クラウドソーシングで稼げない原因とは?稼ぐためのステップも解説

クラウドソーシングで稼げない原因とは?稼ぐためのステップも解説

クラウドソーシングは誰でも簡単に仕事を受発注できる画期的なサービスですが、「実際は全く稼げない」という声も多く聞こえてきます。この記事では、「クラウドソーシングは稼げないのか?」という疑問にお答えすべく、クラウドソーシングで稼げない理由と、稼ぐためにやるべきことについて解説します。

目次

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとは、オンライン上で仕事の受発注を行えるサービスです。在宅ワークや副業の人気が高まるにつれて、登録者数・案件数も増えています。国内では「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのサイトが有名です。

クラウドソーシングの仕組み


クラウドソーシングは仕事を進めるためのプラットフォームであり、発注者と受注者の仲介の場。電話や直接の営業をする必要がないため、気軽に仕事を始められるというのがメリットです。報酬もクラウドソーシングを介して支払われるため、個人で直接やり取りをするのに比べて安心感があります。

クラウドソーシングで仕事を始めるには

仕事を始める際は、受注者のアカウントにオファーやスカウトが来る場合と、受注者が案件に応募する場合があります。オファーが来るのは実績や経験を持つプロである場合が多く、初心者やアマチュアは応募という形をとるのが通常です。応募型の場合は「タスク」「コンペ」「プロジェクト」という三つの方式があります

タスクは、発注者から承認されれば仕事を請け負えるもので、コンペは一つの募集に対して多くの人が案を出し、優秀な作品のみが報酬を貰えるものです。プロジェクト方式は比較的高価な案件が多く、提案(自己アピール)をして採用されれば契約が成立し、業務が始まります。

なぜクラウドソーシングは稼げないと言われるのか

クラウドソーシングでは月何十万と稼いでいる人もいますが、1万円すら稼げないという声も多く聞かれます。ここでは、クラウドソーシングで稼げない理由について解説します。

全体的に案件の単価が低い

「初心者でも気軽に利用できる」というのはクラウドソーシングの大きなメリットですが、その分案件の単価が素人向けの安さになっています。特に初心者が参加できる「タスク」の案件は、一つひとつが破格の安さで、数百件こなさなければお小遣いにもならないものが多いです。タスクの仕事は簡単なものが多いとはいえ、数をこなすにはそれなりの手間や時間がかかります。

また、クラウドソーシングは利用者数が多く、安い案件でも取得する人が絶えません。発注者側が単価を上げなくても仕事をこなしてくれる人がたくさんいるため、稼げない案件が多くあるのだと推測できます。

単価が低いのは下請けの下請け案件が多いことなどが問題のひとつ。例えば、ライティング代行会社が企業から記事制作の依頼を受け、それらをクラウドソーシングのライターに発注するといった流れがよくあります。仲介を挟んでいる分マージンが取られるので、最終的にライターが受け取れる金額は少なくなるのは当然のことです。

また最低賃金が800円台の地域もあれば、1000円を超える地域もあり、同じ時給1000円の案件でも捉え方は大きく異なります。地方に住んでいる人にとっては稼げるかもしれませんが、首都圏に住む人にとっては全く稼げないということも起きていると言えるでしょう。

他のクラウドワーカーに案件を取られてしまう

クラウドソーシングの「簡単に受注・応募ができる」というメリットは、全ての利用者に当てはまります。すなわち、条件のよい案件には応募が殺到し、自分よりスキルのあるクラウドワーカーに取られてしまう可能性が高いのです。特にスキルが浅い内はコスパのよい案件を獲得するのが難しいでしょう。

難易度が低く単価が高めの案件は競合者に取られてしまい、初心者に残されるのは激安単価の案件のみ。このような状況がよく発生しているため、クラウドソーシングは稼げないと言われるのです。

報酬から手数料が引かれる

クラウドソーシングサイトは発注者と受注者の仲介を行っているため、手数料を設定しています。サイトによっても異なりますが、報酬額の15~20%を手数料として差し引くところが多いです。多くの場合、受け取る報酬額にしたがって徴収される割合も変わります。

発注者側が市場の適正価格で案件を出していても、受注者が得られる金額はその80%程度。このような状況を考えると、「思っていたよりも稼げない」と感じる人が多いでしょう。発注者側にも予算がありますから、受注者が適正価格を受け取れるような料金設定にするのは簡単ではありません。

クラウドソーシングで稼ぐためのステップ

そんな「稼ぎにくい」クラウドソーシングで一定の収入を得るには、どうしたらよいのでしょうか。ここではクラウドソーシングで稼ぐために踏むべきステップを紹介します。

プロフィールを充実させる

意外と見落としがちなのがプロフィール。顔も経歴も分からない相手に仕事を依頼するのは不安ですから、まずはプロフィールを充実させましょう。プロフィールがしっかりと書いてあるだけでも信頼感はぐっと増しますよ。

プロフィールには今までの経歴(業務経験)や実績、趣味、特技、得意ジャンルに加え、稼働日数や稼働時間帯まで詳しく記載してください。プロフィール写真にはできる限り本人写真を使用し、どうしても顔を出したくない場合は似顔絵などを用意しましょう。また、信頼感を高めるため、本人確認・機密保持事項への同意・電話確認などの認証をクリアすることも必要です。

