映像クリエイターに将来性はある？需要のある人材として生き残るにはどうすればいい？

近年ますます需要が伸びている動画や映像の世界。特に2020年以降の​​コロナ禍の影響で、自宅でYoutubeや映画、アニメなどを見る需要が大幅に伸びています。需要が伸びたからこそ、誰にでも映像が簡単に作れる便利なツールが次々に登場し、プロの映像クリエイターにとっては脅威とも言える環境になりました。

映像クリエイターとして働く人の中には、今後の将来性や需要がどうなっていくのか不安に感じている人も多いはず。本記事では、映像クリエイターの将来性や需要、今後も活躍し続けるための方法などについて解説します。

目次

• 映像クリエイターの将来性があると言える理由は？
• 映像クリエイターの将来性が不安になる要素は何？
• 今後も需要のある映像クリエイターであり続けるためには？
• 映像クリエイターに新たな活躍の場はある？
• まとめ

映像クリエイターの将来性があると言える理由は？

最近では、SNSを通した動画配信や広告、Youtube動画、有料動画配信サービスなど、あらゆる映像コンテンツが発展しています。映像業界そのものに今後も需要があると言える状況です。

Facebook上での1日あたりの動画視聴回数が1億時間以上にものぼっていたり、有料動画配信サービスが2019年以降2年連続で4ポイント以上も利用率が伸びていたりと、どのコンテンツにおいても飛躍的に伸びていることがわかります。

これまではテレビやアニメなどの映像を制作することが多かった映像クリエイターでも、WebサイトやSNS、有料動画、YouTubeなどで需要のある動画を作成することが多くなったという人もいるはず。

特に動画広告の成長率は著しく、今後も伸びていくことが予想されています。また、5Gの普及により、これまでより高速でインターネット利用ができるようになることも追い風です。時代の変化により仕事の内容には変化が生じているものの、映像コンテンツは今後も成長が期待できると言えるでしょう。

映像クリエイターの将来性が不安になる要素は何？

映像業界が先述のとおり発展しているからこそ、映像クリエイターの将来性に不安を感じてしまう側面もあります。映像がより人々にとって身近なものになったことや、技術が発展したことにより、今では誰でも簡単に映像を制作することができるようになりました。

特別な知識や、専門的な機材やツールを使わなくても、自宅でパソコンやスマートフォンさえあれば誰でも簡単に映像が作成できる時代です。現に、いまでは数え切れないほどの人がYouTubeやSNSを通して動画を配信しています。

また、企業がプロモーション活動の一貫として動画を使いたいと思ったとき、特別高いコストを費やなくても簡単に安くで作れてしまうのが現実です。そのことから、映像クリエイターへの仕事の依頼が減少しているという事実もあります。

今後も需要のある映像クリエイターであり続けるためには？

飛躍的に伸び続けている映像において、今後も需要のある人材であり続けるにはどうすればよいのでしょうか。

プラスαのスキルを身につける

どんどん進化を続ける映像業界においては、映像制作のスキルがあるだけでは生き残ることができません。映像制作のスキルにプラスして、役立つスキルをさまざま身につけておくことが重要です。

例えば、制作現場を牽引できるディレクションスキルや、ユーザーニーズを的確にキャッチするためのマーケティングスキルを身につけておくと、職位としてもよりレベルの高いものになることができます。

ほかにも、音響に関する知識、デザインスキルなども身につけておくと便利です。映像を作る上では、音やデザインの構成も欠かせない要素です。せっかくクオリティの高い映像を作り上げても、音が台無しにしてしまうことが少なくありません。デザインの構成を変えればより一層ユーザーに伝わるものになることもよくあります。

常に最新の技術やトレンドを追い続ける

映像業界は、常に目まぐるしく技術やトレンドが変化し続けています。次々と新しい技術が登場するため、いつまでも古い技術を使っていては需要がどんどん減少してしまうことに。

常に新しい技術を追い続けるのはとても大変ですが、どの職種においても成長し続けることは重要です。

最近であればVRやAR、MRなどの映像需要がどんどん上がり、もはやエンタメだけでなく医療や福祉においても使われるようになっているほど。技術の進化に伴い、映像を取り巻く環境も変化し続けているので、置いていかれないようにアンテナを張り続けることが重要です。

映像クリエイターに新たな活躍の場はある？

最後に、時代の進化とともに広がった映像クリエイターの新たな活躍の場について解説します。前項でも少し触れた医療や福祉の業界において映像ニーズが高まっているほか、アミューズメントパークなどでも映像を利用したものが増えている傾向に。

医療現場においては、VR映像として映し出された道を歩くことでリハビリ訓練をしたり、VR映像で手術の練習をしたりと、多くの用途で映像が活躍しています。また、アミューズメントパークでは、VRメガネを装着して楽しむアトラクションをよく見かけるようになりました。

ほかにも、大学の研究で使われたり、不動産業界での物件内覧で使われたりと、もはや映像クリエイターの活躍の場は限りがないほどです。

これまでエンタメ性が強かった映像業界ですが、今後は業界に限りなく映像が求められるため、さまざまなスキルを身につけて活躍の幅を広げていくといいでしょう。

まとめ

将来性がないどころか、活躍の幅に限度がなくなりつつある映像クリエイター。エンタメ以外に活躍できる幅が増えたことで、より一層選択肢が増えたとも言えます。自分に合った道を見つけて、活躍できる映像クリエイターで居続ける努力をすることが重要と言えるでしょう。