映像クリエイターを目指している人の中には、フリーランスとして働きたいと考えている人も少なくないはず。自分のやりたい仕事を好きな場所で、好きな時間にできるとうれしいですよね。
とはいえ、未経験でもいきなりフリーランスとして活動できるのか、年収はどれくらい稼げるのか、仕事はどうやって取るのかなど、わからないことがたくさんあるはず。本記事では、フリーランスの映像クリエイターになる方法などについて解説します。
目次
- フリーランスの映像クリエイターになるメリットやデメリットは?
- フリーランス映像クリエイターになるには?未経験でもなれる?
- フリーランス映像クリエイターの年収相場は?
- フリーランス映像クリエイターの仕事の取り方は?
- フリーランス映像クリエイターに必要なスキルは?
- まとめ
フリーランスの映像クリエイターになるメリットやデメリットは?
まずは、フリーランス映像クリエイターになる上でのメリットやデメリットについて解説します。いずれも職種に関わらず言えることなので、参考にしてみてください。
メリット:働く時間や場所が自由!収入も上げやすい
フリーランス最大のメリットは、自由さです。働く場所や時間は自分で自由に決めることができます。
家族との時間を確保したい、自分の趣味や勉強のために時間を確保したいという場合でも、自分でスケジュールを柔軟に調整することが可能です。また、あえて高い家賃を支払って都心や会社近辺に住まなくても、地元や海外など好きな場所に住むことができます。
請ける案件は自分で選べるので、苦手なジャンルを避けたり、新しいジャンルに挑戦したりと映像制作の幅も広げやすいでしょう。さらに、フリーランスは案件を請け負った分だけ収入を増やすことができるので、年収を上げやすいのが魅力。
会社員であれば、どれだけたくさんの仕事を任されても、固定給に変わりはありません。もちろん残業代や昇給などはありますが、必ずしも労働量に比例するとは限らないですよね。その点フリーランスであれば、働いた分がそのまま収入になります。
デメリット:収入が不安定。何もかも自分でやらなければいけない
自由には責任がつきものです。何もかも自由であるからこそ、すべて自分の責任下において活動しなければいけません。仕事を取るのも、どうやって仕事を進めるのか考えるのも、すべて自分です。
仕事が取れなかったり、クライアントの期待に応えるような仕事ができずに契約を打ち切られたり、やる気が出ずさぼり続けて仕事がなくなったりしても、誰も助けてはくれません。
また、収入が不安定になりやすいのもデメリットです。案件によっては短期のものも少なくなかったり、長期契約予定だったもののプロジェクトが打ち切りになったりと、フリーランスの仕事には変化が多くあります。
仕事における自己管理はもちろん、税金の支払いや確定申告、日々の経理業務などもすべて自分で行わなければいけないため、自由さと引き換えに負担が大きい働き方ともいえるでしょう。
フリーランス映像クリエイターになるには?未経験でもなれる?
実務未経験でフリーランス映像クリエイターになるのは、あまりおすすめできません。フリーランス向けの案件では、実務経験が問われることが多い上、実務でしか身につけられないスキルも多いためです。
未経験でも映像制作のスキルがあればなれないことはありませんが、実績や経験をアピールできる幅が狭まってしまうため、仕事を取るのが難しくなってしまいます。まずは映像クリエイターとして企業に数年勤め、基本的な制作スキルや案件の進め方などを学んでからフリーランスに挑戦しましょう。
フリーランス映像クリエイターの年収相場は?
職種に限らず、フリーランスという働き方は、働く時間や受ける案件の数によって収入がかなりバラつきます。
案件をあまり請け負っていない、経験が少ないという人であれば200万円程度という人も少なくない反面、スキルが豊富で上手に案件をさばいている人だと、1000万円近く稼いでいる人もいるのが特徴です。
フリーランス映像クリエイターの年収については、以下の記事でも詳しく解説しています。気になる方は参考にしてみてください。
関連記事:フリーランス映像クリエイターの年収は?収入を増やすコツも解説!
フリーランス映像クリエイターの仕事の取り方は?
