。
 
必要なスキルはPCの環境や業務内容によって変動するため、まずは目安として、求人票作成の参考にしてみてください。

まとめ

デザイナーの求人票を書くときには、これらのポイントをぜひ参考にしてみてください。求人票は、企業が欲しい人材に向けて書くラブレターのようなもの。ちょっとした工夫で、魅力的なデザイナーとの出会いにつなげましょう。

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