フロントエンドエンジニアの今後と将来性は?AIに代替される?
フロントエンドエンジニアを目指す上で気になるのが、今後も需要はあるのかということ。ネット上では「将来性がない」という人も見かけるので、これから目指そうとしている人にとっては不安になる要素ですよね。本記事では、フロントエンドエンジニアの今後や将来性について徹底解説します。
目次
フロントエンドエンジニアの今後と将来性
短期的に見れば、フロントエンドエンジニアの需要は今後もなくなることはないでしょう。経済産業省が実施したIT人材の需給に関する調査によると、IT人材の需給ギャップは今後ますます広がっていくと予想されています。またJavaScriptは最も使われている言語として7年連続一位になっているという調査も。フロントエンドエンジニアに将来性があることは上記からも分かりますが、以下ではより具体的な理由を確認していきましょう。
UIUXが重視され、フロントの見せ方がより重要に
フロントエンドエンジニアはWebサービスの表側を構築する職種ですが、近年のUIUXを重視する傾向から、フロントエンドの表現力がより重要性を増してきています。
ノーコードと呼ばれるコーディング不要のサービスも台頭していますが、ノーコードでは柔軟な開発ができません。技術の進歩によってノーコードで対応できる範囲も増えてくると思いますが、最適なUIUXを実現するためにはフロントエンドエンジニによる開発が必須だといえるでしょう。
AIに代替される可能性は?
AIの発達によりコーディング作業がなくなる未来はあるかもしれませんが、近い将来に実現されることは考え難いでしょう。「FRONT-END.AI」というフロントエンド開発を自動化するサービスが登場していますが、デザインを読み込むことで初期コーディング時間を大幅に削減するというもの。このサービスだけでコーディングが完結するわけではないので、フロントエンドエンジニアが対応する余地は残っています。
とはいえ、急速に技術が発達し、コーディングが不要になる将来がいつくるかは誰にも予測ができません。今後コーディングスキルが不要になったとき、どんな人材が活躍できるかを考えておく必要はあるでしょう。
今後も必要とされるフロントエンドエンジニアになるには?
近い将来にフロントエンドエンジニアの仕事がなくなることは考えづらいですが、長期的に見ればその保証はありません。AIやノーコードの発達により、フロントエンド開発を人間が行わない、もしくはほとんどやらなくていい将来が来る可能性があります。そのような将来に備えて、今後のフロントエンドエンジニアが身につけておきたいスキルを確認しておきましょう。
コミュニケーション能力を強みにする
コーディング作業がAIに代替される将来を考えたとき、エンジニアに求められるのはコミュニケーション能力です。どこまでAIができて、どこまでエンジニアが手動対応すべきかを見極めて提案するなど、ディレクターのような動き方が強みになるでしょう。
とくにフリーランスのフロントエンドエンジニアはコミュニケーション力を磨くのがおすすめです。与えられた要件の実装をするだけでなく、技術的な要件定義の段階から相談に乗れることは強みにもなります。
たくさん喋るだけがコミュニケーション能力の高さではありません。まずは自分のコミュニケーションタイプを知り、どのようなアプローチが向いているのかを知りましょう。「コミュニケーション タイプ」などと検索すると、さまざまな情報がでてきますよ。
UIUXのスキルを伸ばす
UIUXの設計から実装まで一気通貫でできることも大きな強みになるでしょう。要件通りに実装することがAIやノーコードによって可能になるならば、設計をする側に回るということです。
UIUXはデザイナーやディレクターの領域になってきますが、企業からのニーズが強く、単価も高い傾向にあるので、スキルアップの方向性としてはメリットが大きいでしょう。必要なスキルとしては、ユーザーインタビューやサイト解析、ワイヤーフレーム作成、デザイン設計などが挙げられます。
Web制作全般の知見があると重宝される
フロントエンドエンジニアとしてのスキルにあわせて、Web制作全般に関する知見も身につけておくことをおすすめします。SEOやWeb広告など、Webマーケティング全般の知識があれば、クライアントやディレクターとも対等に意見を出しあうことが可能です。
今後は簡易的な作業がどんどん機械化されていくことから、どの職種にも総合的な知見やスキルがある程度求められることが予想されます。今後も活躍できるフロントエンドエンジニアになるために、Webに関する知識は幅広く持ち合わせておくようにしましょう。
まとめ
今後も需要はなくならないといえるフロントエンドエンジニア。とはいえ、新たなスキルの開拓や自己研鑽を怠っていると、どんどん機械に取って代わられてしまう可能性は否めません。今後も求められる人材であり続けるために、日々自己研鑽は欠かさないようにしましょう。
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