次に、フリーランス映像クリエイターにおすすめな仕事の取り方について解説します。
クラウドソーシングで仕事を探す
最も手軽ともいえるのが、クラウドソーシングで仕事を探す方法です。有名なものだと、クラウドワークスやランサーズなどが挙げられます。
クラウドソーシングのメリットは、登録をするだけで手軽に自分で好きな条件をかけて仕事が検索できること。法人だけでなく個人でも仕事を募集している人が多いため、案件数がかなりたくさんあるのもメリットです。
一方、仕事の単価が低い傾向にあるのはデメリット。もともとの単価が低い上、手数料が20%程度引かれてしまうため、場合によっては手取り額がお小遣い程度にしかならない案件も少なくありません。
人脈をたどる
フリーランスとして独立したあと、まずはじめに試してほしいのが、人脈をたどることです。前職の同僚や先輩後輩、友人知人に独立したことを伝え、映像関係の仕事がないかどうか聞いてみましょう。
知り合い経由であれば、条件の交渉や仕事内容のヒヤリングが比較的やりやすく、不安要素が少なくすむのがメリットです。一緒に働いたことのある人からの紹介であれば、自分のスキルや特技などを理解してもらえているため、より自分にマッチした案件を紹介してもらえる可能性も高まります。
フリーランスエージェントを利用する
最もコスパのいい方法だと言えるのが、フリーランスエージェントの利用です。フリーランスエージェントとは、クライアントとの間に入ってさまざまな案件を紹介してくれる人材サービスのこと。
登録をして面談すれば、自分の希望や条件に合った案件を豊富に紹介してくれます。なかには一般では公開されていないレアな案件も紹介してもらえる上、比較的どの案件も高単価なものが多いのがメリットです。
クライアントとエージェント間でしっかりと契約がなされているため、金銭トラブルなどに発展しづらいのも安心。万が一何かしらのトラブルに陥った場合や、困ったことが起きた場合には、相談にのってくれるほか、状況に応じてクライアントと直接やり取りを行ってくれます。
サポートをしてくれるエージェントがいるため、特にフリーランスデビューしたての人にはおすすめの方法です。サービス利用は無料ですので、まずは登録だけでもしておくとよいでしょう。
フリーランス映像クリエイターに必要なスキルは?
最後に、フリーランス映像クリエイターとして活躍するために欠かせないスキルについて解説します。
映像制作に関するスキル
もちろん、基本的な映像制作スキルはマストです。動画を編集するスキルや、ソフトを使いこなすスキル、映像の撮影スキルや音響スキルを身につけておきましょう。
一般的には、大学や専門学校で最低限の知識やスキルを身につけた上で、企業で実践をつんでいくことがほとんど。もちろん自己研鑽も必要です。
映像に関する技術は日々進化しています。常に新しい技術を追い続けることも重要だといえます。
コミュニケーションスキル
フリーランスでなくてもコミュニケーションスキルは必要ですが、フリーランスとして活動するのであれば一層高いレベルで必要です。
フリーランスであれば、クライアントに交渉するときや、要望を的確に聞き出すときはもちろん、常にクライアントの様子をうかがいながらコミュニケーションを取らなければいけません。
適切なコミュニケーションが取れずにクライアントを怒らせたり、使えない人だと思われたりすると、それだけで仕事を打ち切られる可能性があります。サラリーマンであれば会社のイメージダウンにつながって終わりですが、フリーランスの場合は直接自分自身の評判を下げることに。
相手を不快にさせないビジネスコミュニケーションはもちろん、案件を円滑に進めることができるコミュニケーションスキルを身につけておきましょう。
自己管理能力や高い自律心
冒頭でも触れましたが、フリーランスは、すべて自分の責任下において生きていかなければならないという厳しい世界です。
体調を崩して働けない日は収入がゼロになりますし、やる気がなくてさぼっていても誰も鼓舞してはくれません。また、なにかトラブルや問題、失敗が起きたときに誰かのせいにばかりしていては、いつか仕事がゼロになってしまいます。
高い自律心を持ち、自己管理を徹底して効率よく仕事を行い、社会人として適切な言動ができなければフリーランスとして活動していくことはできません。
フリーランスとして生きていくために最も重要なことと言っても過言ではないので、必ず磨いておきましょう。
映像ディレクターとしてのディレクションスキル
できれば、映像ディレクターとして制作現場をディレクションできるスキルも身につけておいてください。制作ができることに加え、ディレクションができるとさらに報酬が高くなる傾向にあるためです。
特に最近の傾向として、なにか特定のスキルにだけ長けている人よりも、幅広くさまざまな役割をこなせる人材が求められています。中でもディレクションスキルは、どこにいっても重宝されるものです。映像クリエイターとして制作ができる上に、現場も牽引していけるとなると、とても基調な人材になることができます。
フリーランスとして活動する上では、いかに幅広く仕事が取れるかが重要です。ディレクションスキルがあれば案件の幅が一層広がるので、ぜひ学んでおいてください。
まとめ
フリーランスとして働くのは、決して楽な道のりではありませんが、自己管理を徹底してうまく仕事を取ることができれば、自由なことが増えてとても魅力的な働き方です。フリーランス映像クリエイターを目指している人は、ぜひ本記事を参考に検討してみてくださいね。
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