映像クリエイターの平均年収は？年収アップの方法も解説！

テレビやCMなどあらゆる映像を制作する映像クリエイター。YouTubeによって動画コンテンツが身近になった昨今では、憧れる人が多い職種のひとつです。とはいえ、平均年収はどのくらいなのか、どうやってなれるのかなど、気になることがたくさんありますよね。本記事では、映像クリエイターの年収について解説します。

目次

• 映像クリエイターとは？映像ディレクターとの違いは？
• 映像クリエイターになるには？
• 映像クリエイターの年収は？
• 映像クリエイターが年収を上げるにはどうすればいい？
• まとめ

映像クリエイターとは？映像ディレクターとの違いは？

映像クリエイターとは、テレビや映画、CM、ゲーム、ミュージックビデオなどあらゆる映像を制作する仕事のことです。幅広くいうと、Youtuberなど編集ソフトを作って個人的に映像を作る人も映像クリエイターに入ります。

テレビ番組の制作会社や広告代理店、映画製作会社など、活躍できる企業の幅は広いのが特徴です。映像制作をするためのソフトを使いこなすスキルはもちろん、アートやグラフィックに関する知見なども求められます。

映像ディレクターと混同されることもありますが、映像クリエイターはあくまでも映像を作る制作スタッフで、映像ディレクターは制作現場を牽引・監督するポジションです。

映像クリエイターになるには？

一般的には、映像に関する専門学校や大学を出てから、制作会社に就職するパターンが多いです。とはいえ、こういった学歴がなくても、未経験で映像クリエイターになれる会社もあります。

また、映像クリエイターになるために必要な資格はありません。映像制作のスキルがあれば、映像クリエイターとして働くことができます。独学で勉強をするとしたら、映像制作で使用するソフトを使いこなすことや、映像・グラフィックに関する知識をつけることが重要といえるでしょう。

映像クリエイターの年収は？

ここでは、映像クリエイターの年収を会社員とフリーランスとの場合にわけて解説します。

会社員の場合

求人ボックスなどの人材サイトによると、映像クリエイターの平均年収は450万円前後だといえるようです。厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査からわかる全体の平均年収455万円と比較すると、だいたい同じくらいであることがわかります。

もちろん未経験新卒の場合は250万円前後と低い相場に。一方で、大手企業であれば600~700万円と高めの年収が設定されている場合もあり、会社規模・年齢・経験年数・スキルによって年収は大きく異なります。上述の平均年収はあくまで目安として捉えてください。

フリーランスとして独立した場合

フリーランスの場合は、働き方や受ける案件の数によって大幅に変動するため、一概には言えません。ここでは、フリーランス向けの案件例に年収相場を見てみましょう。

・Adobe After Effectsを実務で使用した経験が2年以上、かつ自ら最適な編集ポイントを考えて実行できること
・Photoshopを実務で2年以上した経験が2年以上

上記のようなスキルがあれば、月額上限75万円の案件が請けられます。スキルや稼働時間、マッチ度合いに応じて月額は変動しますが、この案件だけ受けても少なくとも年収700万円以上は確保できるでしょう。

加えていくつか案件を並行すれば、もっと年収を積み上げることが可能です。フリーランスは自分にさばける範囲でいくらでも仕事を受けていいので、年収を上げやすいのがメリットといえます。

映像クリエイターが年収を上げるにはどうすればいい？

映像クリエイターが年収を上げるためにできることを、以下で解説します。

より待遇のいい会社に転職する

最も一般的な方法は、より待遇のいい会社を見つけて転職することです。今の給料よりも高い額を提示してもらえる会社だけでなく、福利厚生をはじめとした待遇の優れた会社を選ぶのもおすすめ。

仮に提示される月給が同じでも、残業代が1分単位で支給されるか、基本給に含まれているかだと全く最終的な手取り額が異なります。また、住宅手当がでたり、ボーナスの還元率がよかったりすることでも大幅に年収は変わるのが特徴です。

額面と待遇のバランスを見つつ、よりよい会社を探してみましょう。

映像ディレクターなどの職種にキャリアアップする

映像ディレクターやプロデューサーにキャリアアップするのもおすすめの方法です。映像クリエイターが現場で映像を作る人だとすると、映像ディレクターは制作現場を牽引するリーダー、プロデューサーは事業そのものを監督するポジションのことをいいます。

制作現場で映像作りを経験したあと、ディレクターやプロデューサーを目指していく人は少なくありません。映像ディレクターやプロデューサーになると、平均年収も500万円や600万円を超えてくると言われています。ディレクターやプロデューサーには制作現場での経験や知見がマストなので、映像クリエイターからのキャリアアップが可能です。

フリーランスとして独立する

前項でも少し触れましたが、給料を上げていきやすいフリーランスとして独立するのもおすすめです。フリーランスであれば、案件を受ければ受けただけ収入を積み上げていくことができます。

また、フリーランスであれば企業側に保険料などの負担義務がないため、比較的高い報酬を設定してくれるという傾向も。映像系の職種はハードワークといわれているので、働く時間が自由なのも魅力的です。

最近ではフリーランスエージェントのサービスが発展しているため、登録をするだけで自分に合った好条件の仕事を紹介してもらうことができます。自分の足で営業する必要もなく、人脈がない場合にも安心です。

サービスの利用は無料で、まずは相談からでもOK。自分の市場価値を知りたい、フリーランスになるか迷っているなど、気軽に相談してみてください。

まとめ

映像業界に憧れている人には、まず目指してみてほしい映像クリエイター。年収も決して低いわけではない会社が多い上、ディレクターやプロデューサーなどその先のキャリアも豊富です。気になる人は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。