フリーランスは稼げない?稼げる人材になるために意識すること

フリーランスは稼げない?稼げる人材になるために意識すること

近年「フリーランス」という働き方が注目されていますが、稼げないというイメージを持っている方も多いことでしょう。この記事では、フリーランスは本当に稼げないのか、フリーランスとして稼ぐために何を意識すればよいのか、解説していきます。

目次

フリーランスは稼げない?

フリーランスとは、特定の企業・団体に所属せず、個人で仕事を請け負う人のことです。好きな時間に好きな場所で働けるなど、自由な働き方が注目されています。一方で、フリーランスは会社員に比べて収入が不安定なイメージも強いです。

内閣官房日本経済再生総合事務局が令和2年5月に発表した「フリーランス実態調査結果」によると、主たる生計者が本業としてフリーランスの仕事を行う場合、年収は、200万円以上300万円未満の割合が最も多くなっていました(19%)。200万円未満は全体の32%を占めています。年収を200万円と仮定すると、月収は約16万6000円です。同調査によると、収入について満足しているフリーランスは40%以下でした。

フリーランスの仕事は出来高制であることが多く、会社への貢献度は正社員の新人よりも高いことが多いです。しかし、上の調査結果を見たところ、新人よりも安い報酬で働いているフリーランスが多く存在することが分かります。「フリーランスは稼げない」というイメージは、ある程度正しいと言えるでしょう。

フリーランスが稼げないと言われるのはなぜ?

稼げないフリーランスには大きく2点の問題点があります。一つはそもそも稼ぎにくい職種であることです。例えばイラストレーターやライターなどのクリエイティブ職は比較的単価が低く、稼ぎにくい職種と言えます。

もうひとつはスキルが低いことです。フリーランスは会社員と違い、スキルや実績に応じて単価が決まるもの。スキルが低ければ単価が低くなるのも当然のことです。

大きく2点の問題を取り上げましたが、最も重要なことはフリーランスとして通用するスキルを持っているかどうか。実力が色濃く報酬に反映されるフリーランス市場では、会社員時代よりスキルや経験はシビアに考える必要があります。

上記のことから注意しておきたいのは、フリーランスだから稼げないのではなく、実力のないフリーランスは稼げないということです。

フリーランスとして稼ぐために意識すること

フリーランスとして稼ぐためにはスキルと実績をつけることが最も大切。スキルや実績は学習することはもちろん、仕事の経験を積むことでしか得られません。しかし、それ以外にもできることはいくつかあります。ここでは、フリーランスとして稼ぐために意識するべきことを紹介します。

スキルを掛け合わせて違う価値を提供する

稼げるフリーランスになるために大切なのは、スキルの希少価値です。文章が書けるからライター、絵が描けるからイラストレーターといったやり方では、すでに多くのフリーランス人材がいるため、なかなか単価は上がっていきません。他の人には提供できない、しづらい価値を自分のスキルに付与していくことが大切です

例えば、ただのライターではなく「メイク専門の美容系ライター」としてアピールすることで、美容系・メイクアップ系記事の依頼が舞い込むようになるでしょう。資格を持っていたり、SNSでフォロワーを集めていたりすれば、さらに箔がつきます。

稼げるようになるまでの道筋を考える

ただ漠然と案件をこなすのではなく、一定の稼ぎを得るための道筋を考えましょう。まず、「Webデザイン×美容の分野に特化したWebデザイナーになる」など、最終目標を設定します。そこから逆算して、美容系の資格を取る・美容系の案件を請け負う・自分で美容系のSNSを運用するなどして付加価値をつけていきましょう。

スキルや経験もそうですが、一朝一夕でどうにかなるものではありません。しっかりと稼ぐまでの道筋を立て、今何をすればよいのか考え、着実に積み重ねていくようにしましょう。

自分の価値を下げすぎない

下請けのフリーランスはクライアントから提示された報酬額を受け入れるしかありませんが、自分のブランドを確立したフリーランスは価格の決定権を持ちます。その際、自分の価値を下げすぎないように注意してください

「安くてもいいから仕事が欲しい」という人もいると思いますが、それではフリーランスとして稼ぐことはできません。自分の価値を高めながら、単価を上げて収入を増やすことが大切です。

下請けのフリーランスでも、案件の価格が「見積もり・交渉」となっている場合は、仕事の価値に見合った金額を提示するように心がけましょう。

フリーランスの単価交渉について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:フリーランスが単価交渉するときのコツを解説!メールでの相談方法も!

フロー収入とストック収入を得る

案件を請け負って稼ぐことがメインのフリーランスですが、フロー収入とストック収入の両方を得ておくとよいでしょう。フロー収入とは、仕事に対して支払われる報酬のことです。例えば記事を1本書いて3000円貰えるならば、それがフロー収入になります。一方ストック収入は不労所得に近いもので、アフィリエイト収入などがそれに当たります。

フリーランスは会社員よりも収入が不安定になりがちなので、働いた分だけ確実に貰えるフロー収入と、万が一働けなくなっても継続的に得られるストック収入を、両方確保しておくことが大切です。ストック収入を得るための活動が本業に活きてくることもあるので、積極的にできることを試してみるとよいでしょう。

フリーランス向けのエージェントサービスがおすすめ

フリーランスとして自分自身のブランディングをしていくことは必要ですが、実際に案件を獲得し、実績を積んでいくには時間がかかります。そこで活用したいのが、フリーランス向けのエージェントサービスです。

フリーランスエージェントは、自ら営業をかけなくても高単価な案件を紹介してくれるほか、単価交渉などを代行してくれるため、ストレスなく仕事を探すことができます。もちろん一定以上のスキルがなければ、いい案件には巡り合えませんが、個人で探すよりも手っ取り早いのがメリットです。

エージェントを利用して案件をこなしつつ、個人でも活動するというかたちにすればリスクヘッジが可能。安定した収入を得ながら、自分の価値を高められるため、今稼げなくて困っているという方は相談してみるとよいでしょう。

フリーランスが案件・仕事を探す方法については、以下の記事でも解説しています。営業方法に困っている方は確認してみてください。

関連記事:フリーランスは営業が必要?上手に仕事を得るためのコツを解説!

まとめ

近年、働き方改革によりフリーランス市場は拡大しており、クラウドソーシングなどのフリーランス向けサービスも多数登場してきました。案件数が多く、単価が高い職種もあるため、「フリーランスは稼げない」と言い切ることはできません。ブランディングや日々の研鑽を怠らず、市場価値の高い人材を目指しましょう。

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