簡単な案件で評価・実績を積む

プロフィールができたら、簡単な案件をこなして評価・実績を積みましょう。評価や実績のない状態では発注者に信頼してもらえず、高単価の案件を取るのは難しいです。逆に多くの高評価を得ておけば、仕事の質や納期を守れる人材であることをアピールすることができます。特に高単価なプロジェクト方式の案件で採用されたい方は、プロフィールに加えて評価・実績を積むのがおすすめです。

評価を積むには、難易度の低いタスク案件に取り組むのがよいでしょう。簡単な案件であれば質や納期が守りやすく、楽に高評価を得ることができます。単価は低く、稼ぎにくいものも多いですが、高単価案件の下積みと思って耐えることも必要です。

また簡単なタスクをこなしながらスキルアップも同時に行ってください。クラウドソーシング上での評価や実績は表面的なもの。依頼された案件を遂行できる知識やスキルが最も重要です。

高単価の案件に応募する

評価や実績が積みあがってきたら、高単価の案件に応募しましょう。クラウドソーシング上での評価が高ければ、信頼を得やすいため、自分のスキル経験を適正に評価してもらえます。

ロゴデザインなどのコンペであれば、そのデザインの良し悪しで決まりますが、プロジェクト方式であれば簡単な提案文を送り、採用されてから仕事が始まります。提案時のメッセージも丁寧な文面を心がけるようにしましょう

発注者側が指定している「応募時に記載いただきたいこと」への回答がなかったり、金額を間違えていたり、募集文をよく読んでいないクラウドワーカーも多くいます。その時点で一緒に仕事をするのが難しいと足切りされてしまう可能性もあるので、募集文をよく読み丁寧なメッセージを心がけてください。

受注後も納期を守る、即レスを心がける、丁寧な言葉遣いにするなど細やかな配慮が必要です。アウトプットの質と同じくらい日々のコミュニケーションを大事にするクライアントも多くいるので、継続して発注してもらえるような努力をしましょう。

採用されるためのポイント

どんなに高度なスキルの持ち主であっても、採用されなければ稼ぐことはできません。ここでは高単価の案件に採用されるためのポイントを紹介します。

差をつける提案を行う

提案とは、案件において、どの受注者を採用するかの選考基準となるものです。主に自分の名前や肩書、案件に対する理解・要約、自己アピール、実績、稼働可能時間などを記載します。「誠実に頑張ります」「何でもやります」といった漠然とした意気込みではなく、具体的で有意義な内容を盛り込むことが必要です。

提案では、他者との差別化がポイントになります。発注先の視点に立ち、「誰にオファーするか?」と迷ったときの判断材料を与えるイメージで考えましょう。「受注した際にはこのような対応をしますので、発注先にメリットがあります」「私にはこのような経験があるため、こういうことができます」のように、自分ならではのアピールがされているとよいです。

また、募集内容について理解内容などを提案に盛り込むとよいでしょう。採用してから解釈の違いに気づくと、発注者・受注者ともに不利益が生じるためです。募集内容を要約し、求められている仕事に対応できる旨を、根拠をもって主張しましょう。

できるだけ早く提案する

案件が発注されてから、可能な限り早く提案することが大切です。なぜなら、発注者は早く提案した人から順に検討し、良い人材が見つかった時点で募集を打ち切ってしまうことがあるからです。気になる案件には、できるだけ迷わず提案を行いましょう。一度経験してみて自分に合わないジャンルだと判断した場合は、次回から応募しなければよいのです。

提案にもそれなりの時間がかかりますので、早く応募するには素早く案件を選ぶ必要があります。案件選びに迷った際は、募集人数が多いものを優先して応募するとよいでしょう。単純に採用確率が上がります。また、自分のキャパシティーに余裕があれば、一度に複数の案件に提案しても大丈夫です。

フリーランスエージェントを利用するのも手

クラウドソーシングをうまく活用することができれば、それだけで生計を立てていくこともできます。しかしクラウドソーシングサービス内で実績や評価を蓄積したり、好条件の案件を探したりするのは根気のいる作業です。

案件を請けられるだけのスキルはあるが、クラウドソーシングでは適正価格で仕事を請けられないと感じている方はフリーランスエージェントを利用してみてください。フリーランスエージェントとは、企業との間に入って案件の提案をしてくれる人のこと。

大手企業など個人では請けられない高単価な案件を多数保有しているため、自分の希望条件にあった案件に参画することが可能。条件や単価の交渉などもエージェントが代行してくれるため、営業の負担がほとんどなくなります。サービスは無料で利用ができるので、少しでも興味がある場合は相談してみるのをおすすめします。

まとめ

クラウドソーシングは確かに、初心者には稼ぎにくいシステムです。しかしその原因の一つとして、諦めの早さが挙げられます。今回紹介したステップを踏み、評価とスキルを積んで高単価の案件を取るまでには、2ヶ月以上かかる人もいるでしょう。クラウドソーシングで稼ぎたい方は、根気よく努力を続けてみてください。

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