クリエイティブディレクターの年収相場は？収入を上げる方法も解説！

広告制作の現場を監督し、牽引していくクリエイティブディレクター。一般的に、業界ではCDと呼ばれています。ディレクターという名前がつく職種なので、ある程度スキルが必要になることは分かるものの、気になるのは実際の年収ですよね。本記事では、クリエイティブディレクターの年収や、年収を上げる方法について解説します。

目次

• クリエイティブディレクターとは？
• クリエイティブディレクターになるには？
• クリエイティブディレクターの年収相場は？
• クリエイティブディレクターが年収を上げるには？
• まとめ

クリエイティブディレクターとは？

クリエイティブディレクターとは、広告制作の現場を監督する責任者のことです。CDと言われたり、広告ディレクターと言われたりすることもあります。

広告代理店や広告制作会社、出版社などに在籍していることがほとんどで、現場のスケジュール管理・タスク管理・人員管理・予算管理と、現場のすべてにおいて指揮を執るポジションです。現場に下りてくる前には、クライアントとコンセプトの確認をしたり、企画を行ったりもします。

指揮を執ると言っても、実際には泥臭くて地道な仕事がたくさんあるのが特徴です。リソースが足りなければ自らが制作に入ることがあったり、細かいデータ集めや分析など一見誰にでもできそうな仕事が発生したり、メンバー間で起きたトラブルの仲介など直接ゲームに関係しないようなことがあったりと、花形と思えない仕事が実際にはたくさん発生します。

アートディレクターと混同されることもありますが、アートディレクターはあくまでも広告のビジュアル面にだけ責任範囲がある職種です。

クリエイティブディレクターになるには？

クリエイティブディレクターになるまでの道のりは、決して楽なものではありません。コピーライターやグラフィックデザイナー、アートディレクターなどから下積みを長年経てようやくなれることがほとんどです。

できれば1職種だけでなくあらゆる職種を経験しておいたほうがいいため、かなり長い年月をかけなければクリエイティブディレクターにはなれません。

また、クリエイティブディレクターには、広告制作の知識やスキルはもちろん、マネジメント力や企画力、予算管理能力など高いビジネススキルが必要です。それらを身につけるためにも長い時間がかかります。

クリエイティブディレクターの年収相場は？

求人ボックスなどの人材サイトによると、クリエイティブディレクターの年収相場は500万円前後です。厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査からわかる全体の平均年収455万円と比較すると、やや高めであることがわかります。

クリエイティブディレクターには長い経験年数や高いスキルが必要なので、平均的な年収が高い傾向にあると言えるでしょう。

ただし、経験年数やスキル、会社によっても大きく年収は異なるので、上記の数字はあくまでも目安として考えてください。例えば博報堂など大手広告代理店だと、クリエイティブディレクターの年収は1000万を超えることが少なくありません。

クリエイティブディレクターが年収を上げるには？

次に、クリエイティブディレクターが年収を上げる方法について解説します。

より待遇のいい会社に転職する

給料を上げる方法として最も一般的なのは、より待遇のいい会社に転職することです。企業によって平均的な年収や待遇は全く異なるので、うまくいけば数百万円ほど年収を上げることも可能に。

提示される額面が同じであっても、手当や制度が充実していれば実際に手にする額は大きく変わります。ボーナスの還元率がよかったり、住宅手当などの各種手当てが充実しているだけで、月給は同じでも年収に100万円単位で変化が出ることも多いのが特徴です。

残業代においても、しっかり1分単位で出るケースと、基本給にみなし残業代が含まれているケースとだと、最終的な手取り額に大きな差が出ます。このあたりも考慮しながら、より待遇のよい会社を探してみるといいですよ。

広告プロデューサーになる

クリエイティブディレクターの上流にあたり広告プロデューサーにキャリアアップするのも手です。クリエイティブディレクターが制作現場の総監督者だとすると、広告プロデューサーはさらにその上の事業を監督する人を指します。

クリエイティブディレクターと比較して、さらにビジネス的な視点や経営目線での判断能力、知識が必要とされる仕事です。また、より大きな組織を引っ張っていくため、リーダーシップや行動力、マネジメントスキルもさらに必要とされます。

難易度が高い仕事ではありますが、プロデューサーとしてのスキルはどこにいっても重宝されるので、ぜひ目指してみてほしい職種です。

フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立し、収入を積み上げて伸ばしていく方法もおすすめです。どれだけたくさんの仕事をしても固定給なサラリーマンとは異なり、フリーランスは案件を請け負えば請け負っただけ収入として積み上がっていくのがメリット。

働く時間や場所も自由で、受ける案件も自由です。すべて自分の責任下において仕事をしなければいけないことはフリーランスの大変なところですが、自己管理に自信がある人にはおすすめの働き方といえます。

フリーランス向けの案件例を見てみると、動画を含むクリエイティブ制作を牽引したことがある人でれば、月給55万円程度で請けられる案件がありました。これだけでも年収は660万円になりますが、フリーランスはいくつも案件を並行することができるので、さらに年収を積み上げることができます。

最近では、豊富な案件の中から最適な案件を紹介してくれるフリーランスエージェントもい増えています。これからフリーランスになるのを考えている方は一度相談してみるのがおすすめ。サービスは無料で利用できるので、少し話を聞いてみたいという方も気軽に登録することができますよ。

まとめ

広告制作の現場にいる人なら、ぜひ目指してほしいクリエイティブディレクター。ディレクター職で培える能力は、どんな会社にいってもどんな仕事においても重宝されるものです。本記事を参考に、ぜひ検討してみてくださいね。