ポートフォリオの表紙デザインや作り方は？名前は入れるべき？

学生の就職活動はもちろん、転職活動においてもポートフォリオの提出が求められるシーンはたくさんあります。ポートフォリオをあまり作ったことがない人にとっては、そもそも表紙をどんなデザインにすればいいのかわからないという人が多いはず。

本記事では、ポートフォリオの表紙を効果的にするために意識したいポイントや、表紙の役割などについて解説します。

目次

• ポートフォリオの表紙にはどんな役割やメリットがある？
• ポートフォリオの表紙に入れる内容は？名前は書く？
• ポートフォリオの表紙を作る上で意識したいポイントや作り方
• まとめ

ポートフォリオの表紙にはどんな役割やメリットがある？

ポートフォリオの表紙は、採用担当者が1番はじめに目にする部分です。第一印象を決める場所と言えるので、最も重要な箇所と言っても過言ではありません。

表紙を魅力的なものにすることで、「もっとこの人のポートフォリオをじっくり見てみたい」と強い興味をひくことができるのがメリットです。

表紙がイマイチだと、手にとった時点で「何も表現できていないポートフォリオだな」「全然個性が伝わってこないポートフォリオだな」「なんだか雑なポートフォリオだな」と思われ、会社によってはそれだけで不採用にされてしまうこともあります。

表紙は合否を左右する重要な要素と言えるので、しっかりと作り込むようにしましょう。

ポートフォリオの表紙に入れる内容は？名前は書く？

ポートフォリオの表紙には、名前とタイトルを入れましょう。

タイトルは「PORTFOLIO」と英語で記載している人が多いですが、テイストにあわせてどのような表記にするか決めてください。

名前を入れることで、採用担当者があとから見返してもすぐに誰のものかわかるというメリットがあります。名前は日本語でも英語表記でも、デザインに合うものをセレクトしてください。名前とあわせて「Web designer」「Illustrator」など職種名を入れてもいいでしょう。

ポートフォリオの表紙を作る上で意識したいポイントや作り方

ここからは、ポートフォリオの表紙を作る上で重要なポイントや、作り方のコツについて解説します。

表紙のコンセプトを決める

まずは表紙のコンセプトを決めましょう。ただ単におしゃれなものを作るのではなく、表紙でどんなことを表現したいのかなど、コンセプトを決めるとより伝わりやすいものになります。

コンセプト案の例は、以下のようなものを参考にしてみてください。

・自分の写真を載せて人柄や自分自身をアピール
・自分で描いたキャラクターを載せてイラスト力をアピール
・目につくビビットカラーを全面に使って目立たせる
・希望する職種や仕事内容がひとめでわかるデザインにする
・最も自信のある作品を載せる

上記のように、どんな手段で何をアピールするかのコンセプトをまずは決めましょう。迷ったらほかの人のポートフォリオを見てインスピレーションを受けるのもおすすめです。

印象に残る表紙にする

何かしらのポイントで印象に残る表紙にすることを意識してみましょう。派手であればよいというわけではなく、何かが採用担当者の心に響いたり、インパクトを与えられたりすることが重要です。

ただ単に派手なだけでも確かに目にはつきますが、反対に悪い印象を残しかねないので、派手かどうかで勝負するのはやめましょう。

印象に残るものというと抽象的で難しいポイントですが、自分が最も自信のあるスキルを駆使して表現することを意識してみてください。ユニークなイラスト、シンプルだからこそ記憶に残りやすいデザインなど、自分がうまく表現できそうなものは何かじっくり考えてみることが大切です。

いくつかパターンを考えてみて、まわりの人にどれが印象に残りやすいか意見を聞いてもいいでしょう。

中身にあった表紙にする

ポートフォリオの表紙に力を入れすぎたあまり、中身の内容やテイストからかけ離れたものにならないよう注意してください。

ポートフォリオは、表紙も中身も含めてひとつの作品です。表紙と中身とでテイストやコンセプトが異なってしまうと、まとまりのない作品を作る人、表現力がない人と見なされかねません。

まずはポートフォリオ全体のコンセプトやおおまかな構成を考えたあとで表紙を考えると、大きな乖離が生まれにくくなります。

ちょっとした一工夫を入れるのも手

表紙の紙質を変えたり特殊加工を施したりして一工夫入れてみるのもおすすめです。ネット印刷を注文するだけで簡単にできるので、まわりとより一層差をつけてアピールしたいという人は検討してみてください。

ふつうの紙から光沢紙、マット紙などに変えてみるだけでも、ガラッと印象は変わります。美しい写真で魅せたい場合には、光沢紙だとより映えるでしょう。上品な印象でまとめたい場合や、やわらかい雰囲気のテイストにしたい場合には、マット紙がおすすめ。

金箔や銀箔を箔押ししたり、何かの形に穴を開けてもおしゃれです。タイトルや名前の部分に箔押しがされていると、ゴージャスな印象が演出できます。

ほかにも印刷会社によってさまざまなオプションや印刷方法が用意されているので、気になる人は調べてみてください。

まとめ

人の第一印象がその後の印象をずっと左右し続けるのと同様に、ポートフォリオで最も早く目にする表紙は非常に重要な要素です。表紙を見て興味を持ってもらい、この人に会いたいと思ってもらえるようなポートフォリオ作りを意識してみてくださいね。