ポートフォリオの自己紹介はどう書く?必要な項目や職種別の書き方を解説
クリエイター志望者が就職活動や転職活動をする際、提出が求められるポートフォリオ。その中で応募者の印象を決定づける重要なパートとなるのが、自己紹介(プロフィール)です。
本記事では、自己紹介に必要な項目や職種別の書き方などを解説します。自己紹介に何を書けばよいか分からず困っている方は、ぜひご覧ください。
目次
ポートフォリオの自己紹介文はどう書く?基本となる項目
はじめに、ポートフォリオの自己紹介(プロフィール)ページの重要性を確認し、書くべき項目を押さえましょう。
自己紹介ページはポートフォリオの冒頭部分にあたる
ポートフォリオの冒頭部分に来るのが、自己紹介ページです。選考担当者が最初に目にするのは、このページになる可能性が高いといえます。
ポートフォリオの自己紹介は応募者の第一印象を決定づけ、選考担当者があなたの人物像を把握する手がかりになる重要なパート。あなたの魅力が的確に伝わるよう作成したいものです。
ポートフォリオの自己紹介には経歴やスキルを書き、写真も入れる
ポートフォリオの自己紹介ページには、主として次の8項目を記します。
・氏名
・生年月日
・連絡先(電話番号やメール)
・顔写真
・学歴、経歴
・スキル(資格と使用できるツール)
・自己PR
・趣味・特技
「氏名」「生年月日」「連絡先」はそのまま自分の情報を記載をしましょう。ペンネームで活動している場合は、ペンネームを使っても構いません。
自己紹介ページには、顔写真を載せておくのがベター。写真があることであなたの雰囲気が伝わり、信頼性がアップするためです。
応募する職種と関係がある経歴(受賞歴も)があれば、学歴とともに記載します。とはいえ、あなたが学生なら経歴が不足していることもあるでしょう。その場合は、応募職種を目指すきっかけとなった体験を掘り下げるのがコツです。
スキルは応募する職種と関係がある資格、および使用可能なツールを書きます。Webデザイナー志望者であれば、資格は「ウェブデザイン技能検定」、ツールは「Photoshop」「Illustrator」などが例に挙げられるでしょう。
自己PRでは、自分の付加価値が高まる強みをアピールします。Webデザイナー志望者なら、「デザインだけでなくマーケティングの知識もある」など。強みが発揮されたときの具体的なエピソードもあればベターです。
趣味や特技は、あなたの人柄をより深く知ってもらうための項目です。面接(商談)時のコミュニケーションのきっかけになりますし、すでに職場で働いている人たちと馴染めるかどうかの指標になる可能性もあります。
ポートフォリオの項目については、下記記事でも言及しています。併せてチェックしてみてください。
関連記事:未経験でも簡単!Webデザイナー向けポートフォリオの作り方やコツを解説
ポートフォリオの自己紹介は希望する職種ごとに書き分ける
ポートフォリオはどの職種でも同じでよいというわけではなく、書き分けが必要です。ここでは、職種別の自己紹介の書き方を説明します。
イラストレーターなどクリエイター系のポートフォリオの自己紹介
イラストレーターやデザイナーなどクリエイター職のポートフォリオで重視されるのは、スキルや作品のテイストです。
スキル面では、使用可能なソフトの名称とともに、それを使って何ができるのかを記載します。使用年数も書けば、レベル感がより伝わりやすくなるでしょう。
作品のテイストを紹介する部分は、あなたの個性がアピールできるポイントです。作品づくりにおいて自分が大切にしていること、モットーなどを書きます。
エンジニアなどIT系のポートフォリオの自己紹介
ITエンジニアのポートフォリオの自己紹介では、使用できる言語・ツールをアピールします。言語・ツールを何年ほど使用し、どの程度実践的に使えるかを記載しましょう。
フロントエンドなのかバックエンドなのかも分かるように書くと、担当できる作業がさらに明確になります。自分が選考担当者だったら何を知りたいかを考えるとよいでしょう。
Webプロデューサーなど管理職のポートフォリオの自己紹介
Webプロデューサーやゲームディレクターといったチーム・プロジェクトを管理する職種の自己紹介で重視されるのは、技術力よりもリーダーシップです。自ら先頭に立ってチームを率いた経験を伝えるのが、管理職の自己紹介には適しています。
具体的なエピソード・予算規模とともに、困難にどう向き合って解決したかも書けるのが望ましいです。
ポートフォリオの自己紹介を作成する際のポイント
ここまで、ポートフォリオの自己紹介に必要な項目、および職種別の書き方を解説してきました。最後に、自己紹介の質をさらに上げるために注意すると良いポイントを紹介します。
自分の強みを明確にする
自己紹介では、自分の強みを明確にしてアピールすることが大切です。やみくもに経歴やスキルを書き連ねても、焦点がぼやけてあなたの魅力が伝わりにくくなってしまいます。
たとえば、同じWebデザイナーであっても、ビジュアルデザインが得意、UI・UXデザインに長けているなど、強みは人それぞれです。
自分がどの分野の、何のスキルを使った作業が得意なのかを強調することで、選考担当者にあなたの魅力が伝わりやすくなります。
簡潔にわかりやすく書く
ポートフォリオの自己紹介は、簡潔さと分かりやすさを意識して書きましょう。簡潔に書くコツは、相手に知ってもらいたい最低限の内容をピックアップすること。内容が絞られていれば自然と文章がシンプルになり、相手がスムーズに読めるようになります。
誤字脱字など単純なミスに注意する
クリエイターのポートフォリオは「作品の出来さえ良ければOK」というわけではないため、誤字脱字のような細かいミスにも要注意です。
誤字脱字があると、選考担当者に「この人はあまり丁寧に仕事をしてくれないかもしれない」「注意力が欠けているのかな?」といった印象を与えてしまう恐れがあります。
書き終えた自己紹介を何度も音読したり、第三者にチェックしてもらったりすることで、誤字脱字は十分に防げます。「自己紹介は自分の顔」だと心得て、細部まで手を抜かずに作成しましょう。
ポートフォリオの提出先に合わせて内容を変更する
ポートフォリオの自己紹介(作品も)は同じものを使い回すのではなく、応募する企業に合わせて内容を変更します。求める人物像は企業ごとに異なるためです。
ある企業では「ゼロから作品のコンセプトを考えられる」「とにかく素早く大量に仕上げられる」人が求められても、別の企業では「すでにあるニーズに沿って、時間をかけて制作してくれる」人材が好まれる可能性があります。
ポートフォリオを提出する前には、応募先の理念や方針を調べ、どのような人材を必要としているかを調べておきましょう。
自己紹介ページのレイアウトにも気を配る
選考担当者が自己紹介ページを見たときに、「見栄えがよい」と思ってもらえるレイアウトも大事です。フォントが揃っているか、行間のスペースが適度に空いているかなどがポイントとなります。
なお、ポートフォリオ作成については次の記事も参考になります。
関連記事:無料で使える!ポートフォリオ作成オンラインサービスまとめ
まとめ
ポートフォリオの自己紹介ページは、自分自身を相手に知ってもらううえで重要なパート。自己紹介に必要な項目と職種別の書き方、作成時のポイントを押さえ、自信を持って求人・案件に応募できるようになりましょう。
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