ゲームディレクターの平均年収は？年収を上げる方法についても解説！

ゲーム制作における現場のリーダー、ゲームディレクター。制作現場にいる人の中には、いつかディレクター職につきたいと思っている人も多いはず。年収も大きく上げることができると言われますが、実際の平均年収がどのくらいなのか気になるところですよね。本記事では、ゲームディレクターの平均年収や、年収を上げる方法などについて解説します。

目次

• ゲームディレクターとは？ゲームプロデューサーとの違いは？
• ゲームディレクターになるには？
• ゲームディレクターの平均年収は？
• ゲームディレクターが年収を上げるには？
• まとめ

ゲームディレクターとは？ゲームプロデューサーとの違いは？

ゲームディレクターとは、ゲームを制作する現場における責任者のことです。クライアントやプロデューサーと打ち合わせを行って企画したり、エンジニアやデザイナーなどの制作メンバーの進行管理を行ったりします。

制作現場におけるすべての物事に責任を持つポジションであり、スケジュール管理・タスク管理・メンバー管理・予算管理と、あらゆる事柄の管理を行わなければいけません。

また、責任者とは言え、泥臭い仕事もたくさんあるのが特徴です。制作現場において人手が足りなかったり、スケジュールが遅れていたりすれば、自らが入って制作を行うこともあります。総監督のようなポジションだからこそ、細かい仕事から大きな決断までやらなければいけない、言わば何でも屋さんです。

ゲームプロデューサーと混同されることもありますが、ゲームプロデューサーはさらに上流工程を担います。事業そのものを統括することが多いため、ゲームディレクターよりもビジネスや経営の知識が必要。より一層難易度の高い職種と言えます。

ゲームディレクターになるには？

ゲームディレクターになるには、ゲーム制作現場での経験や知識がたくさん必要です。ほとんどの場合が、ゲームの制作会社や下請け会社でエンジニアやデザイナー、プランナーなどとして経験を積んでから、ディレクター職に上がります。

制作現場における総監督者なので、ある程度ゲーム制作における各職種の仕事内容やノウハウ、技術を持ち合わせていなければ務まりません。

特に資格などは必要ありませんが、多くの場合ゲーム系の専門学校などで最低限の知識やソフトの使い方などを学んでからゲーム業界に入り、ディレクターを目指します。

ゲームディレクターの平均年収は？

求人ボックスなどの人材サイトによると、ゲームディレクターの平均年収はおよそ500万円〜600万円程度と言われているようです。厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査からわかる全体の平均年収455万円と比較すると、やや高めであることがわかります。

先述のとおり、ディレクター職はある程度年数や経験を積まなければつけない職種なので、年収が高めに出るのだと考えてよいでしょう。

また、属する企業によっても年収は大きく異なります。例えば、大手ゲーム会社の任天堂などであれば、ゲームディレクターの年収は20代にして700万円を超えるケースも。あくまでも会社や年齢、スキルによって大きく異なるので、上記の数字は目安として捉えてください。

ゲームディレクターが年収を上げるには？

ここでは、ゲームディレクターが少しでも年収を上げるためにできることについて解説します。

より待遇のいい会社に転職する

前項でも触れた通り、属する会社によって年収は大きく異なります。今の会社よりも待遇のよいところを見つけ、転職するのが最も手軽な方法と言えるでしょう。

額面は同じであったとしても、福利厚生や手当がよければ結果的に得られる金額は増えます。住宅手当が月に数万円出る、残業代が1分単位でしっかり出る、休みがしっかり取れる、などの待遇が整っているだけで、得られる金額や時間換算したときの給料は大きく変わるのが特徴です。

一概には言い切れないものの、上場企業をはじめとした大手企業であればあるほど、待遇や人事制度が整っている傾向にあります。その分転職のハードルは上がることが多いですが、挑戦してみる価値はあるでしょう。

ゲームプロデューサーにキャリアアップする

前項でも少し触れた、ゲームディレクターの上流にあたるプロデューサーにキャリアアップするのもひとつの手です。ディレクターが現場の総監督者だとすると、プロデューサーはさらにその上の事業そのものを統括するポジション。

ビジネス戦略の立案から予算の確保、人員計画やコンセプト設計など、経営視点が求められます。より上流の工程を担当することになるので、とくにリーダーシップや戦略立案の力はWebディレクターよりも高く求められるのが特徴です。

年収も600万円以上が平均値になることが多く、さらに大手であれば1000万円を超えることも少なくありません。

フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立し、収入を大きく積み上げていくのもおすすめの方法です。会社員であれば、いくら残業をしても、いくらたくさんの仕事を任されても固定給は一定ですが、フリーランスは案件を請け負えば請け負っただけ収入を積み上げていくことができます。

フリーランス向け求人サイトでは、ゲームディレクションをエンジニアと協業して行った経験があり、ひとりで自走して制作現場を牽引していけるスキルがあれば、月額75万円の案件が見つかりました。これだけを引き受けても年収は900万円になります。

もちろん経験が一致すれば必ず受けられるわけではありませんが、マッチすればこういった案件を受けることも可能です。ほかにいくつか案件を並行して引き受けた場合は、さらに年収を積み上げることができます。

フリーランスは、自己管理が大変、税金の支払いなどを自分でやらなければいけないといったデメリットももちろんありますが、合う人にはとてもおすすめの働き方です。特にゲーム業界は残業時間が長いとも言われているので、働く時間が自由なフリーランスはとても魅力的。興味のある人は、ぜひ候補に入れてみてください。

フリーランスとして独立を考えている方は、まずフリーランスエージェントに相談してみましょう。どのような案件を請けることができるのか、どれくらいの単価が出るのかなどを知ることができます。サービス利用は無料で、一旦話を聞いてみたいというかたちでもOK。気になる方はぜひ登録してみてください。

まとめ

ゲームが好きでゲーム業界に入った人にとっては、いつかなってみたい職種のひとつであるゲームディレクター。自分が代表になってひとつのゲームを作り上げていくディレクターの仕事は、きっとやりがいがあるはずです。目指している人は、本記事を参考に検討してみてくださいね。